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書けないときの対処法~後編~

書けないときの対処法後編です。
前編では
「まず書けない理由を深掘りしよう」から、「具体的な対処法」の前半部分をお伝えしました。


今日は後半部分です。


④怖い


怖いって何?って思った人もいるかもしれません。


実は、書くことが怖いと感じているから書けなくなっている
という場合も大いにあるとわたしは考えています。


この怖さにはいろんな理由があります。

・自分の限界を知ってしまうのが怖い
・うまく書けないかもしれないのが怖い
・書き上げても感想もらえないかもしれないのが怖い
・書いたら本格的に沼に落ちてしまう戻れなくなるのが怖い


最後のはまぁ、その怖さはオタクあるあるだから諦めろ、としか言えないですが(笑)


限界を知ってしまうのが怖い、うまく書けないのが怖い、
というのは、創作初心者よりも何度か経験を積んだ人の方が起こる確立が高いと思われます。

最初のうちはただキャラや作品が好き!という気持ちや推しカプを生み出したい!という熱で書けていたものが、
回数を重ねてくると、だんだん欲がでちゃうんですよね。

すなわち、「もっとうまくなりたい」という欲求です。

これは当たり前の欲ですし、それによって書くハードルが上がってしまうのも避けられない壁だなと思います。


これに対する答えは一つです。
それでも書かないことには始まらない。


うまくいかないかもしれないから怖い。感想来ないかもしれないから怖い。
まだ起こっていないことに対する恐怖って、ずーっと続くんですよ。
つまり書かないでいる限り、ずっと怖い状態が続く、ということです。

そして、うまくなるためには書かないことにはどうしようもない。
怖さをなんとか飲み下して、書くしかない。


構成とか表現のつたなさや語彙の少なさとかが気になって、
そんな自分の実力を目の当たりにするのが「怖い」だから書けない。

それって、今よりも成長したいという欲が生まれたからこそなんですよね。


ここで踏ん張ってこそ、一皮も二皮も剥けることができると思います。
自分の中の恐怖と向き合うのってすごくしんどいことですが、無理しすぎない程度に頑張りましょう。
わたしも常々自分の中の恐怖と戦っています。




⑤特定の箇所で筆が止まっている

これはわりと理由が明確なパターンです。
体力精神面が理由というより、技術面が原因ということですね。


特定の箇所で筆が止まる場合は、

・その先の展開が思いついていない
・台詞や表現がしっくりこない
・これまでに書いた部分も含め構成が気になりだした
・展開は思いついているがしんどいターンのため進まない


とかです。

展開が思いついていない

普段プロットを作っている人は、プロットの段階で甘かったということなので、
プロットに戻って練り直すと良いと思います。

プロットを作らず書きながら考えている人は、対処がちょっと難しいですが、この場合は書き続けないと物語は出てこないので、
たとえば頭に浮かんでいるシーンだけ先に書いてしまい、あとからシーンとシーンをつなぎ合わせるという手もあります。

台詞や表現がしっくりこない


いったんそのまま書いて後から修正しましょう。
陳腐な表現が続いてるな~とか、気になっちゃっても、まずは一旦最後まで書きます。
そののち、参考になりそうな本を読んだりして語彙を増やして修正しましょう。

二次創作で「このキャラの台詞が違和感あるんだよな」とかの場合は、
キャラの台詞を原作から書き出す作業をやってみるといいですよ。

わたしも推しカプ小説を始めて書く時は、よく原作から台詞を抜き出してまとめる作業をやります。
手間はかかりますが自分の手で打ち直すことで、キャラの口調が自分に染みこんでいく感覚があります。結構おすすめです。

これまでに書いた部分も含め構成が気になりだした


やはり、まず書き上げてから修正に入ることをおすすめしますが、
気になってどーしても進まない!という場合には、いっそ白紙に戻して最初から書き直しちゃうのも手だと思います。

その時は消すのではなく、別ファイルに残しておいて新たに書き始めるのがいいと思います。
書いているうちに、「前に書いたあの部分使えるな」とか出てきたりするので、
再利用できたりします。

展開は思いついているがしんどいターンのため進まない


しんどいターンは本当に、自分との戦いですね。

何故しんどいのか。
シリアスな話で登場人物が辛い目に遭うから書いていて辛いとか、
エロシーンなので体力を消耗するとか、
原因はいろいろあります。

山登りで言うと、いちばん道が荒れていて傾斜がきつい場所にきた、ということですね。
しんどい。もうめっちゃしんどいですが、
ここを越えた先に素晴らしい景色が待っていると信じて、進みましょう。

歩みが遅くても気にしちゃいけないです。
だってそれだけパワーのいる作業をしてるわけですから。


この部分を越えるポイントとしておすすめなのは、

・ポモドーロ法で細かい休憩を入れながら小分けにして進める
・勢いを利用して一気に書き切る


のどちらかです。


どちらが向いているかは人によって違うので、自分はどっちの方がいいだろう?と考えてみてください。

ちなみにわたしは休憩を挟むとやる気が飛んでいくタイプなので、
ノってきたら一気に書き切る派です。
勢い付けると自分でもびっくりするくらいの力が出ることもあるので、この方法もおすすめです。

小分けにする場合の利点としては、
まとまった時間が取れなくても良い、というところと、同じペースで進められるため後が楽、ということですね。

まとめ

書けない理由別に対処法を細かく書いてみました。

色々書きましたが、
「そうは言っても書けない時にあれこれする元気もない」
という時は、もうやっぱりまず「休む!」
これが一番いいと思います。


で、ただ休むだけだと罪悪感ある……という場合には、
インプットの時間にするといいです。

他の人の作品を読む、原作を再履修する、関係ない漫画や小説映画を摂取する。
とくに他の人の作品を読むと、それが推しカプだった場合は「うお~~やっぱり好き!よしわたしも書く!」という気持ちになれると思います。

原作再履修もおすすめです。
「やっぱこのシーンのこれいいよな……」とか新たな発見があったりして、創作ネタがまた一つ増えたりします。


書けなくなった時はまず書けない原因を深掘りする。
原因別に対処法を試して、それでも駄目なら休む。違うことをする。



これで楽しい創作ライフを送っていきましょう!



ここまで読んでくれてメルシー♡

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