真っ黒な泥を
部屋中の壁に塗りたくり
此処は綺麗な世界と言う狂気
服に付いた泥だらけの体で
歩き回り
此処は正常な家主の家と言う狂気
狂った時計は
そのまま誰も直さない
狂った時計の
人生を生きてきた
泥のどろどろした世界よ
さようなら
泥のどろどろした人々よ
さようなら
あなた達のはね飛ばした泥を
拭うのに必死で
毎日続く人生が
あっという間だった
拭っても拭っても
落ちない哀しみが
少しずつ洗い流されてゆくように
平和な日々が始まります

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