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夢漫画

昨日みた夢の話し。
あまりにもおかしな夢だったので備忘録的に記録しました。


夢の中で私は中世ロンドンはシティあたりに住む黒魔術師でした。
それがなぜか我が家で私とお茶を飲んでいる所から物語りは始まります。


黒魔術師の私(以下黒)『つかさー、酷い話しだよマッタク。』
現代の私(以下現)『・・・・』
黒『そもそもさ、割当てじゃなくてニーズに応じて其処彼処に私たち魔術師は配属転勤させられたんだよね。才能とやらに合わせて黒か白かもお上に勝手に決められてさ。』
現『そーなのー?性格が悪いやつが黒で正義の見方が白かと思ってた。』

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黒『それ!それがアンタはあっち(白)のブランディングでCM活動にやられてるってオハナシ!』
現『そーなの?だってってさ、黒魔術とかって呪いとかそーいうやつでしょ?』
黒『そーよ。でも別に私たち魔法かける相手は私たちが個人的に嫌いな相手とかじゃなくて私たちのクライアントが嫌いな相手にかけるものだもん。』
現『そうだったんだ。なんか意外〜』
黒『アンタね、知らないと思うけど呪いとか反魂とかってめっちゃくちゃ危ない仕事で下手したら死んじゃうくらいなのよ?自分でそんな大それた魔法を使いたいくらい嫌いな邪魔な人って居る?軽い病気にしたりケガさせたりする呪いとかでも失敗したらこっちがそれ被るのよ?あの断末魔の叫びと殺す相手の眼に最後に映るのは私なのよ。そんなの私やりたく無いわ。しかも毎日毎日。クライアントも恨み辛みモードの人たちばかりでそりゃもう鬱陶しいったら無いわよ。』

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黒『使う道具だって蛇とか芋虫とかゲジゲジとかのキモい地虫とか、見つけるのめっちゃ大変な所にある植物だったりするし。魔法かけたらバレたく無いからサッサと立ち去れ的にゴキブリみたいに扱われ。』
現『なんか.....聞いてたら確かに大変そーね....。お気のどくさま。』
黒『そりゃさ、クライアントからは大金頂きますよ。あんな魔法使うなら。しかも自分の心と身体のケアしなくちゃ魔法の縛り目緩くなっちゃうから保つのに住環境も安定させなくちゃメンタルが維持できないのよ。肌触りの良い服着て美味しいもの食べていい音楽聞いてさ。死体触るより人の汚れた心に触れる方が悲しくて恐いことよ。オマケに仕事し終わったら高いだの忌まわしいだの蔑まれる。そりゃ心は荒むわよ。』

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黒『雨乞い儀式の時なんかこんな必死の形相で三日三晩髪振り乱してヤギの首撥ねて呪文唱えたりさ。常に劇画タッチでビジュアルが怖すぎるよ。オマケに雨は降らせたいけど動物殺すのかわいそうとか残酷とか言われる。。。でもこれじゃないと雨降らないからやってるところ隠すと私の仕事っていけないこと感がさらに増すわけよ。
私だってこんな仕事風景写真とってSNSアップとかしたくないもん。
"今日はお仕事っでヤギの生首供えて来ましたー!"
とか?ないっしょ?
なるべく人に見ないで!って言いたいの解るでしょう???
私だって女子よ。時には石とか汚物投げられたりさ....涙』

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現『なんか黒魔術師かわいそうになって来たよ。人間臭いね。』
黒『魔術師って人間だもん。当たり前でしょ?』
現『そっか。そーだよね。身近に居ないから全然知らなかったよ。』
黒『それに引きかえ白魔術の人たちってさ、農業とか出産とかに関与し、美しい田舎の村とか街とか森の中とかに妖精と人と動物の間に暮らして小さな魔法で人の良い田舎の人や子供達と密着して暮らして生きてるの。白の仕事はやってもやっても人の恨みなんか買わないのよ。
祈りの為に合わせる手を少し伸ばしてやるだけだからいつも崇められ尊敬され大切に愛と感謝の中で暮らして居られる。そりゃイメージ良くて羨ましい限りよ。良い香りの薬草とか喜びの塊のお花とか沢山使えるしさ。』

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黒『みて?白達のこのバエさ加減半端ない。大したことしてないのにさ。
なんか神々しくて祝福福音イメージ200%よ?この子なんて超人気でインスタフォロワー50万人突破よ?もう女神扱いよ。人間だけど。
これなんて陽当たりの良い土地を耕して手入れして種まきしためちゃくちゃ条件の良い畑の豊穣祈ってるだけだよ???放っておいても育つ年でも『おかげさまで!』って言われてまた人気出る。代われるものなら代わりたいよ。
 それに比べて黒は個人的なプロジェクト仕事じゃなくて公的に請け負う仕事で、新しいものを生み出すためにしなくちゃならないもののために時には一旦汚して台無しにしてみたり、大きな破壊を担うこともある。そういうときはその仕事はそのネガティブな部分だけがクローズアップされ悲しみを呼び起こし怒りを生み出したりするのよ。白の勢力活動の作戦で上手にあやつられた善人で居たい民衆にね。人間はそんなに深いところまで目が見えないからそこでも簡単になにも考えず突き詰めず私たちを忌み嫌う。
 結局のところ頼まれる仕事の善悪はクライアントによって、観察者たちが見る角度によって、または見たいものによってくるくる変わるのよ。そこに正解なんてないのにね。あなたが歩いている道の真ん中に生えて邪魔している樹を悪とは呼べないようにね。そこは今も現代も変わらないでしょう?』

