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英語を身につけさせよう|そのわけは

英語が全てでは無いし、英語なんかまったく通じない国だって世界にはたくさんあるし、そもそも君たちが活躍する時代にもなれば、今よりももっと正確に同時翻訳してくれるとってもウェラブルなトランスレーターガジェットを当たり前のように身につけて使いこなしているのだろうことは想像つくんだけど、それでも最低限、第二言語として英語を自然と使いこなせるようにしてあげたかったんだ。

なぜなら、そうは言ってもやっぱり英語が通じるエリアは広いし、世界で活躍している人や、世界を旅してる人の多くは、英語を話せる人が多いから、情報交換する手段として身につけておくことはメリットの方が大きんだ。

そしてそんな時、やっぱり自分の言葉で、自分の声を通して自分のニュアンスを交えて直接伝えることができるということは、ただ「会話が成り立つ」だけではない何かがあるんだ。

それは、心というのか、思いというのか、それを今はまだうまく説明できないのだけれど、翻訳機という人工的なツールやガジェットだけでは伝えきれない「何か」をも伝えることができるんだと思うんだ。

自分が声にして使う言葉って、エネルギーがあるんだ。
パワーというのか何というか、言葉そのものにも命があるのだと思う。

日本では、それを「言霊」と言って、言葉に宿る魂(たましい)のことなんだけど、まだ科学では解明できていない、でも、もっともっと今よりも科学が発達して、宇宙の生命について解明が進んでいったら、いつかきっと解き明かされるだろう「不思議な力」が言葉には宿っているんだ。

だからね、トランスレーターガジェットは、それはそれは便利なツールとして磨きが掛かって、将来は誰もが当たり前のように使いこなしている時代が来るのは間違いのないことなのだろうけどね、それを使わないと会話ができないのと、そんなものを使わなくても、生の声で会話ができるのとでは、有意義で深い人との関わりを築いていく上では、大きな差が出てしまうのだろうと思うんだ。

人生って、誰と出会うかで大きく変わって来るんだ。

人は一人では生きていけないし、どんなに大きなことだろうとも、どんなに小さなことだろうとも、必ず助けてくれる人、手伝ってくれる人、チャンスを持ってきてくれる人・・・と、全て人が運んできてくれるんだ。

そして、その人と出会ってるから奇跡は起きるんだ。

だから、人生とは、どれだけ多くの人と出会って、関わって、意見を交換し、理解し合い、友情を育んだかどうかで決まるんだ。

価値ある人との出会いもあれば、そうでないこともたくさんあるかもしれないけど、そもそも「機会」というのは、計算して得られるものじゃないし、天秤にかけて分けることでもない。

ただ言えることは、どれだけたくさんの人と出会えるか、もっと言えば、自ら出会える機会をどれだけたくさん持つか・・・だと言えるわけだ。

そう考えると、日本語しか喋られないのと、トランスレーターが無いと会話できないのと、直接自分の言葉で他言語の会話ができるのとでは、その機会の差は歴然と出て来る・・・そう思ってるんだ。

少なくとも、パパやママは、歳を重ねてそういうことにようやく気がつけて、あの日あの時、英語でも何でもいいから習得を始めていたならな・・・と、大いに反省しているんだ。

ただ、気づいてはいるとは思うけど、反面教師で、自分たちがやれなかったことを子どもに託して強制するつもりはないから、嫌がることを無理やり学ばせるような方法で習得させるのは、もし自分が子どもだったらすごく嫌だと思うから、そんな思いをさせずに自然と英語という他言語に関わりを持ってることが当たり前のようにして来た手法はすごいと思わない?

英会話どころか、ろくに単語も文法も理解できていないパパやママが、一体どうやって君たちに、学ぶ意識なしに自然に英語と関わりを持てるようにしたのかは、また別の機会に書くことにしますね。

そして、付け加えるとしたら、英語で会話ができ、相手の気持ちも理解できるようになったら、せっかく活性化した言語脳を、もう少しだけ活躍させてあげて欲しいな。

可能であれば、中国語やスペイン語、ドイツ語、ロシア語なんかでも、ちょっとした会話ぐらいならできるくらいに、君たちならきっとなれると思うからなんだ。

もちろん、身につけていることを忘れさせるほどのウェラブルなトランスレーターだって、その頃にはあるだろうから、難しい言葉やわからない単語やフレーズはガジェットに頼ったっていいし、そんな補助的な役割としてツールを使うことは大いに有効なのさ。

でも、ほんのちょっとだけでいいから、第二言語だけじゃなくて、第三言語、第四言語も身につけて欲しいな・・・と。

そして、一人でも多くの友達を作って欲しいな。

その友は、君たちの人生にとってきっと意味がある存在になるはずだから。


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