見出し画像

ATEEZのepilogue読んだ?の話

Feverシリーズ完結するってよ

Fever epilogueのDIARY.verみんな読みました?(唐突)
発売前にTresure,Feverシリーズのまとめと考察をnoteに書いたのですが怒涛のカムバ供給~ソウルコン(あと普通に年末年始)などでなかなかDIARY.verに手を付けれておりませんでした。(しかもこれ書き始めてからすでに二カ月くらい経ってます)
ということで今回やっと訳して読んでみたのですが
もうATEEZ大好き!!!(泣)(泣)(泣)(泣)
って感じだったので書いていこうと思います。
今回はepilogueのみなので前回より長めには書いてますが更にわかりやすく訳してくださってる方もいるので詳しく知りたい方はググって頂けると…(恒例の他人任せ)

INTRO
国立中央博物館に展示中のマヤの遺物を盗もうとした三人が17日逮捕された。三人は10日午前10時5分頃「マヤの時間、運命、そして予言」展示館に展示されている遺物を盗もうとした疑い。
A容疑者は犯行理由として「滅亡を控えた人類を救うために盗まなければならなかった」と供述している。彼らは新興宗教団体”サイエンサルバール”の信徒であることが明らかになり教祖ヘンリー・ジョーの影響を受け計画をしたと推測される。
ヘンリー・ジョーが言及したマヤ遺物は「月の動きを収めた砂時計」で専門家の間でも様々な解釈がされているが儀礼用に使ったものと解釈するのが定説である。
チェサンside
アジトに戻ってきてから一週間が過ぎた。アンドロイドガーディアンが存在しないここは風景や人々こそそのままであるが”過去に戻ってきた”とわかった。ユノのお兄さんが交通事故に遭う少し前であり僕たちがアジトに集まるようになる前くらいの時期だ。
過去に戻ったことで事故で失った兄を取り戻したユノは喜んだが、サンはそんなユノを内心薄情だと思っていた。なぜならヨサンがいなくなった世界から戻る術がクロマーが割れた以上ないからだ。
そんなある日慌ててきたソンファが「これクロマーじゃない?」と叫んだ。
国立中央博物館で展示されたマヤ遺物の窃盗に関する新聞記事には”月の動きを収めた砂時計”について書かれていた。それこそがクロマーであった。
ソンファside
「夢でもらったクロマーは黒いフェドラの男がくれたものだ。それは彼らの次元に存在したクロマーであるから、今この世界にもう一つのクロマーが存在していてもおかしくない。それを使いヨサンを探しにいってまた戻そう!」と興奮気味に話すホンジュンに、それは危険であり不法なことだと難色を示すメンバー。
その言葉にソンファは「ヨサンはそのままにしておくのか?」と腹を立てる。「もう過去にとどまらないことにしたじゃないか。」ここが現在じゃないことを知っている、だからこそ行かなきゃいけない。すべてを正しく導くために。
しばらく頭を整理したあとメンバーは次々にクロマーを盗む計画に同意しはじめた。そんな中ユノが静かに「僕はここにいるよ。兄さんと離れることはできない」と言った。
ジョンホside
信じていたユノの発言に衝撃を受けたジョンホ。
気持ちを落ち着かせるためにアジトの周辺を歩いているとミンギも静かについてきていた。
「僕はユノの決定を尊重する」というミンギ。
「おばあちゃんを失うかもしれないと思ったとき、夢もメンバーも贅沢だと思ったんだ。たぶんユノもそうだと思う。一度失った人を取り戻したのにもう二度と失いたくないはずだ。」
ミンギを殴った日を思い出すジョンホ。僕たちの夢が贅沢だという言葉と共に辞めるとミンギが言った瞬間裏切られたような気持ちになり殴ってしまった。
「今だから言えるけど実は誰よりもあきらめたくなかった。」
諦めることを決めたのはミンギの唯一の家族である祖母が倒れたからだった。ミンギの状況を詳しく聞いたらその気持ちを少しだけ理解することができた。そして失った兄を取り戻した気持ちとヨサンを助けたい気持ちの間で葛藤するユノが一番つらいだろうと思った。長い話し合いの末ユノの気持ちを尊重することにしたメンバー達だった。
ユノside
皆が博物館の前に集まっている頃ユノは兄と一緒にいた。
携帯を1分に何度確認するのかという兄の言葉にバツが悪そうに笑いながらユノは携帯をおろした。
