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中国人の好きなところ②

わたしがこれまでに書いたnoteで1番反響のあった、ここが大好き中国人シリーズ。

最近あった話を続編としてお届けします。


中国人(富裕層)の休日

先日、中国人のお友達に行こうと誘われTitiwangsaに行ってきた。

代々木公園並みに広い公共公園 titiwangsa

自転車を借りてサイクリングをすることができる場所で子供から大人まで楽しめるそこはKLCCの景色が一望でき、気持ちもよく、子供用のwater parkなどもあって自然を感じられる都会のオアシス。

公園の外に、大人用、子供用、家族用、ありとあらゆる自転車が1時間30RM程度でレンタルできる。

コロナのロックダウン中、室内の施設がcloseしていた時に彼女はよく息子をここに連れてきていたらしい。

デニムとTシャツ、キャップを被って毎週のように外遊びができる場所に息子を連れて行くそう。
「男の子はやっぱこうでなくちゃ」と彼女自身も相当パワフルである。

富裕層だからと行って毎週末爆買いをしている訳ではない。
特に5歳くらいの年齢の子供に対しては、情操教育をとても大切にしていて、とにかく常日頃ありとあらゆる場所に連れていき、見たもの経験したこと全てを吸収させるために毎度毎度お出かけしまくってる印象。

子供が迷子になった話

新年の挨拶もほどほどに、いきなり「今朝息子が迷子になったんだよね!!」と捲し立てて話し始める中国人Mちゃん。

彼女の住むエリアはゲートハウスと呼ばれる、その敷地内に入るために検問があるような場所で一軒家の豪邸が軒並んでいる中に自宅がある。

そこでどうやら居なくなったらしい。
しかし、当の息子は母親の名前や電話番号を一切言わず、ただ学校名と担任の先生の名前を伝えたらしい。

それはどういうことかと言うと
自分が迷子になった時、声をかけてくれた大人が信用できる人物なのかわからないため、彼は即座にきっと学校なら問題ないと思ったのだろう。
学校名とクラス、先生の名前と自分の名前を伝えたところ
先生経由でお母さんに連絡がいき無事に会えたらしい。

彼がもし、自宅の場所や母親の情報を伝えていたら
危ない事件に発展していたかもしれないので5歳にしてその起点をきかせられることに私は感動した。

子供は基本放置

いざサイクリングしようとなり、
私たち家族3人で自転車に乗ってみたのだが、元いた場所に帰るとなんと中国人の子供達だけプレグラで遊んでいて、母親二人が行方不明である。

water park

「!???」と若干パニックになるや否や
遠くの方で二人が楽しそうに自転車を漕いでるじゃないか。

しかもめちゃくちゃ楽しそうに盛り上がってる(笑)

これには驚いた。
日本人じゃまずあり得ないというか、子供に対する危機感が皆無。
連れ去られたり、今朝迷子になったばかりというのに居なくなる心配を一切していない。

公園の遊具でもかなり危険なシーンがあったけど
我関せずと言った顔で母親は見てもいない。

遊具から落っこちそうになっている息子を思わず助けに行ってしまった私だけど、これはもしや自分でサバイブするために必要なのか、、??と思ってしまった。もはや日本人の育児が過保護すぎるのか、、?

結論、どっちがいいという話ではないけど
とにかく中国人の子供たちがたくましいのは、こんな風に放置されて自力で解決できることにあるのかなと。

珍エピソード

その日一日だけでも、私からしたら驚くことがたくさん会った。

まず、四人乗りの自転車を借りてきたにもかからず
5歳の息子は補助輪なしの自転車に跨り猛スピードで進んで行くため
彼女はその四人乗りを何故か一人で永遠に漕いでいたし

息子が道を間違えた時も、「きっとそのうち戻ってくるから」といきなりみかんを食べ始め、しばらくすると本当に息子は戻ってきて我関せずと言った顔でみかんを食べ始めた。

面白すぎる。。。
私には無理だこの余裕。。

でも何故かみんな楽しそうで、久しぶりに自然を感じたその日は家に戻って写真を見ながら色々なことを思った。

なぜこんなに違う価値観なのか

中国人だから、、とか
日本人だからこう、、とはあまり言いたくないけれど
自分とは違うなと思った点で話をすると彼女たちは

第一に許容範囲が広い。

自転車一つとっても
私はまず子供のヘルメットもなければシートベルトもめちゃくちゃ適当でボディも半分割れてるようなその自転車に乗ること自体かなり怖かったのだが

一方でブレーキが半壊しててもへっちゃらで後ろに息子二人乗せてるような彼女たちに対して驚きの感情しか湧かなかった。

私のような日本人は、
基本的に疑い深いので、自転車に対しても
壊れて事故ったら、、とか
子供がいなくなったら、、、とか
心配するとキリがなくなる。

というか、よく考えたら常に心配している気がする。
子供が学校にいるときでさえ、友達とちゃんと英語で話せたかな、トイレ行けたかな、などと不安がり、自分の荷物にさえAir tagをつけまくるのが日本人。

1日のうちでその不安に思う時間にどれほど費やしてるのだろうと思うとなんだか急に嫌になってきた。

子供にも、自分自身に対しても、もっと信用するべきなのか。
中国人の彼女たちがどっしり構えて見えるのも、その自信をベースにしたgoing my wayが根底にあるのだと思う。

別にちゃんとしてなくてもいいじゃん、と言う文化が日本にもやってくることはあるのだろうか(いや、一生ない)






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