とある風景

こころの在処

 古くなった心は
何処に仕舞えばいいのだろう
新しい心に着替えて もうそれで充分なのに
いらないと想った心が 泣いて訴えてくる

 「何で、見捨てるの?」

 ねえ、何処に隠しておけばいい?
こんな心、もう 古くなっているから
 いらない、いらないんだ
泣いたまま、それを ひた隠しにしてさ
新しい 明るい心で
 生きていきたいんだ

 ねえ、心に優しくするには どうすればいい?
古くても 新しくても

 両方とも 自分の こころ だった

 優しく 抱き締めていたいよ

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