無敵のADHD。瞑想で無敵になる話。−3 悦びパワー。

前回は僕が実際にやってみてよかった瞑想方法をいくつかピックアップした。
つらつらと書いていて思ったが、これまで辛辣な状況を瞑想やドーラ作戦でなんとか乗り切るという描写が主で、なんとも笑うに困る内容が多い。
瞑想などの健康習慣で得た嬉しい副産物を述べていきたいと思う。

“悦感”でケーキがうまい。

瞑想の回でチラッと書いているが僕が勝手に作った造語“悦感”
「喜び」というよりもっと体感的なものなので「悦び」の文字を採用している。

瞑想を繰り返したり、ドーラ作戦を得て身の回りをシンプルにしていくことで
物事を体感する上で感度のキャパが増えた。
具体的にいうと、日頃、楽しい、嬉しいと思う頻度が増えた。
そういうポジティブな感情を受け止める余裕ができたという感じ。
さらには、そういったことをピックアップできるアンテナが伸びてきたという感じだ。

こうなってくると、箸が転がっても面白いみたいなもので
喫茶店なりケーキ屋でケーキやドルチェと飲み物を合わせるだけで究極的に幸せになってくる。
「甘い、うまい。」ではなくて
「あ〜、フランボワーズの香りぬけますわ〜
チョコの香り最高ですわ〜
紅茶の組み合わせ、最強ですわ〜

あー、ヘブンヘブン
悦だね、悦。」

こういった具合にゆるーーーく悦びを感じられる。
瞑想で得たマインドフルの感覚まで活きてくると
この多幸な“時間”にすら悦びを覚える。

「あ〜、こんな時間に私、優雅にケーキなんか嗜んじゃってますわよ。
ヘブンヘブン。」

このくらい何もしない時間に究極的に優雅な価値をつけることができる。
この際に発生するお金はカフェ代と交通費くらいなものだ
なんともコスパが高い話である。

優雅アンテナが育つ。

「そうか、優雅になろう。」
僕はADHDこじらせて鬱で倒れてから心に誓ったことだ。
優雅さの心がけとは、パリの貴族に学ぶことが多かった(著書:どんな日もエレガンス より)。
最終的には自分を保つために必要なものを精査してまとめ、自分を強くしていくというRPG的な話にはなるのだけど僕の場合はもう少し話が発展していて
子どもが河川敷で拾い集めた石を“宝物”として大切にコレクションする感覚に似ている。

話は若干逸れるが、僕はゴシックな服が好きだ。
ブランドを挙げようと思えばブログがいくつもかけてしまうほど好きだ。
けれど、ゴシックという広い括りでは、パンクロックな鋲がバチバチに付いてるもの、プリント生地にクロスやスカルが描いてあるものなど
個人的にはなんとも“コレジャナイ感”を感じるものも多い。

瞑想を通して、趣味趣向をじっくり考えてみると、僕にとって「ゴシックな服が好きだ。」とは「魔法使いみたいな服が好きだ。」
とも思えることに気づく。

シンプルな黒い生地ながら奇抜なシルエットの服であるとか。
科学者のような、ちょっと長めのコートが好きだなぁとか。
服に限らず、インテリアの好みもなんとなくわかってきて
それ以外のものは妥協するものと感じるようになり
無駄な買い物を避けるようになってきた。(服買わなすぎ問題も最近あるけど。)

このように、自分にとっての快適なものを集めるクセ。
好きなものを精査していく癖がつくと、シンプルなルールの中で
シンプルに必要なものだけが残っていく。
悩む時間が減る分他のことに集中できる恩恵はとても大きい。

現在進行形で、僕は河川敷の石を集め続けているけれど
それを進行し続けること自体もまた、楽しみとしてゆっくり構えられるようにはなったと思う。(まだまだ修行たりないけどね!)

今回はたった2つのことしか挙げなかった。
けれど、たったこの2つのことが優雅さと程よいポジティブさに直結している。
たったこれだけのシンプルなことで多幸感を得られるならそれに越したことはない。
瞑想パワーが明確になり始めたのはだいぶ最近の研究からだったりする。
そのうち本当に魔法だとか使えないものかと時折また瞑想を楽しんだりしている。


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