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レビューができるまで【ボカロリスナーアドベントカレンダー】


みんな~!
ボカロリスナーアドベントカレンダー2023、楽しんでるぅ!?!?

そんなわけで、「#ボカロリスナーアドベントカレンダー2023」の参加記事となります。この記事は1枠目の方!
私は2枠目の方でも参加してるので、よければそちらもぜひ読んでみてください。




はじめに

実は昨年、公式放送に出演しました。

当時の感想は上に貼った記事に書いたのでそちらを読んでもらいたいんですが、その時に先方から「プロリスナー」と呼ばれたのをいいことに、調子に乗ってプロボカロリスナーを名乗り続けています。
(ちなみに、今年も出演予定があります!詳細は最後で)


そんな私ですが、現在ニコニコニュースORIGINALというサイトにてボカロ曲の紹介文を掲載していただいています。プロボカロリスナーみが高まっていますね。

今回は、実際に寄稿した紹介文についてどうやって書いているのか、何を考えながら書いたのかを具体的に書いていこうと思います。今回は3つの記事を取り上げてひとつずつお話ししていきます。
「大好きな曲を紹介したいのに文が書けない」とお悩みのあなた!この記事を読んで"ぼかれびゅ"をする参考になれば幸いです。


一点だけ注意事項。
記事タイトルではとっつきやすく「レビュー」と書いてますが、ここまで書いていておわかりの通り、実際に取り上げるのは紹介文です。
こうやって注意書きしておかないと、どこかから怒られそうなので書いておきます。笑

ではいきましょう!




1.『拗らせ!愛され症候群』

書き上げるのに最も手間をかけたのがこの文章ですw
個人的にこういった「一点突破でない、総合力が高いタイプ」の曲は語るのが大変だと思ってます。なぜなら、一点に突出した曲はわかりやすく目につくポイントが浮かび上がるのに対して、この手の曲は人によって注目するところが違う可能性があるから。そして一点突破でないということは、意識して着目すべきポイントを絞らなければ語れるレベルまでアウトプットできない、つまり聴き込みが必要だということです。

文の構成を考える

まずはどんな文章を書くかざっくり決めるところからです。ここが文章を書く時の全体のレイアウトを決めるところで、ここに問題があると事によっては一から書き直すことになる可能性があるので、文字数関係なく非常に重要な工程です。文章の書き方がわからないよ~という方は、まず書きたいことを整理してどのように展開するかを検討するところから始めてみるといいような気がします。

はじめに導入部分です。最初は曲自体の概要や作者の情報を書こうと考えました。この曲を知らない人が読むって時にまず概要があるのが大切だと思ったので。
この始め方は他の紹介系記事でもよく使われます。これだけが唯一の正解だとは思いませんが、作品の説明としてクレジットが入るのと同じように、大まかな情報を掴むのにわかりやすい上にどんな紹介においても使える便利なやり方です。

次に本論、主軸となる曲の紹介パートです。とりあえず曲をひたすら繰り返し聴きながら「どこをメインにしようかなー」と考えていたのですが、最初に感じた通り総合力の高さに注目することにしました。この曲の特徴をざっくり捉えるならバンドサウンドの入ったシンセポップといった感じで、この時点で語り口の候補で思い浮かんだのが「バンドサウンド」「歌メロ」「リードシンセ」「曲展開」あたりだったと思います。よって、このあたりの候補を膨らませて総合力の高さに説得力を持たせる文章にしようと決めました。

また、これは「ニコニコニュースORIGINAL」における紹介記事なので、楽曲面以外の要素についても書くべきだと思っていくつかピックアップしようと思っていました(これは他の記事でも通底して考えている部分です)。
今回は曲を聴いていて"驚異的な中毒性"の話ができると考え、先ほどの候補から中毒性に繋げられるところをいくつか引っ張っていこうと思いました。

