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人呼んで「市場かご」

今でも使い続ける職人さんがいる
これ!

篠竹(スズタケ)製の「市場かご」
丈夫でしなやかな竹で編まれた「かご」は、
古くから日本人の暮らしのなかで愛用されてきた生活の道具。

東北地方が産地で、
日本のヘビーデューティを代表する道具のひとつ。
市場では、板場の看板のような働きもある。

長年使い続けると
こんなふーに、底の角が破れ、味のある風貌になる。

てか、カッコよくなる!
この程度の穴では、カゴは壊れないし
中身が飛び出るような小さな買い物もしないしね。

ってことで
魚屋さんへ行こう
市場で見かける「市場かご」
板場のトレードマークで、めっちゃオシャレ!
使い込めば使い込むほど、味が出る。
お決まりの場所に穴が開くまでは慣らし運転。
穴が開いてからが、いざ本番。
年季の入った「市場かご」は老舗の証。
まるで、木枯し紋次郎の三度笠みたい。

材料のスズ竹は、120年に1度開花して、
その後は枯れてしまうそうな。
そこから竹資源として復活するまでには
10年以上かかると言われる。
その開花が数年前
つまり、あと何年かは、材料が無い事になる。
だから、今は材料不足の真っ只中の超・貴重品。

業界では「市場かご」と呼んでいる


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