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♯29 雰囲気を察知して自己主張を続けた息子

MelonPapaです。発達障害の4歳の息子との生活を通して感じたことや見聞きしたことを発信しています。

今回は、発達障害を抱える息子が苦手なはずの「雰囲気を察知」して行動したことについて書きます。※息子が「雰囲気を察知した」と言葉で言ったわけではないので、あくまでも息子の行動からの推測です。

自己主張できることを大事にしている

以前の記事でも書きましたが、息子は将来少なからず誰かに助けてもらって生きていくことになると考えているため、「何をして欲しいかをきちんと主張できるようになる」ことを意識して子育てしています。自己主張は、度が過ぎるとわがままだと受け止められてしまいますが、何もお願いできずに困るよりは、少々わがままだと思われても、きちんと自分の気持ちを伝えられることを重視しています。

そんなわけで、我が家では、息子がやりたいと言ったことは基本的に叶える方針にしています。とはいえ、いつでも何でもOKという訳にはいかないので、時には「●●が終わったらにしようね」「来週にしようね」と言って、条件付きでOKという形を取ることもあります。(心理士さんからもそのようにアドバイスを頂きました)

「レストランに行きたい」の主張 

先週の平日、夕方に妻が息子と公園で遊んでいたところ、息子から突如、「ピザレストランいく!」と言われたそうです。息子はレストランに行くのが好きなので週末に時々家族で行くのですが、妻はこの時、平日も行く習慣にはしたくないと考え、その日は行かないよう息子の説得を試みます。やりとりは以下の通り。

息子:ピザレストランいく!
妻:また今度にしようね
息子:ピザレストランいく!
妻:お父さんと3人で行こうね
息子:ピザレストラン行く!

こんなやりとりがしばらく続いたそうです。妻は「今日は行かない」とは一言も言わず、ひたすら遠回りな表現をしたのですが、息子はひたすら行きたいと主張したそうです(かんしゃくではなく)。
発達障害の子にとっては、「また今度」というのは曖昧で、結局今日行けるのか、行けないのか分かりにくいのではないかと思います。息子がどう理解したのか真実は分かりませんが、「行くって言わないから今からは行けないってことなのかな?」と考えたか、あるいは、「話し振りが前向きじゃないから、これは主張が通っていないな」と考えたのか、とにかく、自分の主張を続けたのは、遠回しの表現から息子なりに「行けない」を理解したのではないかと思います。

息子に対して曖昧な表現を使っていることについては、今後ははっきりした表現を使うように改める必要があるかもしれません。ただ、息子が間接的な表現や雰囲気から何かを感じられるようになっているのであれば、それは1つ成長かなとも思いました。今後生きていく上で、間接的な表現も理解できることに越したことはないと思います。

ちなみに、この日は妻が根負けして16時半(早い!)にサイゼリヤで夕飯を食べたそうです。息子はなんと、ピザ1枚とドリアを完食!すごい食欲...さすが、妻の説得に引き下がらなかっただけあります。

今回は以上で終わります。最後まで読んでいただきありがとうございました。

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