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【ただのリスナーが】「ボカほめ」に出演してみた


こんにちは。
プロボカロリスナーです。(激強挨拶)

記事タイトルのとおり、
純リスナー枠として出演させていただきました!!



「ボカほめ」って何?

何の話??という方のために、順を追って説明しますね。

ニコニコによる”ボカロの祭典” The VOCALOID Collection、通称ボカコレ
その第4回目となる「ボカコレ2022春」が4/22~4/25の4日間で開催されました。

しかしあまりにも盛り上がりすぎて、投稿作品はなんと4000件超
お祭りということでクリエイターの方々も普段よりいっそう気合の入った作品で参戦しており、どの作品も非常にクオリティの高い頂上決戦状態。もっと褒めたい・・・この曲も・・・あの曲も・・・。

そういった熱い想いをここでぶちまけてしまおうというのが、この「ボカコレ投稿作品を褒める生放送」、略してボカほめです。
詳細情報は下のリンクをクリック↓


ということで、改めまして。
ボカほめに出演させていただきました!

なにこの超豪華メンバー??

せっかくこんなまたとない機会をいただいたので、
ボカほめに出演した感想をここに書いていこうと思います。


スケールがデカい

出演のオファーをいただいた際に、メールにてガチの依頼書が送られてきました。
まずここで「やっぱり公式放送は規模がでかいな・・・」と思いましたw
ちなみに私は「プロリスナー」と形容されていました。私はニコニコ公認のプロリスナーです!!!!(クソデカ大声)

オファーをありがたく引き受けた後に、今度は事前アンケートとガチの台本が送られてきました。
アンケートの内容を見た時「これ、テレビで芸能人がゲスト出演する時に書くやつじゃ~~~ん!!」と一人盛り上がっていました。庶民・・・。

ちょっと話が逸れるのですがここでお伝えしたいことがあります。私の自己紹介スライドで「イントロのアコギ」について書かれていましたが、あれを提出したのは私ではありません。おそらく単純に運営の方に私の黒歴史がバレていたんじゃないかとw
私が「この黒歴史書いたらおもしろいんじゃね?」ってウケ狙いで提出したわけじゃないよ・・・!!

そして本番当日には、ガッツリしたリハーサルが事前に行われました。
企画配信をしたこともあるので、配信にあたってのリハーサル自体は軽いものを行ったことが何度かありましたが、ここまでガッツリしたものは初めてでした。すげえよ公式放送・・・!
スライド表示や動画再生をやっていただくなど出演者以外にも数多くの方がこの放送に携わっていること、ニコニコ代表の栗田さんやクリエイター、ボカコレの企画運営など重大な面々が出演する放送なのだということを改めて実感しました。



実はまだ全曲チェッカーじゃなかった

これちょっと怒られてしまうかもしれないんですが、お声をかけていただいた時点ではまだ私、ボカコレ曲全曲チェッカーではなかったんです!
出演オファーをいただいた時に実際に私が返した文面なのですが、

私は現時点でまだボカコレの投稿作品を全て聴くことができていません。
正確には4/23 19:02時点までの投稿作品、約4000曲中で3700曲を聴いている状態です。

ボカほめ出演オファーに対する私の返信

プロボカロリスナーとしてお誘いいただいていたので、さすがにウソはつけない・・・と思って相談させていただいたのですが、ありがたいことに快諾していただきました。
もちろん最終的にボカコレ曲は全部聴かせていただきましたが、個人的に嬉しい反面少しヒヤヒヤな状況だったのです。
「あ、じゃあやっぱいいです」って断られなくてよかった・・・。


選曲にめっちゃ迷った

仮にも「リスナー枠」として出演する以上、ボカコレ曲を全曲聴いたリスナーとして(栗田さんもそうでしたが)視聴者を唸らせるような曲を提出した方がいいのでは?
ということをすご~~~く悩みました。

