【体験談】農業の精度向上には経験と情報の獲得が重要
農業において作物を育てることは基本的なステップです。
誰もが最初から上手く栽培できるわけではありません。もし誰かがそんなに簡単に成功していたら、苦労する必要はないでしょう。
栽培の経験を積み重ねたり、書籍や研修を通じて学んだりすることで少しずつ成長していきます。
一気に高品質で安定した栽培ができるようになることはありません。
農業の精度を向上させるには、多くの経験を積み重ねて情報を得ることが重要です。
栽培経験の蓄積が近道
農作物の栽培を上達させるためには、やはり自分自身で栽培し経験を積むことが欠かせません。
他の方法では十分な成長は期待できません。
本に書かれていることだけでは、対応できない問題が生じることがあります。本やインターネットで勉強して栽培に取り組んでも、実際にやってみると上手くいかないことがあります。
そんな場合、どうするでしょうか?
問題が生じた際に適切に対処できるのは、一定の経験を積んでいないとすぐにはできません。
本やインターネットの知識だけでは、万一の事態にも戸惑い、どう対処すればいいかわからなくなるでしょう。
農業の精度を高めるためには、それなりの経験と情報が必要です。
作物の成長サイクルは一定です
栽培経験を積むためには、栽培サイクルの回転を早くする必要があります。
しかし、この点についてはサイクルを高速で回すことは不可能です。作物の栽培期間を短縮して収穫することはできませんからです。
作物によって栽培期間は異なります。
収穫までに2週間かかるものもあれば、3ヶ月や1~2年かかるものもあります。
限られたサイクルの中で、肥料や水、栽培方法を試して経験と情報を収集し、実験していかなければなりません。そのためには栽培期間を調整したり、エリアを分割して栽培条件を変えたりすることで実験を進めるしかありません。
また、作物によって年に何回作付けできるかも異なるため、多く作物を育てる方法を試す必要があります。
研修や専門家から学ぶことで時間を短縮できる
自ら模索する方法では、何十年も時間がかかる可能性があります。栽培サイクルを高速化することができないからです。
そのため、専門家や経験豊富な農家から研修を受け、栽培方法を学ぶことでより早く成長できます。
無駄な失敗をする必要もなくなります。専門分野に特化した農家から学ぶことで、成功のための方法を知ることができます。
自ら発見するよりもはるかに時間を短縮できます。
栽培回数を増やして実験する
まず、経験を積むために回数を重ねて実験することにしました。そのためには栽培期間を調整したり、ハウスだけでなく露地でも栽培したりと工夫し、回数を増やして経験を積みました。
マルチを変えたり、支柱の形式を変えたりなど、さまざまな実験を行っていきます。
マルチを変えたら作物はこうなったので、次はこの方法を試そうとか、支柱を使って誘引したらどうだろうと考えて試してみましたが、結局は支柱がより適していたことがわかりました。
このように、できるだけ多くの試みを行うことで、経験と知識が蓄積され、精度を向上させることができます。
具体的な手順
栽培の精度を向上させる手順を紹介します。
手順1:栽培回数を増やして経験を積む
手順2:より効果的な方法を調べる
手順3:試してみる
手順4:失敗した点を改善する
手順5:再び試す
上記の手順に従って進めることが良いでしょう。何度も繰り返して成功するまで取り組むことが重要です。
私もこの方法で精度を向上させようとしています。
コツは小さなスケールで試すこと
最初から大規模な実験を行うと、失敗した場合のダメージが大きくなります。そのため、小さなエリアで試行し、成功した方法を拡大していくと良いです。
小さなエリアごとに異なる方法を試して、成功したものを採用していくと効果的です。
この方法では、限られたサイクル内で多くの実験を行うことができ、多くのデータを収集することができます。
データを元に自身に合った方法を選択し、精度や技術を向上させていくことができると思います。
私も今後も小規模な実験を行い、栽培の精度や技術を高めていきます。
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