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Stable Diffusionに自分の作品のリメイクを作らせてみたらかっこいいストリートアートが爆誕した

どうもこんにちは、アート屋です。
Stable Diffusionのオープン化やら某サービスの炎上などで昨今またAIアート関連の話題が盛り上がっていますね。

Stable Diffusionには従来のキーワードから作る画像生成のほかに、アップロードした画像+キーワードで描画させるという機能があるらしく、今回はそちらを使って新しい制作方法の可能性を模索してみました。日々是実験。

2018年に『danse_macabre.exe』という作品を作ったのですが、こちらの屛風画で「Google翻訳で繰り返し再翻訳されることで言葉の意味が変化する」というギミックを利用し、作品内に取り入れていました。AIによって現実世界の認識が変わっていくというイメージです。詳しくは下の記事をご覧ください。むちゃくちゃ長く細かく余計なことまで解説しているので本当に興味のある方だけでいいです。

要するにAIによって形を変えることをテーマにした作品を、もう一度AIに見せて形を変えてもらおうというわけですね。

この画像をStable Diffusionに突っ込んで、キーワードを入れます。
とりあえずもう一つのテーマである「生と死の反転(return of life and death)」を入れたバージョンと、タイトルの「danse_macabre.exe」を入れたバージョンの両方を試してみました。まずは生と死の反転バージョンから。

画像を入れる枠が正方形なのでどうも横長の画像は上下を空白として見なされるようで、文字が混ざってるのも相まって新聞や雑誌の記事みたいに解釈されたようです。なるほど興味深い。内容は文字要素が、構図は画像要素が色濃く反映されるのではないかと予想されます。

次にタイトルの「danse_macabre.exe」を入力したバージョン。

死の舞踏みがつよい。1枚目なんかはかろうじて構図に名残が残ってるかな?
もう少し私の原作に寄せようという気概が欲しかったですね…。何が描いてあるかを文字で解説してあげるのが正解なのかもしれません。

なのでたくさん説明を書いてみました。



おおお!いい感じやん!!!
特に2枚目と3枚目のやつが好き。
これを私がまた絵に描くというのも面白そう。
もしくはこれをひたすら大量生産してAI版Emily Melonpas Opheliacと人間の私の差異を問うとか、ここから拡げていけるコンセプト・探求の可能性がたくさんありますね…!

ついでなので、そのほかのAI関連過去作品もAIにリメイクさせてみました。

まずは「Aerosol portrait of a non-exitent person」から。

AIくんこういうのは得意みたい。大胆なアレンジをしてあるのもありますね。これほんと面白い。最後のやつ美容室にいるバナナマン日村さんみたいで草

次に「Oh,my darling Mcqueen」。

これは見事な再生成って感じ。ほんとにマックイーンのデザインにありそう。かっこよすぎんか!?これを元ネタにアレンジして無限にファッションデザイン擦れるのでは…?

そして「温故不知新」。

どうもピカチュウとドラえもんと車の要素だけ理解したらしい。けどこういうステッカーあってもいいよねかわいい。

🍈おまけ🍈
せっかくなのでカワイイカルト・レクイエムでもやってみました。

これが元ネタですね。画像の説明を書けばいいということに最初は気付いていなかったのでタイトルのKawaii Cult Requiemをキーワードに与えてみた結果がこちら。

カルト感あっていいですね。1枚目のピンクの子と2枚目の子、自分で描いてキャラクターにしようかな?最後のやつも棺桶っぽくていい。デザインかっこいいのでなんかで採用したいねえ。教団ロゴとか。

ちなみに画像の説明入れた版も試したんですがcoffinを理解しなくて赤ちゃんの籠になっちゃうしスーパーボールは中に入らずそのへん転がってるし特に面白くもないものしかできなかったので割愛します。呪文の詠唱がうまくなかったのかも。

🍈🍈おまけのおまけ🍈🍈

わたくし、Emily Melonpas Opeliacの生成結果。

ワロタ

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