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今日は、大学の常勤の仕事を退職される方の講義を聴きに行った。彼女はイメージの研究をしていた。
彼女がカウンセラー、相談員として精神的・心理的サポート業務を行う中で用いていた一つに「壺のイメージ」を使った療法がある。

彼女曰く、治療の中で一番大切なのは、「安全感を得ること、確保すること」。
そして、心を観察するだけに留まらず、イメージの世界の中でクライエント(=来談者=困ってる人)と一緒に働きかけ「イメージの世界をどう変えていけば、あなたは安心できる?」と問うていく。

このようなプロセスで、来談者の心の中にあった様々な要素がまとめられ、悩みや問題にしか目がいっていなかった状態から、自分の心の中にも安全地帯がある、いい要素もあるという事実に気づいていく。
こうして心の中を整理することで、改めて問題に立ち向かっていくことができるのである。

「あなたの心の中のことが少しずつ入った壺が幾つか見えてきます。それぞれの壷はどういう壷ですか?中身は何でしょうか?」

「それぞれの壷をどうしたら、あなたは安心できますか?」

蓋をしたい壷、そのままでもいい壷、色々あると思う。

色んな壷がある。

整理していない心はそれぞれが混ざり合ってぐちゃぐちゃだ。
それを、要素ごとに壷の中に納めていく。
人によっては、今まで心全体を覆っていた黒雲が収められ、自己の中の安全地帯に気づく。
そして、安全感を得た上で、黒雲にどう立ち向かっていくか、イメージの中でアプローチしていく。

私はこのような考えに大変共感した。講義を聴きに来てとてもよかったし、得た知見は厖大である。

今度、自分の心を壺に入れて観察した記事を書こうと思う。

それでは。

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