さらにこの作品はPVがストーリー仕立てになっているので、最後にPVの話をして結末を濁らせる書き方にすれば、動画を見に行きたくなるような文章の締めにできそうだと考え、この話を最後に持ってくることにしました。

結果、考えたのは以下の構成です。
①作者、楽曲の概要
②曲の中毒性
③総合力の高さ
④映像


①作者、楽曲の概要

作者である古池ゆうすけさんの遍歴と、この楽曲がボカコレ参加作品であることをここで書いています。
構成の項目でも書きましたが、こういった概要は枕として書くのがまず間違いないだろうと思っています。特に作者情報についてはこの後に曲調の話を書く予定だったので、"作者の曲調における特徴"の話にうまいこと繋げられるなと思って書きました。

しかし、この紹介記事はあくまで曲単体に対する紹介記事です。作者の情報を深掘りしすぎて肝心の曲の話に着地しにくくなるようなことがないように、多くを語りすぎないことを意識して書きました。
情けない形に言い直すと、今後同じ作者の別の曲を紹介する可能性も考えて、ここで出しきらないようにちょっと節約しました。小賢しっ。


②曲の中毒性

構成の項目で書いたように、「"驚異的な中毒性"タグに触れよう」が主目的の部分です。余談ですが執筆時点でこの曲に"驚異的な中毒性"タグは付いていなかったので、完全に私のフィーリングに由来する話になりますw
さて、"驚異的な中毒性"に触れることを決めたところで、そこに繋げるためにどう話を展開していくか。私は耳に残るキャッチーさと敷き詰められたサウンドに注目して、曲中での具体例を交えて解説しながら繋げていくことにしました。先の候補から挙げるなら「歌メロ」「リードシンセ」あたりでしょうか。
ここまで導線が引けたら、あとは曲中のどこをピックアップして"驚異的な中毒性"の要素があると紐付けるかですね。そもそも自分がどうしてこの曲に対して「"驚異的な中毒性"があるな」と感じたかを突き止め、それは特にどの部分でそう感じるかを見つける作業になります。そうしてできたのがあの文章です。


③総合力の高さ

さて、「総合力の高さについて語るぞ!」と意気込んだのはいいものの、何を切り口に書いていきましょうか・・・。考えた結果、やはり自分の得意分野から話を広げていくのが一番いいだろうということで、こちらは先の「曲展開」と「バンドサウンド」という候補を使って、そのまま曲展開の話とベース、ドラムといった楽器の話をすることにしました。どちらも専門的なことを書きすぎるとどんどん話が逸れてしまって言いたいことが伝わらないだろうと思ったので、あまり難しい話をしないよう意識して書いたつもりです(これでも一応・・・)。
ただ、その中でもこの文章を読んだ価値があったなーと思っていただくためにも、わかりにくくなりすぎない程度に音楽的な話ができたらなと思いました。結果、まずはサビで使われているシャルルビートについて書くことにしました。「シャルルビート」と私が勝手に提唱している造語をそのまま書くのはまずい気がするので、ラテン系音楽発祥のビートという書き方で。

総合力と銘打っている以上、最低でもあと1つは挙げなければ・・・どうしよう・・・と曲を聴いていて、注目することにしたのがコード進行の上下。この曲だと1サビだけでも0:52~0:53、0:57~0:58、1:02~1:03、1:07~1:08と4回使われています。これだけ多用しているから特徴として書いて差し支えないでしょう。
ただ私はコード進行に全然詳しくないので、めっちゃ調べました。このへんが近いのかなーと思えたのが「階段進行」と言われていたやつです。参考になった動画を貼っておきますね。

また関連しそうなものとして「禁断のコード進行」「禁断のクリシェ」と呼ばれる進行もあります。

これはTV番組でオーイシマサヨシ氏が発言したことに端を発する名称なのですが("疑似クリシェ"と呼称しているサイトもありました)、どっちなんだ!?というのは正直私には判断できませんでした。私は思った以上にベースを聴いてコード感を味わっているようです・・・。
だから、どっちだとしても通る言い方をしました。苦肉の策すぎる。有識者はこの曲がどっちなのか、またボカロ曲で使われている進行がそれぞれどっちになるのかというテーマでひとつ記事を出してほしい。

