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夫がグルテンフリー生活をはじめて1年が経ちました(2)

今日の投稿は、先日書いたnoteの続き。

私たちの生活の一部だし、これからもちょこちょこ話に出てくると思うので、こちらでもシェアしようと思いました。


上のリンク先では、夫の胃腸の不調からセリアック病と診断されるまでの流れを書きましたが、お腹の調子がおかしいときに、夫にあげていたBRAT食(バナナ、ライス、アップルソース、トースト)。

具体的に言えば、ライスは白米、トーストするパンは白パンです。食物繊維が少なく、お腹の負担にならないものばかり。

トーストにアップルソースを乗せたものばかり食べていたにもかかわらず、胃腸の調子に波があったのは今でもよくわかりません。

というか、いま考えただけでも恐ろしいんですが。。。

グルテンを摂ると発症する自己免疫疾患だというのに、診断されるまでグルテンがダメなんだとわからなかった私は、これがいいように思えたんです。

胃腸の調子が不調つづきなとき、「もしかして乳製品がよくないのかな」と思って、乳製品を避けていたこともありました。

イギリスでは紅茶にはミルクを入れてミルクティーとして飲むのが主流なんですが、紅茶にもミルクは入れず、はちみつで甘みを少し加えて飲ませていました。

数週間経ってやっぱり味気ないというか、普通のミルクティーが飲みたいと言い出したので、ラクトーゼが取り除かれた特別なミルクを買って、紅茶に入れて飲ませたりもしていました。

その間に、コーンフレークやライスクリスピーなどのシリアルや、白パントーストやクラッカーなどのシンプルなものを常食していて、お肉や脂っこいものは避け、食物繊維が少ない野菜を使った具だくさんスープをあげていました。

それが、トーストやクラッカー、シリアルがダメだったなんて。。。

ちなみにシリアルには全て、barley (大麦) やmalt (麦芽)などのグルテン が入っています。コーンフレークやライスクリスピーズにもです。


セリアック病と診断されて厳格なグルテンフリー生活開始

去年の7月12日に診断されてすぐにグルテンフリーの生活をはじめて胃腸の調子がすぐに改善されました。

去年の8月3日に、栄養士からグルテンフリー食について詳しい説明を受けて、それから厳格なグルテンフリー生活を送っています。

栄養士と会うまでは、たとえばグルテンフリーのパンをトーストする場合、我が家の日ごろから使っている普通のパンをトーストするトースターを使っていたんですが、それもダメだと言われました。症状が出なかったにもかかわらずです。

症状が出る出ないにかかわらず、体の中はダメージを受けていて(具体的には小腸内)ダメージを受けた小腸が修復されるまでに長い時間がかかるそうで、栄養が吸収されないので栄養失調状態になってしまうそうです。

夫がセリアック病をいつ発症したのかは、お医者さんでもわからないそうです。もう何年もの間そうだったら怖いですよね。。

発症して何年経つのかはわかりませんが、おそらく長いこと栄養失調の状態だったため、夫は骨粗鬆症とも診断されました。

栄養士に勧められたビタミン剤も毎日とっています。

診断されて1年ちょい経ちましたが、今では不調もなく普通に過ごせています。

セリアック病と診断されるまでは、正直とても大変でした。

というのも何をあげたらいいのかわからなかったし、症状は改善されることもなく悪化する一方で。。

途方に暮れてかかりつけ医に予約を取ったところ、そのときたまたま診てもらったかかりつけ医がセリアック病の知識を持ち合わせていたことで、運よく不調の原因がわかったので本当によかったと思います。

おととしから1年ほど続いた意味不明な不調続きの原因がわかったので、安心したというか、これだったのか!ってクリアにはなったんですが、今まで通りの普通の食事ができなくなってしまったのは、かわいそうだなと思います。

「グルテンフリーにすればいいだけのこと」

ではあるんですが、実際グルテンフリー生活をはじめてみて、改めてその大変さに気づかされました。

実は我が家の長女も小さいときにはたくさんの食物アレルギーがあって、グルテンもダメだったんです。

毎日ご飯を作る私は大変でしたが、幸いにも長女はグルテン使用の食べ物の味を知らなかったので、グルテンフリーでも全然平気でした。

それに比べて、夫のように生まれて半世紀経ってからグルテンフリーの生活をはじめるとなると、グルテン使用の様々な食べ物の味をよく知っているので、それが突然一切食べれなくなってしまったのでかなり大変そうでした。

セリアック病やグルテンアレルギーのことをよく知らない人にはその大変さがわからないかもしれませんが、子供の時からなじみがあって、普通に食べてきたものがもう食べれなくなるってキツくないですか?

子供のころから毎朝食べていたコーンフレークやライスクリスピー、ミルクティーと一緒に食べていた子供のころから馴染みのあるビスケット類、パン、たまに出先のベーカリーやカフェで食べるのを楽しんでいたケーキ/タルト/ドーナッツ類、一切食べれません。

普通の醤油には小麦が入っているので、醤油が使われた料理やお菓子類(おせんべいなど)全部アウトです。

ラーメン、うどん、日本そば、パスタ類も全部アウト。

こんなのにもグルテン入っているの?!って、きりがないくらい本当にたくさんあるんです。

もう気軽に食べに行けません。

食べに行く前にグルテンフリーのメニューがあるかしっかり下調べしてから予約を取ります。そして予約をする際に、グルテンフリー食をリクエストします。

グルテンフリー食に関して、お店の対応があやしいところには行きません。


もちろん、グルテンフリーのパンやお菓子、シリアルもあるんですが、やっぱり普通のとは味が全然違うし。。

ちなみに我が家ではグルテンフリーの「たまり醤油」を使っています。

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ということで、かなりの長文になってしまいましたが、、、(汗)

これからもグルテンフリー生活に関してちょこちょこ書くと思うので、とりあえず夫がグルテンフリー生活をはじめることになった経緯について書いてみました。


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