生まれつき機能障害のある右足の代わりに負担のかかる左足をマッサージしてあげるユノ。「神様は兄さんに足を少し不自由にする代わりに完璧な手を与えたみたいだね。」不思議そうにみる兄にギターを弾く真似をしてみせるユノ。兄は呆れて笑うようにしたあとこういった。「確かに足が丈夫だったら座って楽器を触ることは考えもできなかったと思う。そう思うと何かが足りないってことは人を目覚めさせるような気もするな。」
仕事場の隅にあるテレビをつけるとニュース速報が流れていた。
サイエンサルバールの教祖ヘンリー・ジョーが信徒100人を連れて国立中央博物館に押し入りマヤの遺物を盗もうとし、それを阻止しようとした少年たちが人質に取られたというニュースだった。人質に取られたという少年たちはメンバー達だった。
瞬間的に反応したユノは引き出しの中のバイクの鍵を取り出し兄に叫ぶ。「兄さん、今日は絶対外に出ないで。絶対、絶対に出ちゃダメだ!」
ウヨンside
ヘンリー・ジョーが持つ刃がウヨンの首に向いている。どうしてこうなったんだろうとウヨンは思っていた。
午後4時、博物館の前で会ったメンバー達は3人ずつチームに分かれて入ることにした。
閉館時間が近づくにつれ緩む警備の隙を狙い1チームは視界をさえぎり、1チームはクロマーを盗んだあとすぐにヨサンがいる場所に行くのが計画だった。
しかし博物館に入る前から計画はだめになった。
展示場の外にあふれる赤い服の群衆の中で一人黒いテックウェアを着た男がクロマーを持っていた。長くて白いひげと右頬にある黒い点、大きなゴーグル。彼こそサイエンサルバール教祖ヘンリー・ジョーだった。彼らからクロマーを奪わなければならなかった。この機会を逃すと元の世界へ帰る術がないかもしれない。
ちょうどその時女子高生たちが赤いひざ掛けを肩に巻いてウヨンの前を通り過ぎた。毛布を頭からかぶりサイエンサルバールの群衆に入っていく、戸惑う女子高生たちを後にしてメンバー達も毛布をかぶったままその中に合流した。
腕を伸ばすだけでクロマーがつかめる距離まで迫ったとき、バン!と空砲弾を放った警察がヘンリー・ジョーと信徒を阻んだ。
その瞬間クロマーに向かって手を伸ばしたはず、であったがヘンリー・ジョーはウヨンの首に刃を向けると笑いをこらえながらこう言った。「ちょうど人質が必要だったんだよ、来てくれてありがとう!」
ホンジュンside
一度も感じたことのない恐怖感で思考回路が止まった。
二度目の空砲弾のあと「人質を解放しなければ警告射撃なしに発砲する」と警察は叫んだ。ざわめく信徒たちに動揺するな、とヘンリー・ジョーは大声で言った。
その時、轟音をたてながらバイクの集団がここに向かって走ってきた。6台のバイクがサイエンサルバールの群衆の周りをぐるぐる回り始めた。意図のわからないライダーたちの行動に不安になる信徒達。ヘンリー・ジョーは何かを叫ぶが騒々しい排気音にかき消され何も聞こえなかった。
ふと見慣れたステッカーを張ったバイクが目に入る。ユノだ!
ユノの計画が何なのか直感的に分かった。信徒たちが統制できないとわかり、ヘンリー・ジョーは人々のほうに視線を向けた。
「ウヨン!」ホンジュンの叫び声を聞いたのかそれともウヨンもユノだということに気付いたのかウヨンはクロマーを掴んで走り出した。信徒の群がりから抜け出すとユノとライダー達はメンバーをそれぞれのバイクに乗せてスピードをあげた。
警察が信徒を取り押さえようとしている間にヘンリー・ジョーが一人逃げる姿が見えた。
ミンギside
「やっぱり来ると思った!」ユノの後ろでミンギが歓声をあげた。喜びに酔いしれて叫んだその瞬間「後ろの車!」と隣で走っていたホンジュンの言葉に6台のバイクは急いで方向を変え、みんな地面に倒れた。メンバーを襲おうとした車はスピードに勝てず歩道に乗り上げて通行人らを襲った。倒れた通行人をみていたユノの目が揺れる。
「兄さん!」ユノが叫びながら走っていったところには、ユノの兄が倒れていた。博物館の方向に向かっていたのを確認したユノの兄はニュースに映るユノのバイクを見つけたようだった。
ユノの兄はゆっくり目を開けてこう言った。
