ADHDですけどなにか?海に行くが…

診察を終えて、診断書ももらって休職がスタートする。
ただ休むだけなのだけど、これがどうして難しい。
正確には“療養に専念する”が正しい期間だと思う。
ところがどっこい、我ながら振り返ると愚かだなぁとか、ADHD特性(?)を炸裂させて苦労したところが多々あるので残しておく。

休職が決まってからのこと。-傷病手当をもらう。

診断書を元に会社と相談。
診断書が出たその日の時点で本来は働いてはいけない。
諸々会社引き継ぎ等があったり、そもそも休職に対しての相談をせねばならないので出社することに。(この時点で引き継ぎという項目すらどうかと今は思う。)
まず会社には傷病手当の手続きをしてもらう。
この傷病手当、結果として会社員を継続した人なら、是非とも活用するべき制度だとは思う。
けれども、生命保険の加入が5年くらい難しくなるなどデメリットが多いので注意したい制度だったりする。
実際、僕は生命保険に加入をしていなかった。どうあがいてもカツカツな生活をしていたからだ。
死んだ後の保険なのだ、最小限最低限の見積もりでいいから検討してもいいように思う。
傷病手当を活用するにも、先に生命保険に入っておくなどの事前準備というか制度のデメリットを払拭する行動とか、事項の確認が必須なように思います。

が、しかし。僕にとって話は単純ではない。

僕、紙面処理ができない👼

そう、メンタルブレイクしてADHD特性暴走している僕にモノを書く元気なんぞありはしないのだ。
まず、説明書を読む元気がない。
生命保険の件もわかってても手が動かない。
結局、申請書類をもらってから1ヶ月弱の期間書類を放置する体たらく。

そこまで難しい手続きだっただろうか?
いえ、名前を書くだけです👼

頼れる人がいるなら、この段取りは
けつを叩いてもらうか代筆してもらうのが得策だと思います、ほんと。
こういう処理こそ迅速な方がいい。

薬を合わせる。

この過程が一番時間がかかる。
ADHDの緩和に繋がりつつ、やる気ホルモンが出る薬とやらをまず飲んでみることになった。(コンサータかな?)

初期はたった一錠なんだけど、吐き気とも違うなんか込み上げてくるものがあったりした。
次第に慣れてはくるのだけど、便秘になるだとか副作用が多々ある。
それを緩和する胃薬が出るけれど、一つ体に合わないのがあって
飲むたびにソワソワするものがあった。
演劇とかライブに全く集中できない、自分の姿勢に違和感を感じるだとか
兎にも角にも落ち着かなくて生活が楽しく無くなることが多々あった。
ここら辺は、医師との相談でひたすら自分に合う分量を探すことになる。

薬が慣れてくるほど量がえげつなく増えてくる。
ソワソワする副作用が嫌だとか、そこらへんの相談はず正直に伝えて調節した方がいい。
心療内科はカウンセリングではない。あくまで医療行為として適切な治療の一環として薬を提示してくれる。
増えることに不審がったり怖がる必要はないとは思うけど、個人的にはなるべく正確に人体実験するつもりで自己観察、記録して相談して無理のない投薬に専念するのがいいかなとは思った。

ちなみに後に薬が減っても最初バチバチにめまいがするとかも困ったりした。
あと、飲み忘れてもそうなるので、忘れるくらいなら枕元に置いとけと過去の自分に伝えたい。
1日1日が不安になるだろうけど、2〜3週間くらいの感覚でしか変動がないから焦ってはいけない。これはガチ。

海に出てみる。

休職が決まって長期休暇が決まった!
バケーション!ファッキン会社!グッバイ社畜生活!
正直心がホッとして浮かれた気持ちになる。
かねてより、音楽制作でやりたかった海の音を交えた作品を作りたかったので早速海の音を録音しにいく。

現在の自分的にはOKだったけど、この行動は絶対にオススメしない。
いや、楽しむことは否定しない。
この海でただ一人ぼーっとする時間は最高のものだった。
けれど“療養の期間”なのだ。

帰ってからの反動がえげつなかった。
眠いやら疲れるやら、その後ずっとベッドでグヌゥと倒れることになる。
お腹が痛いんだか、えぐられてるんだかよくわからない感覚にひたすら苛まれます。
もちろん薬の副作用も尋常ではない。

療養期間の一番初期が症状が重い状態なのです。
むしろ一番大事な期間だと思うのです。
僕が“何もしない”をする努力が必要なことに気がつくのはこの3ヶ月後になる。
これがめちゃくちゃ失敗談になるのだ。

だから同じ症状で悩んでる方、倒れた方がいるなら声を大にして言いたい。

“なにもしない”を努めなさい!

次回は“なにもしない作戦”をどうやって考えるかについて書いていく。


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