かつて加害者だった人たちへ

もう少し自分が準備できてから書こうと思ったけど、少し書いてみます。
かつて誰かに加害してしまった人たち、今、どんな時間を過ごされていますか?

僕も、かつて人に加害してしまった人間です。
加害者と書くと少しヘビーかもしれませんね。
僕も、かつて人に傷を負わせてしまった人間です。

僕は20歳の頃にうつ病になってしまい、かれこれ16年ほどうつ病で苦しんでいます。
最近、自分が複雑性PTSDだということがわかったのですが、おそらく幼少期のトラウマを今も引きずっているんだと思います。

思います、というのは、具体的なことの記憶はないからです。
それでも、多分この苦しみは、幼少期に親と適切な愛着を築けなかった傷からきているのだと思います。

だから、とても承認欲求が強いです。
ただ、人に認められたい、好かれたいという思いがありながら、人に近づくのが怖い、人を信用するのが怖い、と思ってしまうことがあります。

やっかいですね。

ある時、ある女性とお近づきになったことがあります。
僕は、その女性に認められたくて、受け入れられたくて、でも、いくら近づいても愛が満たされる感覚がなくて、相手が嫌がるほど相手を求めてしまいました。

具体的には書きませんが、もしかしたら相手に傷を負わせてしまったかもしれません。

自分がされたくないことを、好きな人にしてしまった。
罪悪感、自己嫌悪、自己否定でいっぱいでした。
希死念慮に苦しみ、自殺未遂を何回もしてしまいました。

その後も、近づく人全て傷つけているんじゃないかってくらい、歪んだ性格をあらわにしていました。

でも

「違う!違う!俺は人と良好な関係を築きたいだけなんだ!」

と心では思っていたのですが、これは自己防衛がいきすぎた結果なのでしょうか、無用にキレたり、悪口を言ったり、失言をしたりが止まりませんでした。

今は、複雑性PTSDという診断をもらえたので、少し自分の状況を整理できていると思います。
多分、自己対策も打てると思います。

ただ、人を傷つけてしまったこと、嫌な思いをさせてしまったこと、自分がなりたくない人間になってしまったこと

正直、向き合いたくないです。

自分がうつ病だったから、トラウマを抱えていてからなんて言い訳だと思いますが、辛いです。

ただ、僕にできることは、やっぱり自分がしてきたことに向き合って、今後同じように苦しんでいる人が目の前にいたら、希望を見せてあげられるような存在になる。

たぶん、それだけしかないのかな、なんて思っています。

かつて誰かを傷つけてしまった人たち、今何を思い、どんな時間を過ごされていますか?

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