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国際協力を目指す人、頑張る人へ。頑張りすぎない、自分の声を聴く

Gender&Diversity Lab Melatiの新津茉莉花です。

国際協力業界で、時に異国で孤独に奮闘する方々は、何よりも人を助けたい、社会をよくしたいという気持ちが強いと思います。自分のことは後回し。
私もそうでした。ただ、過去の経験から、短期的にはそれでよいのですが、長期的にはそれだと長持ちしなくて自分がつぶれちゃう。
無理せず、ゆるゆる、自分の声を聴いてあげることをオススメしたいです。


とにかく自己犠牲で人助けの過去

私は国際協力においてジェンダー専門家としてのキャリアを約15年くらい の間築いてきました。
何よりも、困っている人、特に女性、女の子を助けたいという気持ちが強くて。それが使命、使命のためには自分のことは後回し。私は大丈夫、大丈夫。
日本では残業、休日出勤。業務量が多く、ランチの時間がもったいなくて、水を飲む時間すらもったいなくて、とにかくひたすら目の前の業務をこなしていました。

家族と離れて一人アフリカへ。ひたすら女性支援

結婚後はすぐ夫と離れて一人コートジボワールに単身赴任。
コートジボワールの女の子のために与えられた機会を全うしないと!という気持ちで日々一生懸命業務に取組んでいました。

そうこうしているうちに、ちょっと心のバランスがおかしくなりかけている自分に気が付きました。

コーチングでの気づき  

そこで、その当時国連が提供してくれていたコーチングをオンラインで受けることに。アメリカにいるコーチングの先生と月に一回話しました。

その中で、自分の本当の気持ちをよく聴くということを学びました。
今、自分が本当に欲しているのは、家族と一緒にいる時間、夫との時間、子供が欲しい、そういったことだと気が付きました。
それで、その2か月後に夏季休暇として夫の住むインドネシアに滞在することに決め、そこまで頑張ることにしました。

2か月後、夫との再会。本当に心が安らぎました。
本当は私はこれがしたいんだ、と気が付きました。

(ちなみに、インドネシアに向かう飛行機の中で、左側顔面麻痺(ベル麻痺)を発症してしまい、その後の人生が大きく変わるのですが、また書きます。)

「自分を満たしてから人を満たす」を信念に

こういう経験があって、まず私は自分を満たすこと、が長期的に人助けを行っていくのには一番大切なんだな、ということを悟りました。

樺沢紫苑先生の「三つの幸せ」

これって樺沢紫苑先生の三つの幸せという考え方でよく説明がつくなって腑に落ちます。

幸せには、
まずセロトニン的な幸せ(健康)があり→
次にオキシトシン的な幸せ(つながり、家族など)があり→
その上でドーパミン的な幸せ(仕事などでの成功)がある。

とのこと。
この三つの順序が重要。セロトニンをすっとばしてオキシトシンではだめ、同じくドーパミンだけではだめ。この三つのバランスが重要。

私の場合、
睡眠時間とかも削ってひたすら仕事してた:セロトニン的幸せが満たされていなかった、
家族と離れてつながりがないアフリカの異国で一人仕事をしていた:オキシトシン的な幸せが満たされていなかった、
この状況だと、
仕事を進める上でのやりがいだけでは長期間耐えることができなかった:ドーパミンのみだとバランス悪かった。

樺沢紫苑先生は、また、以下のようなことも書かれていて、なるほどね!と思います。

・成功するには、他者の利益への関心のみ高い自己犠牲的なギバー(与える人)ではだめ。
成功には、他者の利益への関心が高くて、さらに自己利益への関心が高いギバーである必要があるそう。
・幸せになるには、「自己受容」して→「他者信頼」して→そして「他者貢献」の順番(by アドラー)とのこと。

今後

今、私はフリーランスとして活動しているけれど、それは自分の声をよく聴いた結果。自分の心が喜ぶ方向に進みつつ、社会に貢献していきたいと思います。
皆さんも、頑張りすぎず、自分の声を聴いてあげて下さい!





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