【まくら✖ざぶとん】①⓪④『旋風一過』
早いものでもう一月が過ぎようとしていればいよいよまくらも通常営業、そろそろ「時事」と書いて《トキゴト》と読む時事ネタの頃合いかと思っていた矢先に飛び込んで来た一大ニュース!
SMAPこと〈運音集衆〉解散にはじまり〈お江戸〉の山口メンバー契約解除から〈関西八人〉の渋谷君脱退…話題に事欠かない某大手芸能J務所の看板グループ〈嵐〉が活動休止。8時だJ!とばかりに行なわれた昨晩の記者会見、かつてお家騒動にも触れていれば取り上げぬわけにはそりゃいかず。
休止といえば聞こえはよくても事実上の無期限活動停止、再開なけりゃ解散も同然、〈運音集衆〉に続いて〈嵐〉まで解散して二大巨頭が共倒れならJ務所は商売あがったり、「解散だけはNG」と妥協点を探った結果が「活動休止」だったのかはJたるジーザスならぬジャニーのみぞ知るところ。
昨年末に安室歌姫が歌手活動を終えた通り、不惑を越えたら気力と体力の充実なしには大観衆の前でステップ踏めずに後手を踏む、かつて『仮面舞踏会』を華麗に舞った〈少年隊〉とて今や立派な〈中年隊〉、〈嵐〉も勢い弱まって〈温帯低気圧〉と呼ばれる前に先手を打ってやめるも吉。
グループを自主卒業できる女性アイドルが短命ならオーディションに他力出願される男性アイドルは薄命、いくつになってもいつまでたってもファンの期待に応え続ける重圧を推して知るべし、未認可ドラッグや未成年ガールに手を出してアイドル生命を断たれる前に先手を打ってやすむも吉。
数年前に宇多田歌姫が人間活動を始めた通り、ふと一般人に戻りたくなるのは国民的スターの通る道、海外逗留で英語を学んで英気を養うのが昨今の傾向ではあれ表舞台を降りる大野君や裏舞台に回った滝沢君、さらなる大舞台を求めた渋谷君…不惑を迎える前につけてきた仮面を外すのもまた一手。
ここぞとばかりに惑いに惑うJ務所の各メンバーに向けて、惜別の歌はもちろんこの曲。
とまどいながら
とまどいながら僕たちは ふたしかな道さがして
ためらいがちに走り出す きまぐれな未来きっと
手に入れるために
えー、「一字千金」という故事ことわざもありますが、【まくら✖ざぶとん】を〈①⓪⓪⓪文字前後の最も面白い読み物〉にするべく取り敢えず①⓪⓪⓪作を目指して積み上げていく所存、これぞ「千字千金」!以後、お見知りおきを!!