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ラヴェルが感じた風の冷たさ。

クマは音楽の
和音のことや、なりたちに
ついてもっと知りたかった。
けれども、
本を読んでも
どうにも
あたまに入って来なかった。
クマは本を閉じて
窓を開けて
樹の匂いをかぎながら
ラヴェルが感じた風の冷たさや
ドビュッシーがあびた潮騒の
のことを考えた。

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