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お味噌汁

子どもとおままごとをしていた時の話し

子ども「何をつくりましょうか?」
先生「お味噌汁を下さい」
子ども「わかりました!」
子ども「びりびり、じゃーじゃー、かしゃかしゃ」と言いながらお椀に何かを入れかき混ぜ。
子ども「できました!お味噌汁どうぞ!」

・・・

これインスタントだよね?

お椀に何かを入れる仕草は
レトルトの味噌と具を入れお湯を注ぎ
かき混ぜるのは仕上げ。

うーん。時代ですね。

ところで
こんな状況を見たらアナタはどうしますか?

A『インスタント?ちゃんとつくって下さい!』と言いますか?
B『いただきます。美味しいですね』と
言いますか?


Aの場合だと『ちゃんとつくって』と言われても子どもはインスタントがお味噌の作り方と思っているので、どう作って良いか混乱してしまうと思います。
なので遊びとしてはBのように言う事の方が良いと思います。


こんな話しをすると「お味噌汁くらいちゃんと作ってあげたら」「子どもがままごとでインスタント作ったら恥ずかしくない?」なんて言う人がいます。
けれど実際に昆布や鰹節から出汁をとって具を切って味噌をといてとワンオペ育児、共働きなどの家庭が多い中で毎日できる家庭がどれくらいいますかね。

子どもは親の事をよく見ています。だからと言ってお味噌汁を作れとは言いません。いずれは家庭科の授業で習うでしょうから別に良いでしょう。
電話遊びがスマホの使うマネになったり、お買い物ごっこのお金がクレジットや電子決済になるのも時代の変化です。そこに大人が「違うでしょ」と言っても子どもには何の事やら。意外とここで「違うでしょ」と言う家庭は不思議と多いのです。大人はついつい子どもに、『子どもらしく』を求め『理想の家庭像』を押し付けているのかもしれません。
それよりも子どもの遊ぶ姿も時代に合わせて変化する事を大人が理解する事が大切と思います。
「違うよ」「大人のマネしない」と言うよりも、「お味噌汁はこうやっても作れるよ」と言って一緒にお味噌汁を作るのも良いですし、手作りのスマホを一緒に作るのも良いと思います。
そこから子どもの遊びをどう発展させて行くのが大切です。

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