【10分で学ぶ】成功のカギは情報。情報とは『未来予測』のタネ。
今、世の中には情報があふれています。
その情報という物の多くは、どこかの誰かが「きっと誰かの役に立つだろう」という情報を発信しているのです。もしくは、何の役にも立たないものをだらだらと発信しているものかもしれません。
そういう情報をどんどんと自分で発信できるという時代に入っているということ。情報を味方につけることの大切さを解説します。
今回の学びは【10分】。『成功の鍵は情報。情報とは未来予測のタネ』というお話をします。
①:あなたのその情報。本物ですか?
今、世の中には情報があふれています。その情報という物の多くは、どこかの誰かが「きっと誰かの役に立つだろう」という情報を発信しているものです。もしくは、何の役にも立たないものをだらだらと発信しているものかもしれません。そういう情報をどんどんと自分で発信できるという時代に入っているということです。
今読んでくれているこのブログというものもそのひとつですし、新聞や雑誌も情報発信のひとつです。それだけにとどまらず、SNSというものが一般に浸透してからは、本当に誰もが情報を発信できるということになりました。
皆さんが何気なく使っているツイッターやインスタグラムもそのひとつですし、Tiktokも情報発信のひとつです。「今」の情報を、「今」発信できるというスキルを、全員が持ち合わせているという時代ですので、役に立つ情報も、どうでもいい情報も含めて本当に湯水のように沸いて出ている時代なのです。
1日に何万何億という数の情報が、どこかで発信されているという世の中です。その途方もない「情報」の中から、毎日毎日自分にとって大切なものだけを抜き取って生きていかなければいけません。
◎あなたの見ている「JRの時刻表」という情報は、本当に正しいですか?
◎あなたの見ている「安売りのチラシ」という情報は本当に正しいですか?
◎あなたの見ている「テレビ番組」の情報は本当に正しいのでしょうか?
知らず知らずのうちに、あなたは情報の中に生きていて、その情報は新鮮かどうかが重要な意味を持ちます。1年前のファッション雑誌を見ても、もう流行は終わっているでしょう?その時間差が、この情報社会の中で命取りになってしまいかねないのです。
②:情報の格差は、自分で作っている
国語の授業で眠くなった経験はありませんか?呪文のように文章を聞かされてまったく身にならない。でもその文章も立派な情報のひとつです。その中から、自分に人生において「プラスになる情報」だけを抜き取ることができるとしたら、すばらしいと思いませんか?
大量の情報の中から、「自分にとって大切な情報」だけをピンポイントで選び出すというスキルを身につけることができれば、今後のあなたの人生は180度変わっていくでしょう。逆に、あなたではない誰かがそういうスキルを持ったとすれば、あなたとの差がどんどん広がっていくことは間違いありません。
少しわかりやすい例え話をして見ます。
例えば、1台の車が走っているところを見たとします。
僕は車に対してほとんど興味がありません。なので、仮にビッカビカに黒光りしているような高級感のある車が走ってきたとして、「かっこいいな」とは思いますが、それ以上でもそれ以下でもありません。それで情報は遮断されます。
これが車に対して興味のある人の場合は話が変わります。同じくビッカビカに黒光りしている車が走ってきたときに「やっぱマークⅡはかっこいいな!」とか、「なんていう車種なんだろう」とか、年代とか改造の仕方とか、グレードとか。いろんな情報を持っているということがわかります。
この時点で、すでに情報量の格差が生まれてくるのはわかりますか?
まだ話は続きます。
車に興味がない僕でも興味を持って観察すれば、そこから得られる情報というのは、実はこんなもんじゃありません。
例えば「88-88」というナンバーだったとすれば、少なくとも「ナンバーとかと気にする人だ」という情報が得られます。ビカビカにしているのであれば、「車に気を使っている人だ」という情報がわかります。
標準より車高が低くなっていたり、目立つホイールだったりすれば「改造するのが好きなんだ」という情報も得られます。その車を運転する人の姿が少しでも見られれば、その容姿からわかる情報もあるでしょうし、プレートから住んでいる地区や業務で使っているかどうかもわかります。
こんなたった「1台の車」という、何の変哲もない日常の中ですら、こんなにたくさんの情報があるわけです。ただ、気にしてみていないというだけの話なのです。
きっと僕にとってみると、黒い車が走っているという情報から、発展させた細かい情報というものは必要のない情報なのかもしれませんが、例えばそれが何かの事件の犯人であれば、警察や被害者にとってはとてつもなく価値のある情報ということになります。
③:情報を選ぶ能力。「カクテルパーティー効果」
「情報」というのはそもそもそういう性質があり、誰かにとっては必要な情報でも、違う誰かにとってはまったく不必要なものなのです。そのたくさんの情報の中から、「自分にとって必要な情報」を抜き出すのは、とてもしんどいスキルだとお思いですか?いいえ。そんなことはありません。
「カクテルパーティー効果」というものを聞いたことがありますか?