現『たーしーかーにー。愚痴りたくもなるね。これじゃ。』
黒『だから白魔術の人たちはアンタ達が今生きてる時代では美容とか健康とか自然や命を守る!的なお題目の上でちょっとした仕事してるだけ。』
現『今でも?』
黒『今でもよ。それに皆魔法なんて信じてないから無いものになっているけど実際にはホイホイのせられてて先導されいいことしたような良い気分になる。そんな習性を上手に使うのが上手な白はちょっとだけの魔法とブランディングで成功して現代ではシティを乗っ取れるくらい勢力を伸ばせたわ。プランテーションが世界中に広がり少し白くなりすぎたのは彼らがシティみたいな世界各地の中心地で色々やってるから。”豊か”ってすごい中毒性が高いのよ。今の世界の不安定はこれが証拠ね。でもこれも元々は大衆の欲望とか子供を死なせたく無いという願いと純粋な祈りから。』

黒『私ら魔術師は自分のためになんて魔法なんて基本使わないのよ。』
現『そうなの?』
黒『そりゃそーよ。ほら。こうやってお茶飲むのだって熱かったら口でフーフーってやるか少し待てば簡単に冷めるのにわざわざ人の力や扇風機出してまで冷まさないでしょう?私たち魔法使いはいつそれが起こるのかを読めるから待てるし、世の理を基本的に徹底的に学んでるから自然がしてくれることに逆らわないもん。根回しとかめちゃくちゃしなくちゃならない準備いっぱいあるし、第一魔法って結構疲れるのよ。』

現『じゃあ、それ、クライアントに言えば良いじゃ無い?やだって。』
黒『それがダメなのよ。』
現『なんで?』
黒『私たちは”契約”を結んだらそれには絶対に逆らえないの。』
現『えー。ひどいね。でも、だったらそんな人たちと契約しなかったらよかったじゃないの。』
黒『自分で結んだ契約じゃないもの。あなたたちだって例えば日本人のお父さんとお母さんの元に生まれたのが嫌だからって金髪碧眼の西洋人とかに明日からなれないでしょう?私たちは祖先がこの地に降り立ったときから既にメーカーによってロット番号とか製品番号がつけられてて魔術師ってプロダクトに生まれちゃったら魂に捺印されててそれを変えることはできないのよ。』

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現『結構自由度低いものなのね。』
黒『魔法使い以外だって同じよ。魔法使い以外のなにかの判子が押してあるはずよ。魂に。まあ、契約には一生分契約と無限契約があるけど。因みに魔法使いは無限に続く契約っぽいのね。私もメーカーの社長帰って来ないと本当のところは知らないけどそう言われてるわ。えにうぇい、だから逆に無限契約じゃ無い人たちは一生で仕事をこなせば解脱出来るはずの契約を完了するために占星術とか色んな術で隠された商品番号を読み取りしたいのよ。自分の首の後ろについてるバーコードを読み取って生を楽に近道したいから。』
現『あ!そーいうこと!?へー!!!知らなかった!アンタすごいね!!』
黒『私はこれでも結構名の通った大魔法使いよ。そんなのジョーシキよ。
(インスタ・フォロワーは600くらいしかいないけど...)』

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黒『生き物メーカー(想像主)はさ、不完全な製品の試作モデルを作っちゃったの。でも、こりゃ不味いって気が付いた時にはもう工場のライン作って原料も入れてスイッチ押しちゃった後だったの。でも、なんでも自分で出来る人だから、まあ、全部作ってから修正すればいいかって思ったらしいのだけどなんか他の用事が出来ちゃって、とりあえず応急処置としてそこに後付けで自己修復&学習機能をソフトでつくって”自分たちでアップデートしておいてねー”って言って製品自体にドライバー渡して出張に出かけちゃった。で、帰って来た時にダメだったらリコールして廃棄すればいいかって。』
現『えー!そーなんだー!つかリコールが怖すぎるけど。で、メーカーのオーナーはいつ帰って来るの?』
黒『56億7千万年後だって。』
現『ながっ。』
黒『知らんけど。出張予定表にはそー書いてあるよ。』
現『あ。あのでーーーーっかい図書館みたいなファイル倉庫にある予定表か。今度見てみよ。私鍵もらってんだ。変なおじさんに前にもらった。』

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黒『そうやって、世界は白だの黒だのどっちが善か悪かみたいな不毛なやりとりと生命の勢力図が粘菌のようにうごめいて森だの都市だのと色や形が遷移したりしなかったり、バランス崩したら病気とか災害とか起こってある程度は自己修復できるようにインプットされてるって訳。』
現『そーか。魔法使いはその技術者でカスタマーサービスなのね。』
黒『近いかな。結局私たち魔法使いの勢力図とか絶対数って世界経済と人心の多数決の縮図なのよ。命のやり取りだから。』
現『そう。それが即ち落ち着くということは...』
黒『そう。落ち着く。止まる。それは”死”ということ。完璧は死と生の間のことでまたそれが無くなるということなのよ。あんた本当は知ってるでしょ?私なんだから。あの図書館の鍵も持ってるしほぼほぼ教えてもらってないのに星も読める。魔女って言われるの嫌いでしょう?あんな失せ物当て的まじない師といっしょにしてバカにするなって。
そして何よりもアンタが今やってることは、散々私としてしたことを心から嫌だと思っているから今そんなことしてるんでしょう?
頑張んなさいよ。私もその方が行く先の気が楽になるわ。』


と、なんか落ち込んで疲れ切ってる人に励まされて目が覚めた。
よくこんなディテールまで覚えてるなぁと思いつつ。
秋晴れで気持ちがいい朝でした。

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