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目眩く夕日堂やっほー #3

#3 音楽のはなし

 みなさんこんばんは、夕日堂です。
なんやねん!って言いたくもなりますよねー、
まあ落ち着いて下さい。そのうち、わかりますよって。。。

 前回、ライブに行って悲惨な目にあった話をしましたが、
音楽については色々あって、話が膨大に長くなります。
なのでちまちま、お話していきます。今回はライブ系のお話。
現在もあのようなライブに行くのかというと、今は全く行かなくなりました。
 所謂日本でライブと呼ばれる形式のものに行ったのは、
大きなものでは甲子園球場でのスティングのコンサート、
地元ではボビー・コールドウェルのコンサートが最後だと思います。
かなり前の話です。

 で、今は、ライブはライブですが、よく行くのは管弦楽や室内楽や
楽器独奏等、違うジャンルのコンサートやリサイタルです。
 長年の夢だったベルリンフィルをフィルハーモーニーで聴くことも、
2010年に達成しました。その時の指揮者は小澤征爾さんが予定されていましたが、ご病気で他の指揮者に変わりました。ちょっと残念でしたが、それでもいい演奏を聴くことが出来て良かったです。
 小澤さんは別の地元でのコンサートでも、やはり体調不良で急遽出演できなくなり、またも拝聴する機会を逃したことがあります。縁が無いんですね、運が悪いと言いますか。ご高齢ですし、体調管理が難しいと思われるので、遠方に在住する者としてはもう聴く機会には恵まれないと思います。残念です。
 この時は、水戸室内管弦楽団の演奏会でしたが、本当に急な出演不能の事態だったので、チェロソリストの宮田大さんによる所謂弾き振りに近い形での演奏となりました。さすが水戸室内、指揮者不在でも完璧な演奏を披露してくださりました。

 そう言えば、天満敦子さんの演奏会に行った時、「ここは素晴らしいホールですね、このようなホールで演奏出来て幸せです。みなさんはもっと地元のホールを誇りに思って欲しい」と、うちの地元の2,000人規模のコンサートホールを絶賛されました。「またまたまたー、そんなにお気遣いしていただかずとも・・・。」って思いました。他の演奏家や指揮者も同じようなことを仰っていて、その度に「本当かー?リップサービスー。。。」って、まあ素直にはとっていなかったんです。商売上そういうことを社交辞令で言うものだろうと。でも、フィルハーモニーに行った時、「ああ、あれって嘘じゃないのか」と分かりました。
 一般的にコンサートホールは長方形で正面奥に舞台が配置されています。舞台側から正面反対方向に音が進みホール全体に音が広がっていきます。行く以前から話には聞いていたのですが、フィルハーモニーは五角形の建物で内部の構造としては円形です、ですから音が廻ってしまうんですね。私はオケの斜め後ろで聴いたのですが、やはり正面と比べれば不利です。どれほどのものか知りたかったので敢えて後ろの席を取ったのですが、なるほどそういうことか、って思いました。正面で聴いたとしても、サウンドとしては少し弱く感じるのではと思われます。
 同じベルリンに居を構えるドイチェ・オペラ・ベルリンにも行きましたが、フィルハーモニーとはまるで違います。例えがどうかとは思いますが、オペラ専用劇場とあって、どでかいピットからは、まるでF1のエグゾーストノートのようなド迫力サウンドがビュンッて飛んできます。びっくりしますよ。この時見た演目がリヒャルト・シュトラウスのアラベラで、車が一台丸ごと運転しながら舞台に登場したりと、なかなか日本では見られないような演出やサウンドで、貴重な経験をいたしました。現地では普通のことなんでしょうけどね。

 このように、本場と言われるヨーロッパの劇場でも、音響の良し悪しはホールによってもあることで、日本だから地方だから良くないというのはちょっと違うんですね。日本にも音響効果に優れたホールが沢山あるので、いっぱい行ってみたいですね。
 私が行って良かったなと思ったのは、アクロス福岡・福岡シンフォニーホールでのギル・シャハムとN響の共演、兵庫芸術文化センターKOBELKO大ホールでのハービー・ハンコックのコンサート、もちろん地元のホールでもいい演奏会をいっぱい聴いてきました。
 

 伝染病の蔓延で、未だに何が正しいのか分からずマクロもミクロも右往左往する状況下においても、人の心は芸術や文化を必要とするし、不要不急と決めつけられた関係者の方々のやり場のない憤りは心底理解できます。
 正直、所謂クラッシックといわれる分野の興行は、感染対策なんかせずともいいくらいの、そもそも静かに拝聴する文化性なので、興行自粛は意味がわかりません。全く必要のない施策です。黙って聴いて拍手して、「ブラボー」って叫びそうな人を黙らせれば万事OKです。ロビーや売店ではマスクして喋りゃ何の問題もありません。演奏中も黙って聴くんだからマスク外したっていいくらいです。
 

 もうそろそろ、みなさんもおわかりになってきたと思いますが、
大事なのは、マスコミや政府や自治体に頼らない、何が正しいのか、何が自分の生活に合うのか、何が他人に迷惑をかけないのか、自分の頭できっちり考えて、自分の行動に責任を取る、当たり前のことをしていただければ、時間のロスを防いで安全に人生を楽しむことが出来ます。恐怖を煽られて、恐怖に慄いて、時間を損していた方は今からでも時間を有意義に安全に使える知恵や工夫を探してください。きっと見つかります。
 音楽をはじめ、芸術関係の職業の方々が苦しんだこの1年半、なんとか早く興業が通常に行えるようになって欲しいです。音楽の話は、またやると思いますので、今日はこの辺で。。。(=^・^=)

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