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今までと違う作り方の「Can't wait!」


「Can't wait!」について

ミニアルバム1曲目はタイトルトラック。

https://music.apple.com/jp/album/cant-wait/1495945024

次のお休みが楽しみ・・・!というワクワクした気持ちと
今のタスクをぶっちぎりでバリバリやってやるぞ!というイメージも一緒に持って作りました。



普段の曲作りの方法はいくつかの種類がありますが、
イントロからガーーーーーーーーっと、
感性の赴くまま一気に作ることが多いです。
Aメロを作って、あとは翌日・・ということはほとんどなく、
まず最後まで一気に作ります。
時間が許す場合は、頭の中から即デモレコーディング。
デモと言っていますが、
この段階でほとんど本番に近い形が出来上がります(リズム以外)
わたしが曲作りで大切にしているのは、
「この曲を作る!」という情熱がマックスのままでいること。
なので、必然的にスピード感も大切になってきます。
(もたもたしてると、他の曲が生まれてしまうことがある・・・)

もちろん、全部が最高傑作ではなく、
よくわからないものが出る日もあります(笑)
作った直後に、うーん()、となって、ハードディスクの深い部分にしまったり、とりあえずヤギちゃんに渡すだけ渡す、という感じにします。



わたしは「曲を作るぞ!」となると、上記の通りすぐに音にしたくなるのですが、Can't wait!に関しては、この曲の向かいたい方向性、イメージ、聞いた時に感じたい感情・・・など、音に出す前に丁寧に丁寧に自分に問いかけながら作った作品です。
今まで丁寧じゃないのか!と聞かれるとそういうことではないのです。
この辺が、なんともお伝えしにくい部分ではあります。


今までの作品のリード曲(The 7th gate、Miss Greedyなど)よりも疾走感がほしかったので、まずBPMから決めました。一番速いテンポで。
そして、イントロから作りたがりウーマンなわたしもグっとこらえて、Aメロから着手。(なんかそうしよう、と勘で。だけど、イントロのどこかにヤギちゃんのフィルインが入る感じが良いな、というイメージだけは先にしていた)


ここからはいつもどおりで、お料理をするような感じで作ります。
「いつかWill Leeにベースを弾いてもらいたいな~」という壮大な妄想をしながら気持ち良いベースを弾きつつ、メロディーはリードシンセとピアノのユニゾンにしようと重ねていく。
エレピも気持ちよくいれて・・・
サビはもう、どんどん広がっていく感じに!
語彙力が無さすぎてたぶん何も伝わっていないかと思いますが、
全てにおいて、とことん気持ち良さを追求して作り進めました。

この段階では、リズムにはカウベル4つ打ちしか入っていません。
想像のドラムが脳内で再生されているだけです。
ヤギちゃんがどうプレイしてくれるかは全くわからないのですが、間違いなくヤギちゃんの得意な感じだろうと思っていたので何の不安もありませんでした。



自分の中で新しい作り方を試してみた結果、
とても良い方向で出来たなぁと思っています。
サビで、雲が晴れたように突き抜けるところ、
予想以上のヤギちゃんの気持ち良いプレイ、
キメキメな部分、お気に入りがたくさん詰まっています。
自分のルーツの根っこのJフュージョン魂が炸裂しました。

掛け合いのようなアドリブを聞いたみなさんから、
「いろんな活動が凝縮されたような曲!」とのお言葉を頂き、嬉しく思っています。

ライブではヤギちゃんと2人のことが多いので
この掛け合い部分は1人で持って行きますが、
よっちゃんとのトリオの時は・・・楽しみにしていてください!


「Can't wait!」はアルバムタイトルだからこそ最初にもってきてるんでしょうか?という質問を頂きました。
アルバムを作る時に皆さんリード曲(アルバムの軸になる曲)があると思うのですが、わたしは最初ないしは2曲めに持ってきたいタイプです!
(でも、後半に持ってくる方もいますし、それぞれ考え方は違うかなぁと思います)


アルバムの中で曲作りが大変だった曲を教えて欲しい!という質問がありましたが、曲作りはどの曲も悩んでいないです。
(この方は「Can't wait!」と予想していたそうです)

ただ、この曲はプレイがとても難しかったです(笑)
今回のミニアルバムで一番自分の至らなさを痛感しました・・・
自分が演奏できないような曲を作ってしまうのが、悩みです。
練習しまくるのでレベルアップします。笑
(ちなみにヤギちゃんは「これ、ライブで叩けるかな~!?」と言っていたので、ヤギちゃんも難しかったそうです)


この曲は、聞いていてワクワクする!という感想が多くて、
わたし自身もそこを意識して作ったので、
通じ合った感じが本当に嬉しいです。
きっとライブでどんどん成長する曲になると思います。





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かおりメモ

曲作りのときは思い切りよく脳内→すぐRECとかするくせに、
実際の生活や人生においては
石橋を叩きすぎて壊すタイプ。
そろそろ渡りたいぞ。


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