【ブチギレ】偽ホクロ、消えかかる

　少し前の記事に記した奇ブログにて、わたしはシャバで（主に会社ですね）、ホクロを描いて出勤していると執筆しました。
　

なんでホクロを描いて出勤するかというと、プライベートとシャバを分けたいという理由からです。シャバではニセモノのホクロを描いたニセモノの自分なのです。
　仕事に対する覚悟なのだ。ホクロは普段だらしない本当のわたしを隠してくれる、いわばお守りなのだ。だらしない本来のわたしではなく、シャバ用のわたしをホクロが描いてある顔にに演じてもらう。プライベートと違って、職場ではしっかりとしなければいけないという自分への追い込み。「本当のわたしはこんなもんじゃないぜ」というザマアミロの気持ちも混入している。

　しかし今日、ホクロが取れそうなシチュエーションに出くわしてしまった。シャバでニコニコしていつも仕事を真面目にこなしているわけですけれども、本日あることがきっかけでブチギレそうになり、一瞬ホクロが消えかけた。

わたしは怒ったら怖い（と思う）。シャバ専用の化けの皮である藤子不二雄の世界にいるような顔が一瞬、般若像のように変化し、ホクロが消えかかってしまった。

　感情が顔に出てしまうと、プライベートの顔がチラついてしまうようだ。般若になった瞬間「あ、いけね」と気づき、ブチギレを「ギレ」くらいのレベルに落とし込み、心を落ち着かせた。藤子不二雄の顔に戻り、いつもより低く重い声で「分かりました」と言ったものの、遅かった。その場の雰囲気は少し重くなっていた。

　ホクロなしの自分がシャバの人間にバレてしまったか？と、やや焦ったものの後悔はしていない。その後の周りの人からわたしへの対応に若干の変化があった。般若のおかげで「ナメるなよ、こっちは真剣なんだぞ、ふざけるな？」という気持ちは伝わったかと思う。

気持ちよく仕事はしたい。でも、丸裸の自分でシャバを生き抜くのはまだ自信がない。これからも今日のようなことがあるんだろうけど、上手く付き合っていくつもりだ。

ちなみに般若事件は、わたしは1ミリも悪くないからね。相手が悪いな、今日もな。般若の登場タイミングは正解です。腹立つわ〜化粧落としてホクロ落として、リラックスして今日も早めに寝ます。

今日は終わりー！