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開発日記その6:SDGsアレルギーの克服

弊社で開発中の複合型プラットフォーム「MetaPeace」の開発日記をnoteマガジンにまとめています。ご興味を持ってくださる方はフォローをお願いします☺️

持続可能な開発目標(SDGs:Sustainable Development Goals)とは,<中略> 2030年までに持続可能でよりよい世界を目指す国際目標です。17のゴール・169のターゲットから構成され,地球上の「誰一人取り残さない(leave no one behind)」ことを誓っています。

外務省ホームページより

先日、とある海外企業のフォームを埋めていた際、一瞬ウッとなる質問があった。
「あなたの会社はSDGsの17目標のうち、どの目標の達成を目指していますか?」というものだ。

SDGsアレルギー

数年前、日本ではSDGsが大流行していた。街を歩けばSDGs、テレビを点ければSDGs、そしてレインボーカラーのバッジを付けているビジネスパーソンたち。

もちろんそこには、ESG投資とか企業の社会的責任とか、現代の企業経営に当たり前に求められるという事実が背景にあるのだが、逆張り思考の私は怒涛のSDGs責めにアレルギーを起こしてしまっていた。「なんでもSDGsって言えばいいってもんじゃないでしょう」みたいな。

SDGs自体はより良い未来のための行動指標として素晴らしいものであるはずなのに、「SDGsなんて言っているのは日本だけ」という意見も多く聞いた。なので、このタイミングで海外の企業に「SDGsへの取り組み」について質問をされるとは思っていなかった。

SDGs(持続可能な開発目標)

とはいえ、質問には答えなくてはいけないと言うことで、国連やユニセフのホームページにアクセスしてSDGsを再度勉強する事にした。企業向け、個人向け、子ども向け、様々な媒体に目を通し、自分の認識とのずれを訂正していく。
そこには、過去に私が一部の企業に対して感じた押し付けがましい謳い文句はなく、世界を取り巻くあらゆる社会問題がきれいに分割され、分かりやすく言語化されていた。

MetaPeaceの取り組みとの親和性

薄々気づいてはいたが、弊社が開発しているサービスとSDGsの親和性はものすごく高い。

そもそも動機が社会貢献なので当たり前なのだが、MetaPeaceの目指すものは「オンラインでの誹謗中傷やハラスメントをなくすための教育ツールを提供すること」だ。

その前提にはジェンダー平等があるし、質の高い教育を提供して、オンラインサービスをつくる責任・つかう責任を自覚し健全なコミュニケーションをとることで、すべての人が心身ともに健康であってほしい。ドンピシャだ。

人は、自分のためより誰かのために頑張った方が力が出るらしい。「地球を背負う責任」じゃないけど、自社の取り組みが社会全体を良くすることに繋がると思うとやる気が少しアップする。

ひとつの質問をきっかけに、アレルギー(と私が勝手に思っていたもの)が解消されたという話でした。

余談

余談①
Googleでは「SDGs」と入力すると「社会主義革新価値観(中国共産党が提唱するスローガン)」が候補に出てくる(苦笑)。

Wikipediaより
こっちはSDGs。似てるかな〜?

余談②
SDGsを調べていると、漫画「寄生獣」が頭をよぎる。
「…地球上の誰かがふと思ったのだ…生物(みんな)の未来を守らねばと…」「わたしは…仲間全体の未来の可能性のために努力している」
この作品が書かれたのは1988年だが、環境問題など、時代を先取りしているよなあと思う。

寄生獣(講談社・岩明均)

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