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#58 年末年始の図書館

MelonPapaです。発達障害の息子との生活を通して感じたことや見聞きしたことを発信しています。
更新の間が空いてしまうこともありますが、今年も自分なりのペースで書いていきたいと思います。

今回は、図書館好きの息子と年末年始にどのように過ごしたのか書きたいと思います。

「図書館で」×「お気に入りの絵本を読む」が息子のこだわり

息子にはいくつか好きなことがありますが、そのうちの1つが絵本を読むことです。お気に入りの絵本はその時々で移り変わっていくのですが、長らくお気に入りなのが、きむらゆういちさんが描く、赤ちゃん遊び絵本シリーズです。上記リンクのWebページのスクリーンショットで紹介すると、以下のような絵本です。

きむらゆういちさんの赤ちゃん遊び絵本シリーズ

動物のキャラクターが、あいさつ等の基本的な生活習慣を行う絵本です。

この絵本がただ好きなのではなく、息子は「図書館で」この絵本を読むのがこだわりになっています。息子が図書館でこの絵本を読み漁っているので、自宅でも読めるように購入したのですが、自宅で読むのは早々に止めてしまいました・・。同じ絵本であるはずなのに、図書館で読みたいようです。図書館によって置いてある種類が違ったり、借りられてしまうと図書館に1冊もないという事態もあるので、平日、休日共、このシリーズを求めて複数の図書館を行脚することも少なくありません。

年末年始期間は多くの図書館が閉館

年末年始期間、何が一番問題だったかと言うと、多くの図書館が閉館してしまうことでした。自転車で行ける範囲の図書館は、12/30~1/3は全て閉館でした。
「図書館も冬休み」と言っても、なかなか理解できない息子。療育施設も休みのため、イレギュラーな日々が続いていたこともあり、なかなか気持ちが落ち着きませんでした。息子はどうしても図書館に行きたい!と主張するため、妻と一緒に他の地域、隣の県の図書館まで、年末年始にも空いている図書館をひたすら調べ、何とかいくつか見つけました・・。
電車やバスにも乗ることができて、小旅行のような気分で楽しそうに図書館へ向かう息子。しかし、なかなか現実は甘くありませんでした。

お気に入りの絵本が無い

12月30日。図書館遠征初日。
これは親のリサーチ不足のため、息子に申し訳なかったのですが、遠方まで図書館遠征に行ったのにもかかわらず、その図書館にはお気に入りの絵本が1冊もありませんでした・・。息子のこだわりは、「図書館」×「お気に入りの絵本」であるため、「図書館」だけでは息子は納得しません。
図書館中を探し回って、お気に入りの本が無いことが分かると、心からがっかりした表情(半泣き)になってしまいました。
そこで、そこからまた別の自治体までバスと電車を乗り継いで、別の図書館へ。今度は無事にお気に入りの絵本を発見。その時既に夕方になっていましたが、息子の心はようやく落ち着きを取り戻しました。

12月31日、1月1日の遠征

12月31日、1月1日は私の実家へ帰省しました。これまでの状況からいくと、この2日間も間違いなく「図書館×お気に入り絵本」を熱望することが予想されました。
奇跡的に、実家の近くで12月31日、1月1日の両方開いていて、かつお気に入りの絵本の在庫がある図書館を発見!救われました・・・。懸念事項は、全15種類ぐらいあるうち、たった2冊しか在庫がなかったことでしたが、たった2冊であっても、息子の心の安定には十分でした。その2冊は早々に読み終えていましたが、その後も穏やかな精神状態で他の絵本にも手を出していました。
年末年始はデパート等色々な店が閉店するようになった昨今、開館を決めてくれた図書館の皆様に感謝いたします。

日常を取り戻した息子

冬休みが終わり、療育施設も再開、近隣の図書館も再開。息子は日常を取り戻しました。待ちに待っていたかのように、近隣の複数の図書館を行脚しています。
イレギュラーが苦手な息子にとっては、長期休暇は心が落ち着かないようなので、無事に日常が戻って息子が一番ほっとしているのではないかと思います。

来年の年末年始には、息子のこだわりはどうなっているのか?また遠征に繰り出すのか、今回の年末年始のバタバタを笑い話にできるのか?楽しみに!?したいと思います。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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