悩んだのですが、最終的には再生数が多い少ないにかかわらず自分の好きな曲、語れる曲を選ぶという方針にしました。

提出したプレイリストも、

ひとつはボカコレ曲で実際に私がマイリストした全ての楽曲、

もうひとつはその中でもさらに30曲厳選したプレイリストとなっています。
とても赤裸々。
ボカロリスナーとしての私のスタンス自体が「埋もれた曲をメインに紹介する」ではなく「ただ自分の好きな作品を語る」というものなので、普段どおりにした方がいいだろうと考えました。

結果としてはこの判断は正しかったです。
大好きな曲なので自分でもアツい語りをできたと思いますし、何より他の方の選曲が想定を遥かに超えてガチだったので、まったくの杞憂に終わってくれました。笑
私が実際に何の曲を選んだか、他の出演者は何を選んだのか、気になる方は・・・ぜひ本放送をご照覧あれい!


裏でけっこう頑張って準備してた

これなんですが、たとえば台本。
事前に台本を共有していただいたいたのですが、触れられるかも?という話題をコメントとして台本に貼り付けていました。
たとえば、「各ゲストの自己紹介の時に話を振られたらざっくりこの話をしよう」とか。「ゲストの清水藍さんはボカコレ曲を作っているから、その曲の話を振られてもいいように感想をメモしておこう」とか。

もちろん、自分が紹介する曲についても感想をメモっています。
ざっくりこんな感じ。

感想の下書き晒すの普通に恥ずかしいな・・・

あくまでメモなのでかなり雑に書かれていますが、本番に向けてこの付箋を事前に用意していました。(この付箋の上下にはスライドを見ながらしゃべる用メモや最後の自分に関する告知用メモなどが書いてあります)
こんな感じのノリで割としっかりめに準備していたので、けっこう時間がかかりましたw 1日はかかってないけど、半日はかかってたかな?まぁ結局、本番中にこれを見ながら話してたわけではないのですが・・・。自分で考えて書くと内容覚えちゃうやつ、あるよね。
結果良い状態で放送に臨めたので時間をかけた甲斐がありましたが、裏で意外とがんばってたんだよ・・・!ということをお伝えしたかったです!


百花繚乱さんと栗田さん、本当に話がうまい

これはリハーサルの時点で「困ったら繚乱さんがうまいことやってくれるから、好きに話してもらって大丈夫ですよ」と言ってもらえたんですが、こんなに自由にやらせてもらえるとは思いませんでした。
それでも最初はいつ話し始めるかとか、入るタイミングを割と気にしてはいたのですが、本当に丁度よく場を回してくれるので後半からは好き勝手に話してしまっていた気がしますw

繚乱さんだけでなく、栗田さんも話したそうな様子の人を見つけては素早く話を振っていらっしゃって、お二人とも本当によく見てくださっているなと感じました。さすが生放送の環境に慣れている。放送上だと特に違和感なく進行している部分でも、繚乱さん栗田さんの細やかなフォローによるところがたくさんありました。とても助かっていました。


スペースで栗田さんとお話できた!!

これはボカほめ内の話ではないのですが、ボカほめ終了後に栗田さんがTwitterでスペース(Twitter内の通話機能)を開いていまして、そちらでお話することができました!
私もお疲れ様でした!という感じで二次会放送をやっていたのでスペースの参加は途中からだったのですが、入るとまずアイセチカのお二人が栗田さんとお話していて、「これは出演者として一緒にお話できるのでは・・・!?」と思い、迷いながらも勇気を出してスピーカーリクエストをしたところ、お話することが叶ったのです。これがすごく嬉しくて、「ボカほめ」以外でもマジもんの思い出ができちゃったな、と浸ってしまいました。
あまりにも興奮しすぎて話した内容を詳細に覚えてないのが正直なところなのですが、リスナーとしてボカロ文化にどう貢献できるか、といったことを話しました。ボカほめ放送内でもそうですが、自分のボカロシーンへの思いが栗田さんや聴いてくださっていたリスナーの方に少しでもお伝えできていれば幸い・・・。
あと「初めての公式放送であれだけ話せていればいいと思う」と栗田さんに褒めていただいたのが純粋に嬉しかった!(3歳児)


