マガジンのカバー画像

ゼロ⇔ゾロ。

35
ゼロのつく回とゾロ目のつく節目のまくら。
運営しているクリエイター

#オリジナル

【まくら✖ざぶとん】➊➒⓪『蹴球事変』

その界隈ならずとも蹴球界の二大巨星を尋ねれば知らぬ人は少ないリオネル・メッシとクリスティ…

【まくら✖ざぶとん】①⓻⓻『泥棒市➍』

さあさあやって来たのは節目となるゾロ目の一席、なんて云うのもおこがましいくらい前回から開…

【まくら✖ざぶとん】⓵⓻⓪『選手生命』

ちょいとちょいと、ちょうど節目の百七十席目にやってきたのはこれまた節目の誕生日、今年も節…

【まくら✖ざぶとん】①⓹⓹『ノムさん』

えー、死生命有り、と『論語』にある通り、およそ生きとし生ける者は命を落とすのが自然の摂理…

【まくら✖ざぶとん】⓵⓺⓪『東京五輪二〇二〇』

そんなこんなで節目のゼロ目の回は相も変わらず時事と書いてトキゴト、あったかくなって桜が咲…

【まくら✖ざぶとん】①⓺⓺『純粋媒体批判➋』学者肌の論客 第➒回

さあ久方ぶりの講義はこれまでも折に触れて書き立ててきた媒体批判、大震災の原発問題も然り非…

【まくら✖ざぶとん】⑩『築地築城』

はてさて季節はすっかり春めいてきてはおりますが、このまくらはまだ冬なら季語も冬でお送りするのは今日の一席、登場するのはおなじみそば屋のせがれで舞台となるのはこのところ何かと巷を騒がせてる築地市場だ。 移ルンですか移ランですか宙ぶらりんの空中楼閣と化してるそこは異世界の異空間、さながら築地市城と記してもよさそうなところ。すっかり観光地の趣きただよう城外ならまだしもディープでドォープな商売人たちの集まる城内にゃ門外漢ならぬ場外漢、おっと違った城外漢はそうそう奥の奥まで入れやしね

【まくら✖ざぶとん】⑪『婚活武士』

ちょうどWBCで侍ジャパンが世の中を騒がしている折、戦国時代のお侍、武藤十兵衛が時空を超え…

【まくら✖ざぶとん】⑳『練馬心中』

はてさて、やってきたのは節目よ節目の第二十席、いよいよこのまくらもタマりタマって二十題、…

【まくら✖ざぶとん】㉒『上野の大熊猫』

去る七月の七日といえば日本の伝統行事である七夕、全国の良い子たちは願い事を書き込んだ五色…

【まくら✖ざぶとん】㉚『忍者虚鉄』

闇夜の虚空にぽっかりと満月の浮かぶ晩、路地裏の暗がりをすり抜けていく漆黒の影ひとつ、夜更…

【まくら✖ざぶとん】㉝『節盆お化け』

さあさて十席ごとの節目に加えてゾロ目の回も力を入れようかって思いつきを掘り下げてみるに、…

【まくら✖ざぶとん】㊵『越年麻雀』

時は大晦日の宵の口、去年の除夜の鐘つきに続いて今年も集まったのは江戸っ子四人組、春先に闇…

【まくら✖ざぶとん】㊹『そば屋の皿割り』

さてゼロのつく節目だけでなくゾロ目の一席も本腰を入れるのがまくらのお約束、コシが入ったらおいしくなるのはそば、というわけで此度の舞台は久方ぶりの登場となるそば屋のせがれが若旦那を務める下町のそば屋。 そば打ち専業の旦那さんを除いて厨房は三人体制、女将と若旦那に洗い場さん。この店で洗い場を担うのは御年五十歳をゆうに越える皿洗いならぬ皿割り、手を滑らせてはガシャンガッシャン、大皿小皿にメインディッシュにサブディッシュ、割ってきた皿の枚数たるや両手両足じゃおさまらず、皿洗い業界な