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気づけば師走

今年も残すところ一か月を切り、振り返れば時間の移り変わりの速さに追われる一年だった。

たくさんのことが自分や家族の上に起こり、とにかくそれに飲み込まれてしまわないように、注意深く注意深く過ごしてやってきた。

6月の末に判明した多発性骨髄腫から半年、先週、骨髄検査を受けた結果、6月のマルク(骨髄検査)の時には骨髄の中に30%の悪いものがあったのが、先日の検査では0.5%まで減っていて、今のベルケイドとレナデックスの化学治療(BD療法)の成果が出ていると先生から報告を受け、少し安堵した。

本来なら、レブラミドの飲み薬も飲むこと3剤(BLD療法)ができれば、もう少し数値が下がっていたかもしれないけど、減薬しても薬疹が出てしまっては中止せざるを得ない状態なので、それを考えると欲を張らず今の治療でここまで数値が減ってくれたことに感謝しなければいけないなと心から思う。

先日、遠くにいる友人が心配して温かい手紙を届けてくれたこと。

離れて暮らしている弟と甥っ子、お母さん(義妹)を5月に亡くし、そんな中でも一生懸命、日々を過ごして甥っ子も学校に行けるようになってくれたことは本当に、こころからうれしいことだ。

また、親しい友だちから時折、気にかけてくれる温かいメールが届くことが、わたしを何よりも元気にしてくれる。

ほんと、ありがとうね。

そして、一番近くにいて、病院通いにも付き添ってくれる母にも感謝。

みんなの力を貸してもらって、今の自分がここに存在していることを強く感じる日々を噛みしている。

そして、忘れてはならないのは、やはり主治医の先生の的確な判断と、特に薬剤師さんとの関係はこの病気にならなければ築くことができなかった。

本当に細やかに相談に乗ってもらって話を聞いてもらったりして支えてもらっている。

年内いっぱい治療は入っているけど、気を緩めることなく気持ちをしっかり持って、体調を崩さないよう病気と向き合っていきたいと思っている。


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