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#短編小説
【ショートストーリー】バニラアイス
キンと冷える2月の半ば、夜は山奥のようにすっかり冷え込み、仕事が終わり家から徒歩5分のコンビニに寄ってカップのバニラアイスを買い、100円のホットコーヒーを片手に家に帰る。帰って食べようと思っていたカップのバニラアイスはまだ固く、テーブルの上に置いたホットコーヒーの近くにそのバニラアイスを置いてわざと溶かした。
半分空っぽの本棚、半分空っぽのクローゼット、2人分の食器、ふたりがけのIKEAで
キンと冷える2月の半ば、夜は山奥のようにすっかり冷え込み、仕事が終わり家から徒歩5分のコンビニに寄ってカップのバニラアイスを買い、100円のホットコーヒーを片手に家に帰る。帰って食べようと思っていたカップのバニラアイスはまだ固く、テーブルの上に置いたホットコーヒーの近くにそのバニラアイスを置いてわざと溶かした。
半分空っぽの本棚、半分空っぽのクローゼット、2人分の食器、ふたりがけのIKEAで