無敵のADHDになる。ドーラ作戦!-1

前回の記事に書いた通り、僕は優雅さを求め新たな自分取り扱い説明書を作る必要を感じていた。そこでADHDとはそもそもなんぞやというのを改めて掘り下げて弱点を克服していくことになる。

ADHD、もとい多動性注意欠陥障害
ぼくらは脳みその特殊構造により時折散漫な注意力、逆に過集中で苛まれることが多々ある。
診断される前からなんとなく自分はADHDなのでは??とは思っていた。
調べて出てくる性格、症状に当てはまることが多々あるからだ。
詳細は省くけどこの障害はデメリットばかりではなく性格特性としてメリットにできることも多い、ここら辺は是非自分たちでも調べてみて欲しい。

今回は、デメリットの払拭として“マルチタスク”をどうやって解消していくかをいくつか書いていきたい。

現代の闇、マルチタスクとは

物事を並行して処理していく思考法“マルチタスク”
僕は個人的にはこれを現代社会の闇だと思っている。
人間の思う理想的な人間像はスーパーマンみたいにどんどんも求めるレベルが上がっているように思う。
「あれをやりながら、これのタスクを消化して…。」といった思考は、あらゆるタスクが習慣化、常習化されたなかで作業のタイム感などを把握しきった上で成り立っている。
例えば「味噌汁のお湯を沸かしてる間に、具材をきっておく〜」といった具合のものだ。
何かの作業の待ち時間などの合間に行える作業を考えて消化していくもの。

ところが、社会生活になるとそれが途端に難しくなっていく。
あらゆるタスクは目まぐるしく変わっていくし難しく複雑化していく、常習化されているものは悪習慣なものも多々あったり。
そんな最中、みんなが思うマルチタスクとは腕が5本も9本も生えてるのではないかといった、同時並行処理のようなタスク処理の理想像を描いたりする。
プログラムを書いたりすることで、こう言った問題は解決できる時代にはなるけれど、それができてしまったらそれはそれで、新たなタスクが増えていく。
こう言ったカオスな不合理の組み合わせで僕らの苦手とするマルチタスクと言うものが出来上がっていく。
正直、物事の処理がマルチタスクに感じられる采配をしてしまう状況自体が不合理なのだ。

よく女性はマルチタスクが得意と言ったりするが、性別に関係なくそういったものは物事の処理を細分化して、実際行う処理を1、2つづつ消化していく、シングルタスク的処理が上手い人がそう見えるだけだと思う。
つまり、あらゆる過程をシングルタスクでこなせる環境を構築していくことが僕らADHDの永遠の課題になっていく。

次回以降、このマルチタスク解消法をいくつか上げていくがまず真っ先に紹介したいのが今回のテーマ

全てを無に還す「ドーラ作戦」

これを紹介したい。
こちらは借金玉さんの著書「発達障害の僕が「食える人」に変わった すごい仕事術」
から引用して僕なりに実行しているものだ。

仕事デスクに溜まっていく付箋の数々、使わなくなったコピー紙の裏紙に書き溜められるToDo、そしてPCのデスクトップとアプリにも書き貯められたToDo
おびただしいタスクに僕はなんども手が止まっていく。

あえてポジティブに言うが僕らは不真面目なのではない!
真面目すぎてあらゆるタスクをメモしすぎてちょっと注意散漫になって手が止まっちゃうだけ!てへぺろ!なのだと。

そう、あらゆるタスクが目の前に飛び込む状況がまずいのだ。
目の前に飛び込むと言うのは、書いた付箋だとかの情報が気になって「あれもしないと、これもしないと!」といくら順序立てても僕らの多動性ゆえに注意が逸れていくことにある。

ここで活躍するのがドーラ作戦だ。

ここから先は数多くの著を読んだ上で僕の中のオリジナルの考え方になる。
“ドーラ”とはジブリ作品より「天空の城ラピュタ」の海賊のボスママ、「マ=ドーラ」から引用している。
ストーリ中に主人公パズーを待ち伏せするために、主人公の家に勝手に入り込み酒池肉林を楽しんでいるシーンがある。
そんななか、敵軍のモールス信号を傍受するのだが肝心なのはここから。
たくさんのご馳走が並んでるにも関わらず、机の上の皿を全て蹴っ飛ばしてラジオ機器のみを真ん中にデンっと置くシーンがある。

これだ。
この豪快な割り切りシーンを見習っていくのがドーラ作戦だ。

そう、必要そうな机に広がるタスクを一旦無き者にする勇気
これを持てる環境構築こそがドーラ作戦になる。

今回は長くなったのでここまで。
次回は、そのドーラ作戦を構築するにあたっての必要点を挙げていきたい。

今回が改めてこの作戦を遂行するにあたり
まずはマルチタスクを止める必要があること。
余計なタスクを解消していく。
この流れがいかに必要かを述べる導入の記事になる。
次回もまたよろしくお願いしやす👼

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