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「睡眠」

 復職し、遂に授業が始まった。とは言っても、サポーター側なので、負担は正直ほぼゼロ。今後自分が主軸でやることもあるだろうが、要軽業の身ではまだ先かな。来月位にやらせてもらう予定。

 教え子たちがとても懐いてくれるのが何よりの救い。手を振れば振り返してくれる。変なポーズをしてみれば笑ってくれる。時には素直になれなくても、長所をとことん褒めると照れながら嬉しそうにする。この仕事を始めて、改めてこの職業の素敵さを味わえている。定時退勤命令出てるし、美味しいとこ取りだなぁ、とは思うけれど。

 月曜日、卒業生が遊びに来た。新採の時に担任した子たちだった。「私たちのこと覚えてますか?」と聞かれて、「当たり前やんけ!今更だけど、卒業おめでとう!」を言えたこともまた、涙が出そうになる瞬間だった。

 だが、この仕事に限らずだけど、俺の人生の一番の敵は睡魔。中学の頃から、授業中の睡魔に勝てなくなった。高校・大学の授業は八割以上寝ていたと思う。それ故か、それとも過去の夜勤や夜遊びで脳内がトチ狂っているのかは分からないが、眠ってはいけない時に意思を無視して意識が飛んでしまう。正直かなりストレス。自分が腹立たしい。情けない、とさえ思う。面倒臭くて寝ているわけではないのだが、周囲にはそうは見えないだろう。
 医者に一度相談したが、「気の持ちようですよ、自分事だと思って話を聞いて下さい。」で終わってしまった。全部自分事だと思って聞いてるのになぁ。しんど。

 ただ、昨日・今日と授業後お届け物を届け、そのまま帰宅する二日間だったのだが、この睡魔が役立った時があった。
 昨日、お届け物を渡した後、あまりにも眠くてコペンちゃんの中で一時間程眠っていた。すると、LINEの着信音で目覚めた。教頭先生から、「届けたはずのものが届いてないって連絡あったんだけど、ちゃんと渡した?」というものだった。駐車場で爆睡していたお陰で、まだ届け先にいたので経緯を説明し、行き違いだったことが分かった。寝ててよかった、とめっちゃ思った。笑

 今日は帰りにコペンちゃんの屋根を開け、オープンカーで国道を流して帰ってきた。秋の夕風がとっても心地良く、往路は眠くて仕方なかったのだが、帰りは全く眠くなかった。

 この睡魔の正体は何なのか探っていく必要があるとめっちゃ感じる日々。今日の帰りは仮眠を取らず運転して帰れたので、仕事から解放されると眠くなくなるのか?それとも解放感のお陰??分からねぇ。まだ通院しながら、完治を目指していくしかない。
 昨日、久々に刃物が怖いと思った。理由は分からない。自分が最強だって思える日もあれば、毎日使い慣れている包丁に怯える日もある。このアンバランス感がめっちゃしんどい。職場の先輩方、上司の皆様、まだ暫くご迷惑をかける日々が続きそうです、すみません。

 昨晩は、満月ではなかったが東の窓からめっちゃ綺麗な月が撮れた。

朝日を浴びられて、お月見もできる素敵な窓。

 月を眺めながら一服していると、例の黒いGが突然現れた。帰宅時に玄関にひっくり返って一匹死んでいたのでまさかとは思っていたが、大きめのヤツは引っ越してきて以来だった。
 ブチ切れてケトルで湯を沸かし、両手に殺虫剤を持って隠れたヤツを探していると、寝室の天井の隅にいた。大切なしろたん達を飾っている場所である。激昂筆者。
 ぬいぐるみゾーンから離れたところで、遠距離スプレー砲発射。予想通り、飛翔して網戸にへばりついた。そこを狙って熱湯攻撃一発目。流石大型サイズだけあって即死こそしなかったが、二発目の残った熱湯攻撃で息絶えた。網戸際に飛んでくれたので後処理は割と楽だった。亡骸を割箸で落とし、拭き掃除。昨日は蒸し暑くて湿度も高かったので隠れていた連中が湧き出てきたか。我が家に侵入したムシは容赦無く冷凍または熱湯攻撃の末に便所流しの刑と確定している。死にたくなければ出て行け。安眠妨害するな←

 なんて書いているが、今は遅くても零時には寝て六時二十分に起きている。以前は夜更かしして寝不足で眠い日もあったが、六~七時間睡眠は確保している。それで日中眠くなるならどうすりゃええねん。

 今回の一曲はムック「スイミン」。歌詞は寝不足どうこうと言うよりは悲痛な皮肉なもんだが、割と共感。ラストの捲し上げるようなシャウト大好き。ライブでも何度か演奏してくれて、めっちゃ楽しい。こんな人に救済の手を差し伸べる為に、明日からも頑張ろ。

だれか助けて下さい
一人ぼっちで泣いているあの子を
この悲鳴が聞こえませんか
「誰か助けて」と泣き叫ぶ声が
大の大人が迷子の子供を
見て見ぬフリして素通りですか?
もうお前らには何も求めない
いつか殺してやる。

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