またこの2つの話題については、せっかく記事として掲載してもらうので「画像やリンクも使っちゃおうかな!?」という気持ちで、参考となりそうな曲を貼っています。ちょっとはしゃぎました。(コードの方はしっかり解説できていないので、せめてもの例示として貼ったという事情もあります)

ちなみにドラム語りについては、実は前者の中毒性の話の中で書く案がありました。この軽快なリズムはBPMが速いとつんのめったように聴こえてかなりわかりやすい(≒キャッチー)からです。歌メロもそれに合わせた譜割りをしているところがあり、さらに話を膨らませられるなと思っていました。結果的には編曲の話をするのにいくつかの例を挙げるべきだなと思ったので、中毒性の方で使うのはやめて編曲話の中に盛り込みました。


④映像

映像について何か目に留まりやすいところはあるかなーと探したところ、かなり印象的な「逆ハート目」があったのでそのまま採用しました。ここを語るにあたって歌詞についてもさらっと触れています。歌詞をかなり読み込む人であれば、この部分をもっと詳細に語ってくれるかもしれませんね。得意分野の問題です。
この文章の締めどうしようか考えていたんですが、構成決めの項目で書いたようにPVがストーリー仕立てだったので、先の展開を意識させることで動画を開く導線にしようという意図でここを最後に書きました。




2.『拍手喝采満員御礼』

これは『拗らせ!愛され症候群』と違って書きたいことが最初からほとんど決まっていた作品。元々つきみぐー、さんの作品を追っていたというのもありますが、リファレンス作品がすぐに出てきたので、書く話題を思い浮かべやすかったです。

文の構成を考える

先ほどと同じく、最初はどんな文章を書くか。これについては初めて聴いた時点でバンド「PENGUIN RESEARCH」をリスペクトしていることがわかっていたので、この話をメインで展開しようというのが決まりました。リスペクトの範囲は曲調だけに留まらず歌詞においても見られたので、その両方を同バンドに絡めて書けばいい感じにまとめられるだろうと。さらにPENGUIN RESEARCHはニコニコ動画に投稿経験があるから紹介の途中でリンク貼れるし、フロントマンがkemuさんなのでボカロを含んだ話もできる!
またボカコレという場でこのリスナーに共感と応援の気持ちを呼び起こす歌詞を出すのはかなり戦略的だなと感じたので、そこについても触れようと思いました。あとは作者と曲の情報も書いて・・・といった感じで、書く項目についてはすぐに決まりました。

次は順番です。『拗らせ!愛され症候群』と同じく最初に作者と曲の情報を書こうかとはじめは思っていたのですが、結局分けることにしました。文章のオチに悩んだので「こんな活動をしている作者の今後の活躍に期待!」というような締め方ができたら綺麗かなと思ったのと、PENGUIN RESEARCHの話は曲調の話に、歌詞の戦略性の話はボカコレの話題を経て作者の話に繋げられると考えたからです。

そんなわけで、以下の構成で書くことに。
①楽曲の概要
②リファレンス元について言及
③ボカコレ環境において戦略的な歌詞
④作者の概要


①楽曲の概要

特筆すべき話はやはりボカコレ参加曲であるという点ですので、まずそこに触れます。ただしここで詳細に書いてしまうと③で書くことがなくなってしまうので、最低限の情報のみ記述しています。
代わりに、曲調や歌詞の特徴について付記することで合わせて序論という感じにしました。ここでもあまり書きすぎないように。曲調と歌詞について軽く書いたら、段落を変えてそのまま②に移行する形です。


