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有宮明哉の人生を変えた作品(1品目)

今回紹介する作品は
「Ever17」というプレイステーション2のアドベンチャーゲーム
パッとみ美少女恋愛ゲーと思われるパッケージをしている。
遊べるハードはPS2かPSPかXBOX360と現環境だとかなり遊びにくいのが難点かな。自分もPS2版(上のパッケージじゃないやつ)を持っているが、PS2は壊れたのでもう遊ぶことはできない。

1作品目としてどうしても一番心に残って、みんなに伝えたい作品ということで「Ever17」を挙げさせていただきました。
こちらは簡単なあらすじとしては
水深51mの海中に浮かぶ近未来の海洋テーマパークに7人の男女が閉じ込められて、脱出するため色々と頑張るというアドベンチャーゲームです。
未知のウイルスだとか色々あるけれど、かなり省いて説明させていただきました。物語の根幹にかかわることは話しません。

主人公は、少年、青年のどちらかを選び少年を選べば、一緒のパーティに沙羅という女の子と青年として武という人が存在する。少年は記憶喪失であり、その出生の謎も解き明かしながら進めていく。
青年編では、一緒のパーティに沙羅は居なく、ココという女の子と少年(記憶喪失)がいるという話になる。
それぞれの少年編、青年編で攻略できるキャラクターが変化しており、最後まで進めるとすべての謎が解き明かされる。

最初にこのゲームに触れたのはどういうきっかけだったのかは忘れてしまったが、本当にやってよかったと思うゲームだった。最後の種明かしのストーリーが気が付いたら朝の3時くらいまでずーっとやっていた記憶がある。
それほど没頭して深く入り込んでしまうストーリーだった。
どんでん返しのストーリーが面白いとは思うけれど、このゲームのどんでん返しはちょっと異次元の面白さだった。
ゲームをやったあとに小説版も読んだが、なかなかに上手にこのストーリーを描いていると思った。これはゲームだからこそできる演出だと思ったし、ゲームだから気が付かない盲点だったと思う。
今でもストーリーを思い出すだけで鳥肌が立つくらい衝撃的なものだった。
ここのゲーム製作陣は解散してしまったようなので、今後このようなものは作られないと思うと非常に残念。
色々なところにちりばめられた伏線、これをゲームをやってるときに気づけるのか?ってくらい微妙な違和感。気が付かなかったからこそ感じられる鳥肌もののお話。そして最後は・・・・。

と、ネタバレをしてもつまらないので、ここまでにします。
ただ本当に現環境で遊ぶことが難しいゲームではあるので、どうしてもどういう話かが気になる方はウィキペディア等みてもいいとは思います。いまちょっと眺めてみたら全部ネタバレ書かれてましたので。。
そして若干のネタバレ要素になってしまうことではあるのですが、もしやるって方がいるならば、アマゾンのリンクを挙げた方ではなく、プレミアムエディションの方をやってください。色々大事な一枚絵が足されていて、そちらのほうが驚きが強くなります。でも、パッケージや説明書は見ないようにしてください。

ほんとこのゲームの影響で、人の心の中に残るものを作りたいって感じるようになったんだよなぁ。
そしてどんでん返しのストーリーを作りたい。衝撃的な結末を作りたいって思うようになった。
このゲームに合うまでは一度も考えたことがなかった。
それだけこのゲームが素晴らしかった。

最後にもう一度だけ言っておくと、恋愛ゲームではないので(恋愛系要素もありますが)そういう目線で見るのではなく、ゲームの少年、青年のつもりで入り込んでプレイしてみてください。

ウィキにも書いてありましたが、史上最高傑作のゲームといっても過言ではないと思います。ゲームだからできるこの演出。この作品。ゲームであることを最大限活かした最高傑作です。

これが私の人生を変えた作品の1品目となります。

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