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おやすみ日記 7月後半

noteでは何かひとつのテーマに絞ってつらつらと綴ることが多くて、ずっといろんな方の日記に憧れていた。誰かのたわいもない、けれど愛おしい日々がすきだ。わたしの休日もそうあってほしい。そう思って、いつまで続くかは分かりませんが、気が向くままに覚えているかぎり、綴ろうと思います。好きなところだけつまみ食いしていただけたら幸い。
7月前半の日記はこちらから。

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ZOZOTOWNで購入した荷物の受け取りから始まる休日の朝。なお起床時間は平日と変わらず。
新調した下着と、くすんだ青のシャツが届いた。引っ越しに向けて、荷物を新しくしたり捨てたりを繰り返している。
衣類より書籍の多い引っ越しはちっとも片付かず、あっちの本を読んでは仕舞い、こっちの本を読んでは仕舞いを繰り返していた。遅々として進まぬ。
ほんとうは先月まで働いていたフロア所属の職場の後輩とランチの予定だったけれど、その病棟でクラスターが発生したので泣く泣く延期に。代わりに、とていねいに梱包された結婚祝いが届いた。ありがたや……
ル・クルーゼの食器をいただいた。

有難いことに先輩後輩同級生、あちこちから結婚祝いをいただいているのだけれど、みんな本当にセンスが良くてため息が出る。内祝いことお返しを選ぶのが楽しい。それにかこつけてお手紙が書けることも。


723/24
本来なら両家顔合わせの予定だったけれど、数日前に彼が例の流行りに捕まり、文字通り泣く泣く延期に( こればっかりだな今回…… ) 
とはいえもう飛行機やホテルは予約してしまっていたし、せっかくなので、と万全の感染対策のもとで九州から両親が東京に来た。午前中だけ仕事をして、午後休と繋げて1.5連休。
わたしの自宅と新居、職場を見る以外はホテルに篭り、お酒を飲みながらいろんな話をした。

ここにも書いていたけれど、なんだかとてもエモーショナルな時間だった。いつか振り返ったとき、ああ美しい時間だったなと思うのだろう。寧ろそうあってほしい。

父が買いたてのiPhoneで撮ってくれた、母と娘。

顔合わせは無期限延期になってしまったけれど、双方の両親が「相手が○○さんなら大丈夫」と、そのまますんなりと結婚を快諾してくれたことが嬉しかった。
毎週末彼に会っていたにもかかわらず、3週間会わない日が続いたかと思えば次に会う日が一緒に暮らし始める日である。わたしの心の中のグッピーが温度差で死にそうだけど、楽しみだな。良い休日だった。


( 2回の検査をそれぞれ経て、両親もわたしも2回とも陰性確認が取れた。これにて東京逢瀬無事完結です )



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ついに引っ越しの日。幸い新居まで徒歩数分の距離で、かつ引き払うまでに日があるので、ひとまず荷物を運び出す作業。計画性無くダラダラと引っ越し準備をしていたら前夜の時点で翌日引っ越す人間の部屋と思えぬほど生活感に溢れていた。なんでやねん。

そしてこれまた計画性皆無妖怪なので、引っ越し翌日も元気に仕事なのである。患者さんにさんざんスケジューリングの重要性を説いているくせに、自分は仕事終わりに仮眠を済ませて夜中3時まで片付け、翌朝6時から再開し、8時過ぎにはトラックが来るというスケジュール。眠すぎる。

運んでいただいた段ボールを片っ端から開けたり閉めたり、後半は適当に突っ込みすぎていたのでもはや宝探し状態だった。しっかりしてくれ数時間前のわたし!ベッドサイドって書いてある段ボールにスマホの充電コードが入ってないのはよくないよ!
とりあえず、段ボールの山々をかき分けつつにはなるけれど、生活していくだけの基盤は整った。
がらんとしていた家が、急に生活の場になった。


快適な新居は嬉しいけれど、彼の荷物がまだほとんど運び入れられていない家は、1人で過ごすには少し広すぎる。彼が移り住んでくるまであと1週間。こうなったら独身一人暮らしライフをとことん楽しみたい。


まだ1人で生活しているとはいえ、新居での生活が始まったことで、いよいよか……!という気持ちがしてきた。物理的にすれ違う日々が続いていて、そろそろ彼の匂いや手の冷たさを忘れてしまいそう。けれどわたしが仕事の間に新居へ荷物を運び入れていた彼がていねいな字でお手紙みたく書き置きをしていたことが嬉しかった。「一緒に暮らせる来週を楽しみにしています」。ほんとうにね。こちらこそだよそれは。わたしも、とっても楽しみ。


3月末に婚約してから、ずっと走り続けてきた。
まだ手続きや決め事は続くけれど、すこしずつ歩みを緩めつつ道を違わず過ごしていきたい。



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