世の中眩しすぎて困ってます。

この記事は2019年11月にはてなブログで書いたものを移行したものです。





怒涛の8連勤最終日。「さあ!今日を終えれば明日はゆっくり出来る!今晩はビールを飲んで自分にご褒美!」と思い、出社した。が、午前中で私の体力は燃え尽きてしまい、生理前の症状と大量の鼻血と酷い頭痛に悩まされ、上司に早退を持ちかけた。あれやこれやと上司に屁理屈や人としてありえない事を言われた。早退し、ベットで横になるものの、上司の言葉が心に引っかかり、寝付けなかった。



次の日、休みだった私は地下鉄に乗っていた。いつもなら読書をするのだが、昨日のこともあって落ち込んでいたしそんな気になれず、何を見つめるわけでもなくボーッとしていた。ふと、我に返った目線の先に飾りっけのないシンプルな広告が貼られていた。

「はたらく学校文化祭」

という広告で、私は心を打たれ、手に持っていたスマホで検索をかけた。ホームページにたどり着き、色々と見ていると、とあるセミナーのページにたどり着いた。「夏生さえりさん」いうライターさんがセミナーを開くと書かれていた。


私が「夏生さえり」さんのことを知ったのは小学生の頃からの友人のSNSだった。その友人は、出会った頃から沢山の本を読んでおり、大人に怯まず意見を言い、「世界を回したい!」仕事の合間を縫って海外旅行に行く、自分の道を突き進むかっこいい数少ない友人のひとりだ。彼女が夏生さんにリプライしたのを、私のTLに流れて来たことがきっかけだった。夏生さんが呟いた内容は覚えていないのだけど、夏生さんの呟きの言葉の選び方が、私の心に柔らかく染み込んでいく感覚がしたのを今でも覚えている。私はすぐフォローのボタンを押した。



夏生さんのセミナーのページにたどり着いた時、「今行かねば後悔する!!」と謎の衝動に駆られ、セミナーの申し込みのボタンを気づけば押していた。押した後、物凄い不安に襲われ、きっかけとなった友人に連絡したら、「気軽に楽しんで」の一言と愛のある細かいメッセージが返ってきた。愛のあるメッセージに安堵しながらも、少しの緊張感と共に会場へ向かった。



どきどきしながら席に座り、アンケートとスマホと周りの参加者を見渡しながら、始まるのを待った。とってもキュートな、女性の司会者の挨拶でハヤカワ五味ちゃんと夏生さえりさんが登場し、イベントは始まった。事前に質問を受け付けていたので、その中から、色んな人の質問を組み合わせた質問を三つ答えてくださっていた。



人と比べたり、自己肯定感が下がるときが二人にはありますか?また、その時の乗り越え方は?


さえりさん:一人と上手くいかないからって、皆と上手くいかない。って訳ではない。 
五味ちゃん:認知の歪みをとる。捉え方を変える。ダメな時を記録する。辛くなる考え方は変えるべき。人は一人ひとり違う。選択肢の余裕をも持つことも大事。
さえりさん:自分の経験だけで考えない。休めるときは休め。
五味ちゃん:落ち込めるときは落ち込め。酸素が少ない人は落ち込みやすいし、貧血も原因だったりするし。婦人関係で悩んだ時点で婦人科に行くべき。
さえりさん:カウンセリングとか心療内科もそうですけど、「あ、風邪っぽいな」と同じで、調子悪いなって思って、病院行くのと同じ。専門的な人に見てもらってはじめて病名がつく。合わないって思ったら、病院は変えてもいいわけだし。
五味ちゃん:ご自愛は休むこと。
さえりさん:小さな幸せでもいい。かりかり梅二つ買ったとか。自分に小さなご褒美大事ですよ。




二人はどんな葛藤をしてきたのか?どんな風に納得点を見つけましたか?




五味ちゃん:人それぞれ。結婚も、自分が思う結婚はなんなのか?
さえりさん:自分の努力だけではどうにもならない。(前向きな意味で)。パートナーと価値観が合わないのは当たり前。二人で歩く道を考える。譲れないものをちょっとにする。
五味ちゃん:混じり合った時にどうしたいのか?ですよね。何となく選ぶってことを減らすこと。じゃないと後悔する選択しかしなくなるから。




仕事と女性だから出来ること(妊娠、出産)のバランスの取り方とは?



五味ちゃん:自分ひとりで解決しない。味方を作っておくこと。その為にお金と労力は割いていい。
さえりさん:自分の想像ではまず無理。予定通りなんていかない。まずはひとりで達成出来ることをする。情報を得るってめちゃくちゃ大事。
五味ちゃん:女性は妊娠について知ることはかなり大事。
さえりさん:自分ひとりで考えないことですね。すごいものを見つける必要もないですし。
五味ちゃん:平和に生きていけたらいいですよ。
さえりさん:やわらかく選択することも大事ですよ。
五味ちゃん:身の回りの人をリスペクトすることも大事です。



と、ストレートに飾りっ毛のない表現をする、五味ちゃんと、他人の事を肯定しながらも、やわらかく、自分を表現するさえりさんのバランスが絶妙的で、二人のトークを聞いていて心地よかったな、と。

少し時間があったので、二人が気になった質問にも答えてくださった。




自分の身近な人が結婚したり、出産したりすると、「なんで私じゃなくてあの子なんだろう?」と嫉妬してしまう。



さえりさん:自分とタイミングが違うだけ。他人の人生と自分の人生は違う。
五味ちゃん:友達の幸せは自分の事のように嬉しい。
さえりさん:自分と他人は切り離した方がいい。
五味ちゃん:良いものを呼ぶには、まず自分を愛してから。
さえりさん:自分に余裕がないときには、人に優しくしない。で、元気な日に二倍頑張る。自分を他人と思ったら、自分の良いところってすぐ出てるから。
五味ちゃん:去年、友達に「五味ちゃんの良いところ30個」ってリストをもらって。あれめっちゃ良いですよ。あれ見て私、元気もらってます。友達同士で良いところを言い合うのもまずはいいかもしれない。
さえりさん:自分が心地いいと思える環境がどれだけ続けられるか、も大事ですよね。





最後に二人はこう、締めくくった。

五味ちゃん:選択肢を持つことと、色々と知識を持つことは今後、必要になってくると思います。
さえりさん:やわらかい状況でいること。今の状態は一生は続かないので。





イベント終了後、私はホッとした気持ちになっていた。今まで頑張りすぎていたのではないか?他人が思う幸せのテンプレートに縛りつけられていたのではないか。私は私らしく自分の幸せを選んでいくことが最高のご褒美であり、最高の幸せなのではないかと。今回の二人はそれを選んでいるからこそ、失敗や色んな経験をして今、こんなにも輝いているのだ。



私は、昨日の余韻めちゃくちゃ精神的に元気だった。おやつのリンゴケーキの作成を利用者さんと成功させ、食べ、他のスタッフや利用者さんにも好評で、うきうきした気持ちのまま家に帰り、いつもはサボって、母にお任せ状態になってしまう洗濯物を取込み、掃除機まで掛けることが出来た。今日は調子がかなり良い日だ!とこの記事を書きながら、大好きなチョコを食べている。これこそ小さなご自愛なのだ。











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