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鬼面と月曜日

仕事が始まるけれど
行きたくない訳では無い

一週間が始まるけれど
面倒臭い訳では無い

ならばどうして
涙が瞼を覆うのでしょう

淹れたての珈琲牛乳
二本目の紙巻煙草
とめどなく伝う涙

か細い電灯が窓に顔を映す
その表情はさながら鬼の如し
どうして私はこんな顔をしているの?
どうして私の腹はまた捻れるように痛むの?

原因不明の憂鬱
仕事が嫌なのでは無い
死にたい訳でも無い
だが表情は鬼の面
酷い目付きに平行線の口角
怨みを込めたような濡れた眼

朝陽が昇る前のぼやけた街灯
太陽が照らしてくれれば
鬼の面は剥がれるのでしょうか
薄ら紫の空を仰ぐ

鬼面が外せなくなる前に
己自身で判断し行動せよ
もう腕に血を流すのは
もう朋輩を裏切るのは
真っ平御免である。

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