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【長男】9歳の壁

 現在高校生の長男が小学校3年生の時の話です。

 写真は「みんなのフォトギャラリー」から使わせていただいています。ありがとうございます。 

 9歳の壁とは

 よくいう1年生の壁は小学校に上がった際、環境のギャップをどう埋めるかという話ですが、こちらは2歳のイヤイヤ期と同様、成長過程における心の変化で起きることです。
 
 あまり目立たない子もいますし、いわゆる思春期の始まりとも言えます。 

 うちの長男の場合

 ちょうど3年生になる時に、夫が単身赴任を終えて、再び一緒に生活する日々が始まりました。
 
 ずっと「いいこ」でお父さんの代わりとばかり頑張ってきた長男でしたが、それが急に終わった時期でもありました。
 
 3年生の最初の面談で「少し落ち着きがないところが残念です。」と担任の先生から言われました。
 
 話を聞き足りなくて間違えたり、勘違いしたりが多かったようです。

 授業参観の話

 参観の授業が始まる前に、セロハンテープが必要なのに見つからなくて長男は焦っていました。
 
 傍に行くことが出来たので声をかけると無いことに怒っていて、私のせいだとでも言うような言い方をしてきました。
 
 でも私が少し探したらすぐに引き出しから見つかりました。
 
 このようにちょっとしたことがきっかけで感情が爆発することがありました。

 私の対処法は

 成長過程の一環なので、もう少し時が経てば落ち着くだろうなと思えました。そして2歳の時と同じように「嫌な気持ち」は「嫌だったね。」と共感し、「でも急に怒るとお母さん悲しいよ。」と自分の気持ちを伝えました。
 
 すぐには変わらなくても、少しずつ分かってくれたらいいな。と思いました。
 
 私には3歳下に妹がいて、反抗期はかなりひどかったので正直に言って長男の9歳の壁はそれよりはずっとましでした。

 妹とは何を言っても喧嘩になってしまうので、閉口で切り抜けましたが、親の立場としては子どもになるべく向き合うようにしています。
 
 いま長男は高校生で時々いう事を聞いてくれませんが、あまりにも理不尽な場合はやはり「その態度は悲しい。」という気持ちと、家族として「してほしいこと」「してほしくないこと」を伝えます。 

 効果はあるのか

 悲しいなどの気持ちを伝えるのは、育児書などに載っていた「イヤイヤ期」への対処法です。
 
 でも、2歳の時だけではなく、9歳の壁にも中高生にも我が家の場合は効果がありました。
 
 子どもの言動が良くない時は受け止めるだけではなくて、親の気持ちを伝えることで変わってくれると実感しています。
 
 なお当たり前ですが親の方が理不尽な要求をしている場合は、効果はありません。素直に謝って親の方が変わるべきです。 

 3年生の終わりには

 結論を言うと、3年生の終わりにはすっかり落ち着き、低学年の時とはがらりと変わりました。
 
 どちらかというと人の後ろに隠れていた子が、人よりも前に出るタイプに変わったことは親としても驚きでした。
 
 でも、その変貌の前にはもうひとつ大きな出来事がありました。
 
 次回はその話を書こうと思います。
 
 よろしくお願いします。
 
 

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