夏がはじまり迎えた7月。
眩しげな日差しと共に歩き出した。
雨が降る前の湿気を纏いながら
大都会のど真ん中へと進んでいく。
今この瞬間に見えたこと。
ずっと前から持ち続けている感情のこと。
誰かから受け取った気持ちのこと。
正解のないとても複雑で
それでいてはっきりとそこに在るものを
この手でしっかり握りしめながら
過ごしている。
いつからなんてわからない。
気づいたその瞬間から
無自覚に私の中に生まれるそれが
ゆっくりとはじまりを告げる。
これを目にした瞬間から
あなたもきっと始まっている。
きっと手にしている。
そして私の心に触れている。
めろんだいふく
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