②リファレンス元について言及

上で書いた通り、①で書いた曲調と歌詞を具体的に言ったり包括したりで抽出して、バンド「PENGUIN RESEARCH」との関連性に繋げます。
ところで、ここでPENGUIN RESEARCHの参考曲として『シニバショダンス』を貼っていますが、最初は『敗者復活戦自由形』という作品を挙げるつもりでした。直接的に参照してるのは明らかにこちらの曲なんですが、いかんせんニコ動に投稿していなかったため泣く泣く断念(ニコニコニュースORIGINALでの紹介なのでYoutubeリンクは遠慮・・・)。裏話です。

そして、PENGUIN RESEARCHがどういうバンドかという説明を入れます。その過程でバンドメンバーの一人である堀江晶太はkemuさんだよって話に繋げます。代表曲として『六兆年と一夜物語』もリンク貼っちゃってます。筆がノッていますね。


③ボカコレ環境において戦略的な歌詞

①で我慢してきた歌詞の詳細を、ここで開放~~!またこれは結果論なんですが、②でkemuさんの話をしたので「有名どころの作品を汲んでいる=良さを取り入れているという点で、ボカコレに向けた戦略の話に繋げられるんじゃないか!?」と思いつきました。ので、そんな感じの書き出しになってます。僥倖!
ボカコレにおける戦略性と書きましたが、ボカコレでとても重要となるのが「どうやってリスナーに推してもらうか」だと思います。いまや大手のクリエイターも数多く参戦して魑魅魍魎が跋扈するボカコレという土俵、悪い言い方になってしまいますが"良い曲"ならいくらでもあります。そんな中でどうやったら推してもらえるか。
その答えの一つが「応援したくなる歌詞にする」です。そしてそれを表現してみせたのがつきみぐー、さんの楽曲。というお話を、実際の歌詞を多分に引用しつつ書きました。

他に強いて言うことがあるとするなら・・・繰り返し聴きながら「いや~(戦略が)上手いなぁ~」と言っていたのですが、文章中でうっかり「うまいですね」みたいな上から目線のコメントを出力してしまわないように注意しました。


④作者の概要

つきみぐー、さんはコンポーザーとしてだけでなく、歌い手としても積極的に活動している方です。そちら方面の話題として歌コレ2023での華々しい成績や超会議の出演経験などがあったので、これを書かない手はないだろうと思いここで書きました。




3.『メモリー』

(ヘッダー画像はこちらのスクリーンショットになります。)

今までの記事もそうですが、この曲については特にリスナーに読んでいただきたい記事です。おそらく史上初の、"VOCALOID自然派"あるいは"ボカロ自然派"について具体的に触れている文章です。内輪に留まっているのみでまだ浸透していると言うには厳しいので"自然派"と言うに留めていますが、こういった曲が増えているのは事実でそのことに触れたいなーと思ったので書きました。

文の構成を考える

紹介文を書く段になってまず思ったのが「"自然派"の話、書くのかァ・・・」ということですw 結果的に書きましたが、実際は本当に書くのかけっこう迷いました。だって生まれて間もない、まだ多くの人に定着しているとは言いづらい概念ですよ?これを公式の場で書いちゃっていいんだろうかって思いました。悩みましたが、最悪有識者に怒られよう!の精神で書きました。
そんな"自然派"の話を書くにあたって必要なのが、共通する特徴を具体的にいくつか挙げることです。既存の音楽ジャンルのように先行文献があるわけではないので、「こういう曲のことを"自然派"って呼んでる人たちがいますよ」というのを示さなければいけませんよね。

これでメインで書くことがひとつ決まりました。この話で書き切るかもうひとつ特徴を挙げるかどっちにしようかなーと思いながら聴き込んでいましたが、同じくこの曲に取り入れられている"ポエトリーリーディング"の要素はやはり語るべきだと思いました。なぜならこちらもまた昨今のボカロシーンにおける流行のひとつだからです。