これは何かというと、例えばカクテルパーティーのような、大勢の人間がいっせいに思い思いの言葉を話しているような空間で、「自分で聞きたい音」だけをピックアップして聞くことができるという、人間の性質のことを言います。つまり「友達の声」のような、聞きたい声はハッキリと聞こえるのに対して、それ以外の話し声は「わー」とか「ざー」とかという、いわゆる雑音にしか聞こえないというもの。経験ありますよね?
これと同じで、人間には特定の「音」や「情報」だけを頭にインプットして、それ以外の情報を遮断してしまうという能力があります。そもそも、誰しもがそういうスキルは備わっているというわけです。ただ、それに気がついていないだけなのです。
④:先入観はNG。新鮮な情報を、お早めに
【人間は、見たいように見て、聞きたいように聞く】
こんな格言があるように、人間というのは先入観によって情報が左右されます。
本当はがんばっている人でも、他人から見れば無駄な動きに見える。そして後日その人が活躍している姿をみて驚くなんてこともよくある話。
これはつまり、「無駄な動きをする、ダメな人だ」という先入観が産んだ幻想。本当の情報を得ることができなかったという典型的な例であり、そのくらい「先入観」というものは怖いものなのです。
核爆弾だって、知らない人から見れば鉄の塊にしか見えません。
そこが崖の上だと知らない人は、後ろ向きに歩くことが平気でできます。
どれもこれも、単に「情報不足」なだけなのです。それも、ちょっと調べればわかる程度の情報です。
もうお分かりだと思いますが、「情報の選択」というのは、今を生きていくうえで非常に大切なスキルです。というより、なければ生きていくことすらできないスキルです。
生きていくというだけで必要なスキルなのですから、それを磨くということが、どのくらい重要なことなのかということがわかってきたでしょうか。
たくさんの情報に触れて、その中から重要な情報だけをピックアップする。この処理スピードが速ければ速いほど、周りと差をつけることができることになります。これが非常に重要なポイントになるわけです。
これから生きていくうえで、またこれから自分で商売をしていくということになったとき、今よりも多くの情報を今よりも速いスピードで「必要」と「不要」に分別してインプットしていかなければなりません。立ち止まると、成長も一緒に止まります。稼ぐことも成功することもできません。
では、どうすればそのスキルが身につくのでしょうか。そんなに難しいことではありませんが、根気よく訓練をするということが重要です。
まずは、膨大な量の情報に触れましょう。わかるわからないということは後回しです。とにかくたくさんの「新しい」情報に触れて、「自分の知識の狭さに気付く」というところから始めましょう。なにはともあれそこからです。
あなたは今、自分の情報量がちっぽけなものだということすら分かっていない、「無知な状態だ」と知ることが重要です。それを意識するだけでも情報を頭にインプットするスピードは格段に上がります。
なぜなら、空っぽであればあるだけ、余計な考えに邪魔されにくいもの。スポンジのような脳みそが、水のように沢山の情報を吸収する土台となるからです。
とにかく膨大な量の情報が、世の中で垂れ流しにされているという事実に気付かなければいけません。
そしてそれに気付いたのであれば、次には「自分なりに咀嚼(そしゃく)する」ということでインプットに入ります。咀嚼するというのはつまり、「自分の頭で理解し、それに対する意見を持つ」ということです。
⑤:情報とは未来予測。これぞビジネス成功の秘訣!
有名な「ドラゴン桜」という漫画に出てきた場面を抜粋してみます。
例えば道を歩いているときに、矢印看板があったとしましょう。「右に200m歩くと駅があります」というような看板です。そしてその看板の下の方に、英語や中国語で翻訳が書いてあったとします。
その情報から、まずは「なぜ英語や中国語で訳されているのか」という疑問を持つことが第1ステップ。そして次に、それを自分なりに考えて見ます。「もしかしたら、観光客のためのものなのかもしれない」と。
そこ情報から、そこが観光地か、もしくはこれから観光地を目指している土地なのか、という解釈をすることができます。
そして「だとしたら飲食店も翻訳された方がいいんじゃないか」などの意見を持つという順番です。
するとどうでしょう。
「看板に英語や中国語で訳した看板が売れるかも」という仮説が成り立ち、商売に発展できる可能性もあるわけです。
これは1つの例でしかありませんが、「1つの情報から、未来を予測した重要な例」ですよね。
今からどのような世の中になっていくのかを予測していくために、情報というものは大きな武器となります。そしてその「鮮度」も大切。
その新鮮な情報を得ることができれば、未来に先回りしてお客を囲い込み、ビジネスを作っておくことができます。すると、なにもしなくてもお客さんのほうが自分あてにやってくるという、ビジネスとしては理想的な構図ができるということです。
情報とは、未来を予測するためのものです。
●明日晴れるなら、街に買い物に行こう。
●あそこは変質者が多いから、遠回りしていこう。
●この仕事は後輩に任せないで、自分でやった方が速い。
これら全て、特定の情報から未来を予測して、より良い未来を生きているという証拠です。
すでにみんながやっていることなのです。
その未来予測の能力を、自分のビジネスのために生かすことができれば、成功させる確立がグンとあがるわけです。
注意して周りを見渡してみてください。看板でも、車でも、お店でも、ニュースアプリでも。そして情報の量に圧倒されてください。それを軽くサバいていってこそ、未来の成功が見えてくるということです。
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