疲れてる時のマインドフルネス

マインドフルネスは,今に意識を向けることだ.
呼吸によって上下する腹部を感じ,気がそれがことに気づいたらそれを受容し抑圧・回避を行わず存在を認め,その上でゆっくりと呼吸に注意を戻す.

しかし,いくら呼吸をしてもここにいない気がする.
そもそも呼吸に向いている注意集中の量が少ない気がする.
そういう時は,呼吸に意識が向けられない原因が,体の中にある.
それは単純に夕方だからこその疲れかもしれないし,今までの人生でちゃんと目を向けてあげていなかったけれども実はこびりついていた慢性的な不快感かもしれない.

そう言う時は,無理に正式なマインドフルネス=呼吸集中を実践しようとしなくていい.
ただ,そういった疲れや不快感にしっかりと目を向けること.
自分の疲れがどんな感じか,不快感はどこにあるか,を観察し感じること.
追い出そうとせず,自分の周りを漂わせるイメージを持つこと.

それだって立派なマインドフルネスだ.
というか無理して呼吸に集中しようとせず,自分の体が発するサインにしっかり耳を傾けているという点においてはこちらの方がより誠実なマインドフルネスであると言える.

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