告知を大々的にしてもらってビビった

私がメンバーとして参加する放送、怖くないラジオのボカコレ振り返り配信が6/19(日)にあるので、その告知をさせてほしい!と進言したところ快諾していただけたのですが、いただいた台本を見ると公式放送の告知の後、最後の告知として位置づけられていました。「そこまで大きく取り上げちゃっていいの!?」と驚いたのを覚えていますw(もちろんとても嬉しいのは当たり前として)
こういうところからも、「ボカほめ」をユーザー主体のイベントと捉えていることやリスナーとしての活動を重要視してくれていることを感じました。


言い残したこと

ここまでで感想は大体言い終えたので、最後にボカほめ本放送で言い損ねたことを書きたいと思います。(話があまりに長くなってしまうので・・・。)

今回自分が「ボカほめ」にゲストとしてオファーがあったことの意味について考えていました。思うに、私が特に創作的活動を行っていない”純粋なリスナー”であったことに意味があるんじゃないかと。
私は他のゲストとは違って、曲は作れないし、イラストは描けないし、動画やボカロメドレーは作れないし、VTuber活動はしていない。COOでもありません。本当にただ曲を聴いて感想を言っているだけです。
そんな私が公式放送に呼ばれたのって、「私のような”ただのリスナー”でも公式放送に出演できる」ってことなんじゃないでしょうか。言い換えれば、「公式の方々はただのリスナーであっても”感想を言う”とか”紹介放送をする”といった活動を見ている」ってことなんじゃないでしょうか。放送内でボカコレ企画・運営の丸山さんは『クリエイターと受け取り手(リスナー)で作品はできている』とおっしゃっていました。ニコニコ動画の文化においてリスナーが重要だと伝えたい、焦点を当てたいというのが運営の思いなのかなと、私は感じました。
これって本当にすごいことだと思ってて、動画サイトの運営が投稿をしていない一ユーザーを大切にしてくれるってとんでもないことじゃないですか??これは前回の「ボカほめ」なんですが、ニコニコ代表という立場の栗田さんが『今回自分はただのいちリスナー』『「ボカほめ」はリスナーが主役だから』とおっしゃっていたことに私はすごく感動していて。私達のようにただ好きで曲を聴いているユーザーのことを、一番のポジションとして据えてくれる公式番組が存在するんですよ!自分たちにもできることがあるんだっていうことを運営が身をもって教えてくれているんです。この熱意に応えたいじゃないですか。
となれば、公式公認のプロボカロリスナーとして自分のリスナー活動に精を入れつつ、「君も第二第三のプロボカロリスナーになれる!!!」という勢いで他の方々にリスナー活動を促すのが、これからの私にできることかなと思っています。(前回ボカほめに出演されたプロボカロリスナーの御丹宮くるみさんがいるので、正確には第三第四の、ですね)

めっちゃ長いこと書いちゃいました。要約すると「みんなもボカロシーンについて語ったり、好きなボカロ曲を推したり、紹介配信したりしようぜ」ってことです。”好き”のアウトプットをもっと積極的にやっていきましょう!私も含めて!


これで言いたいことは本当に以上となります。私はボカコレの時にだけ全曲チェックする妖精ですが、この感想記事を読んでボカコレをもっと楽しむモチベーションになってくれたらとても嬉しいです。
「お前に言われんでも既に楽しんでるわ!」って?そいつは大いに結構!私達リスナーでもっともっともっともっと、ボカロシーンを最高に盛り上げていきましょう!!

次のボカコレ2022秋は前夜祭含め10/7(金)~10/10(月)。今後もボカコレを、いやボカロシーンを大いに楽しんでいこう~~~~!


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