また、ポエトリーリーディングの話をどう詰めようか考えている途中で、ボーカル/ポエトリーに意識が向きました。クレジット表記は可不、ナースロボ_タイプT、星界。全部今めっちゃきてる子じゃん!!ということで、ここにも触れることに。
とか言いながら、全部に触れるのはキャパオーバーで文章も散らかっちゃうかなーと思ったので、今回はポエトリーに関する合成音声の話に絞って書くことにしました。可不と星界、ごめん。

あとはいつも通り楽曲と作者の概要についても書きましょう。

これで大枠が決まりましたね!順番も考えて、こんな構成になりました。
①楽曲の概要
②ポエトリーリーディング
③"自然派"について
④作者の概要


①楽曲の概要

この曲はコンピアルバムの収録曲なんですが、そのアルバムのテーマが「ポエトリーリーディングを含む楽曲」。ポエトリーリーディングの話に繋げるのに丁度いいのでこの話題を最初に持ってきました。
また合成音声の話に繋げるために、参加ボカロもここで列挙しています。


②ポエトリーリーディング(合成音声の話)

構成を考えるところで書いた「ポエトリーリーディングって流行ってるよね~」の話に繋げるために、なぜ今流行っているのかという土壌の話を最初にしようと考えました。どうして流行ってるのか、それは以前より合成音声に語らせやすくなったからです。
この曲でポエトリーをしているナースロボ_タイプTはUTAU、COEIROINK、VOICEVOX、CoeFontと複数種類の音源があるようですが、話声についてかなり知名度があるずんだもんを例示するのがわかりやすいかと思い、共に収録されているVOICEVOXの話題を取り入れました。この曲でどの音源が使われているか言及して間違ってたら怖いので、そこには触れていません。ここではあくまで話声特化の合成音声が多く使われる経緯に触れてます(という逃げ道を用意できます)。リスク回避!


③ポエトリーリーディング(曲調との関連の話)

おや、構成を考えている時にはなかった項目が増えていますね?そう、これは書きながら聴き込んでいて「この話できるじゃん!」と思いついたので急遽追加した項目です。そんな時もある。
急遽追加したとは言いましたが、ポエトリー系の楽曲を聴く度に考えていたことです。つまりは、ポエトリーリーディングは歌ではなく語りだから、リズムを気にする必要がないということ。この曲はそのリズムを気にする必要がないという点を特に最大活用できるアプローチである「同一セクションのメロディを変えず拍子だけ変える」手法を使っている!!ということに、この曲を聴き続けていて気付きました。思いついちゃったなら盛り込んでいくしかないじゃないか!
そしてこの手法の凄さを説明するために、歌ものではこれほどうまくいかないんだよということを実際の曲を例示しながら書いています。ここで『絶対的関係性推進論』をスッと挙げていますが、この曲もかなり特異な展開をしており似たような例は他に思いつかないです(1サビと2サビで拍子を変えるのは変態すぎる)。たまたまこの曲がめちゃくちゃ好きだったので今回の話に繋げられたに過ぎません。奇跡のアイデアが二度連続で舞い降りたというわけです。この部分は個人的にもかなり満足の出来でした。


④"自然派"について

今回の山場。怒られない程度には語れるようになるために、曲を聴いたり文章を読んだりします。お勉強の時間です。
まずは私がボカロシーンで言う"自然派"という言葉を知るに至ったプレイリスト「ボカロ自然派」を参考として聴きます。

自分の感覚との一致度を確認できたところで、周辺知識について調べます。X(旧Twitter)で「ボカロ 自然派」と検索して出てきた有識者のポスト(ツイート)がこちら。

では上の文中に登場した「petalcore」「フォークトロニカ」について調べてみましょう。
petalcoreについては以下の曲群を参考にしました。


フォークトロニカについてはこの記事が特に参考になりました。

タイトルで察しがつくかもしれませんが、こちらの記事はエレクトロニカ/フォークトロニカについて時代とともに振り返っていくシリーズの途中の記事です。シリーズ内の記事は全部読みましたが今回の内容に一番近そうなものを貼っています。あまりにも濃密な文章なのでいまだにちゃんと咀嚼ができているとは言えない状態ですが・・・。
あとはツイート内容的に直接の関与はそれほどなさそうですが、「hyperpop」についても軽く調べてみたりしました。