「もしかして今5時7分?」その質問にミンギは携帯を確認する。午後5時7分だった。「俺が今日この時刻に車に轢かれたと書いてあった。」ユノが驚いた目で兄を見ると苦しそうにユノの兄は話した。「ごめん、机の上にお前の日記帳が置いてあったんだ。何かあったみたいだけど何も言わないから。信じられない話が書かれていたから小説かと思ったけど、これを見ると違うようだね。」苦しそうに息を整えながら話す兄。「兄さん早く病院に行こう」ユノが涙を拭いて兄を起こそうとしたがユノの兄は腕をじっと掴んで離さなかった。「お前に言ってやりたいことがあるんだ…俺が怪我をしたのは過去も今もお前のせいじゃない。だから過去の俺は過去のまま残してお前の道を進んでほしい」すすり泣くユノの頭をゆっくりと撫でた。
「愛する弟、いつも言ってるだろ?一日を耐えて過ごしただけでもお前は最善を尽くして生きてるんだってこと。2週間本当に幸せだった。ありがとう」その言葉を最後にユノの兄は意識を失った。ユノは兄の胸に顔をうずめて号泣した。
ひっくり返った車の運転席からヘンリー・ジョーがよろめきながら降りてくる。
頭を怪我したのか顔には血が流れていた。ウヨンが手にしているクロマーを目にしたヘンリー・ジョーは懐から刀を取り出しウヨンにむかって走ってくる。ユノがヘンリー・ジョーに向かって殴りかかった。転び落ちたナイフを再び握り切りつけようとヘンリー・ジョーがこっちに向かってきた瞬間ウヨンはクロマーを回した。
ヨサンside
ガラスの檻に閉じ込められてからどれくらい経っただろうか。
ヨサンが閉じ込められているガラスの檻の前では政府に反旗を翻したレジスタンスが生体エネルギーを奪われたまま石造のように並んでいる。生きてるわけでも死んでいるわけでもない彼らを見たくなかったのかアンドロイドガーディアン達は彼らをすべて黒い布で隠した。その黒い布をかぶった人々の中にグライムズ兄弟もいるというのがヨサンは我慢できなかった。
クロマーが割れて噴き出す光を見て心配になったグライムズ兄弟とレフトアイはすぐ美術館に駆け付けた。数多くのアンドロイドガーディアンに囲まれた彼らは捕まり、レフトアイはなんとかバンカーを抜け出したがその代わりに右腕を、グライムズ兄弟は生体エネルギーを奪われて捕まった。
いっそのこと感情を失いたくなるほどつらく長いこの時間、ヨサンはガーディアンが自分を殺してくれたらいいのにとすら考えた。
そんな時どこからかラッパの音が聞こえた。
僕を監視していたガーディアン達が外に飛び出す。
打撃音とうめき声が閉まっているドアの向こうから聞こえてきた。思わずガラスを両手で叩く。「誰か僕をここから出して!お願い!」
その瞬間ドアが開くとしばらくの間見ていなかった光がこぼれた。開かれたドアの向こうで黒いフェドラをかぶった男たちがアンドロイドガーディアンと戦っていた。
「ヨサン」と呼ぶ優しい声が聞こえる。いつの間にかガラスの檻の前に近づいてきた男は黒いマスクを下した。安堵感で涙があふれるヨサン。黒いマスクを下した男はソンファだった。
OUTRO
レジスタンス団体「黒い海賊団」の地下隠れ家。
古くて小さい機械の中から信号が聞こえてきた。
片腕の男がやってきて古い機械の前に座る。
信号を書き取るためにペンを持った男はレフトアイだった。
再び経験した喪失感でげっそりと瘦せた姿になっていた。
書き取ったモールス符号を解読するレフトアイ。
徐々に彼の顔に希望が広がっていく。
「戻ってきた!彼らが戻ってきたんだ!」
黒い海賊団の歓喜の声が地下に轟いた。
テーブルの上に置かれた紙、モールス符号の下にはレフトアイの曲がりくねった字でこう書かれていた。
”SAY MY NAME,ATEEZ”
Fever epilogue Diaryより

やばくないですか?

もう訳しながら鳥肌が止まらなくて、あぁこれは〇〇のシーンだとか〇〇のMVのあそこがここなのか!とかちょっと…すごすぎません?
「これ進研ゼミでやったところだ!」ってなりました。
前回のブログ(こちら)で曲順についてお話したんですが、やはりAnswerのキングダムverがラストに繋がっていましたね!
監視するアンドロイドガーディアン、画面に映る砂時計、次元が変わりヨサンのいるガラスの檻の中に現れる黒いフェドラの男(ソンファ)

もう一度見るとまた鳥肌なのでぜひご覧ください!
このあとにつらつらと疑問点や考察など書いていたのですがとんでもなく長文になってしまったため一旦こちらの記事はここまでにしておきます。
今回もお付き合いありがとうございました!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?