大学生の時に祖母と出かけた話、どうやら孫よりも友達の方が良いらしい
小さいころ祖父母の家にいることが多かった私が、大学生の時に祖父を亡くし、再び祖母と一緒に過ごすことが増えた一時期の話です。
イラストは「みんなのフォトギャラリー」から使わせていただいています。ありがとうございます。
祖母の行きたかった場所に一緒に行く
以前にも書きましたが、私が小さいときは祖父と2人で出歩くことが多かったです。
祖母とは家の中で過ごすことが多かったので、一緒に出掛けたのは病院とか買い物とか必要な時だけでした。
祖父が亡くなるまでの数年は、入退院を繰り返し、人工透析もしていたので祖母は祖父に付きっ切りでした。
叔父も孫である私も、祖母に自分の時間を楽しんでもらいたいと思っていました。
祖母が行きたいと言っていた巣鴨に母と私と祖母の3人で足を運んだり、叔父と祖母と私の3人で関西旅行に行ったりもしました。
でも、祖母は思った以上には楽しんでくれませんでした。
祖母が旅先でしたい事とは
祖母は観光地にあまり興味がありません。それよりも特産物とか掘り出し物を探すなど買い物を楽しみたい人なのです。
祖母は家族と一緒に行っても自分の思い通りに買い物を楽しめないみたいでした。
祖父が小さい私を連れてあちこち出歩いた時に、祖母が一緒に来なかったのはその方が祖父母共にその方が良かったからなのかもしれません。
老人会のバスツアー
祖父が亡くなって落ち着いた頃、祖母は近所の人に誘われて老人会に顔を出すようになり、同年代の方たちと定期的に開催されるバスツアーに行くようになりました。
バスツアーは、近県の市場巡りなど買い物を楽しめるものが多かったみたいです。
明らかにそちらの方が楽しそうでした。
祖母のために何かしたいと思っていましたが、むしろ家族の気持ちに縛られず、祖母は祖母の好きなように過ごすことも大事なのだなと実感しました。
その後、私自身が結婚や子育てに追われているうちに祖母も90代後半に。
元気ではあるのですが、今はあまり家を出たがらなくなりました。コロナの影響も大きいです。
家族も本人も気をつけた結果、祖母は外での歩行が困難になりました。
学生の時に一緒に出掛けたことは、それはそれであの時にしか出来なかったことなので、祖母にとって良かったかは分かりませんが、私にとっては良かったなと思います。
付き合ってくれてありがとう、おばあちゃん。
ちなみに最近病院にて検査を受けたのですが病気らしい病気はなし、血圧も安定しているので服用する薬も無しだそうです。すごいとしか言いようがありません。
年々、少しずつ年老いてきていますが、あと1年生きられるかな。と言いながら前向きに生きているそうです。少しでも喜びや楽しさのある人生になるよう願ってます。
最後までお読みいただきありがとうございました。
次回は、来月3日(日)に投稿します。
よろしくお願いします。
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