当然他にもいろんな曲を聴いたり記事を読んだりしましたが、代表的なところだとこんな感じです。
ある程度調べたところで、再び先ほどのボカロ自然派プレイリストを振り返り。今度は曲調をできるだけ分析するつもりでじっくり聴きます。

・・・と、ここまでやってから今回紹介する「メモリー」をもう一度(と言わず何度も)聴きます。自分の中で「"自然派"はここだな」と思える要素が本作にも共通していることを確認した上で、具体的な曲調に触れる記事の文章を仕上げました。
ただ、この記事は"自然派"を紹介する文ではなくあくまで「メモリー」を紹介する文なので、PVにもそれを汲んだ演出が採用されているよ、といった作品自体に注目した文章を追加しています。


⑤作者の概要

紹介文を書くにあたってkyikuさんの過去曲も全部聴き返しているので、ここで書いた曲調に少しずつ移行していってるということと、それが結実している作品のひとつがこの曲だという話をしています。
構想段階ではこの曲調となる前はどんな曲だったかという話をする案もあったのですが、本作の話から外れすぎてしまうかなと思ってやめました。





おわりに

疲れました~~~~以上で終了です!

上で書いているようにちゃんとした場所で書くためちゃんと調べようとすると、めちゃくちゃ大変です。実際私は「わからないよ~~~泣」となりながら調べたり聴いたり書いたりしていました。
なんなら当時これらの記事を書いている時は後にこんなnoteを書くことになるとは思っていないので、参考リンクを残していたり残していなかったりします。思い出せない部分についてはどんなものを参考にしていたか再度調査したため、執筆中の苦しみを追体験することとなりました。
「このくらい調べるのは当たり前だろ?」という方がもしかしたらいるかもしれないですが、そんなことないよ!!大変だよ!!ちゃんと調べてる人は本当にすごい。尊敬。

また、自分が何を考えながら書いてるかってぶっちゃけ自分の手札を晒しているに等しいので、書いていてめちゃくちゃ恥ずかしかったです。笑
ただ、こういうことって私より詳しくて私より書き慣れているような人はもっと教えたくないだろうし、ぺーぺーでおっぺけぺー(?)な自分がやるのが丁度いいかな~という気持ちで書きました。

恐れ多くも「プロリスナー」と呼んでいただき、"ぼかれびゅ"なるコミュニティに所属させてもらい、果てはライターのようなことまでやらせていただいているただのボカロリスナーですが、「だからこそ、みんなもできる!」とボカロリスナー諸氏の背中を強く押すことこそが今の自分の使命なんだろうなと思っています。
そんなわけで晒したこの小さな背中ですが、これがオタク語りをする上で参考になれば、また逆に「この程度でいいなら自分でもできるじゃん」と自信をつける結果になれば嬉しいです。みんなもできるよ!!


さて、「#ボカロリスナーアドベントカレンダー」ですが次は1枠目の表枠がりすなさん、裏枠がうりさんの担当日です。
まだまだ2日目、書く人も読む人も楽しんでいきましょう!




~最後に宣伝~

では最後に宣伝!
12/19に再び公式番組に出演します!!

ぼかれびゅ部員の一人として、2023年のボカロシーンを振り返っていく予定です。

ゲスト出演のラインナップは、
ボカコレ2023夏でルーキー3位を獲得した今最もアツいボカロP、世界電力さん
無色透名祭Ⅱの公式イベント「カラーレスジュエリーズ」でDJ出演された、無色透名祭Ⅱ全曲チェッカーの楽宮さん
そして私、「め」

以上の3人です。
わ、私は何者なのだ・・・?

これがおそらく私にとって2023年最後のでっかい花火となるので、楽しくオタク語りができたらなと思います。ぜひ見に来てください!!
背中、見せるぞ~~~~


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