今Apex界隈で話題になっている「Realm」について
はじめに
ここ最近のYoutubeで、Apexに関する選手、配信者のSNSや動画で非常に注目されている話題がある。
それが「Realm(レルム)」である。
ここで言うRealmとは簡単に説明すると、海外の有志が作成、管理しているソロ専用のカスタムマッチである。
※Youtubeのおすすめで流れてきた切り抜き
今回は、
・そもそもRealmとは何か?
・なぜ話題になっているのか?
・日本では実施されるのか?
の3点から自分なりにまとめていきたいと思います。
そもそもRealmとは?
Realmとは現在NA,EMEA地域で開催されているソロ専用のコンペティション形式のリーグです。
注意!
このコミュニティは海外のコミュニティの為、日本からの参加は回線やサポートの関係上参加できません。この節では、コミュニティがどのような形式で運営されているのかを簡潔にまとめたものとなっています。
【参加資格】
・Apex Legends内のランクがマスター以上
・16歳以上であること
・参加人数は500名
【マッチング】
・完全ソロマッチ(VC有)
・ランクポイントに応じて出場選手から自動でチームを振り分けられる
・ELO Rating(内部レートのようなもの)に応じたレベルの試合に組み込まれる。
【ランクポイント】
・Realmコミュニティに参加することで、コュニティ内で適用されるランクポイントが付与される。
・ランクポイントの総量に応じて順位が決められる
・ポイントは、主に
1. 試合に参加
2. 試合結果(順位、キル数)
3. アクティブ日数
に応じて増減する。
【大会、イベント】
・各シーズン上位120名によるFinal Tournament
・不定期に開催される Pop up Tournament
【賞金】
・主にランクポイントの総数によって授与され、
1. リーダーボード維持による賞金
2.シーズン終了時のリーダーボード上位者への賞金
3.Final Tournamentの成績に応じた賞金
など、総額 $150,000 の賞金が用意されている。
このようにコミュニティとして規模的にも資金的にも非常に充実したものであることが分かります。システム的にはスクリムなどを行うコミュニティと変わらないように感じますが、
・ソロで参加できること
・独自のマッチメイキングシステムが存在すること
・定期的に大規模な大会が開催されること
・賞金が授与されること
が既存のコミュニティとは大きな違いと言えるでしょう。
なぜ話題になっているのか?
これは既存のマッチメイキングシステムの問題を改善している点が非常に大きいと考えています。
現在Apexをプレイしているマスター、プレデターといったランク上位層の現状として、
・デュオ、トリオでパーティーを組んでいる同レート帯のチームとの格差
・チーター、談合によるマッチングの崩壊
・適正レートでないマッチへの参加
などの不満が挙げられています。
これにより、
・継続的なゲームプレイへのモチベーション低下
・目標達成にかかる労力やストレスの増加
などの問題がApexに熱意をもってプレイしている人に起こっているのです。
しかし先述した通りRealm内では、
・コミュニティ内の指標となるランクポイント
・独自のマッチメイキングシステムであるELO Ratingの使用
・コミュニティ内での不正、違反行為取り締まり
が徹底して行われているため既存のランクマッチよりも遥かに快適にゲームがプレイできるのです。
日本では実施されるのか?
今日の本題です。
先日Youtubeのオススメでこのような動画が出てきました。
配信の切り抜きではあるのですが、本動画内でゆきお氏が「日韓版Realmの設立を考えている」という内容でした。
Apexの大会や動画をある程度見たことのある方であればご存じかもしませんが、彼は現在プロチーム「RIDDLE」に所属し、過去にALGS日韓1位という結果を残している非常に優秀な選手です。
彼は現在でも多くの方に利用されているANC(APAC North Custom)という日本、韓国、モンゴルの地域の選手が参加できるスクリム運営を行う団体の創設者の1人でした。
その為ANCのような大勢の方々が集まったコミュニティ運営の経験があり、その経歴から影響力も高い彼が中心に日韓版Realmの設立を行えば、再び日本のApex界隈に新たな風を吹かせてくれるかもしれません。
最後に
かく言う自分も元々Apexをプレイしていた身です。このような話が実現するのであれば再びApexに復帰したいと思うモチベーションが生まれますし、現在Apexを熱意をもってプレイしている人も目指すべき目標が生まれると思います。
またApex Legendsには対抗するFPSゲームジャンルが存在しません。
例えば「VALORANT」はタクティカルFPSというジャンルです。その為今後も日本のeスポーツ市場を先導していくFPSジャンルの1つとして様々なイベントや大会にApexは登板し続ける可能性が高いと考えています。
eスポーツ業界に従事したいと考える身としては今後の展開が非常に楽しみな話題でしたのでnoteにまとめさせていただきました。
2023.4.15
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