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片手間で教える文章講座4 読み飛ばされない「ユニバーサル日本語」表現術

私は安田峰俊。プロのルポライターをやっている者だ。これまでに引き続き、2020年現在の日本語ネイティヴにとって最も読みやすく、文意が容易に伝わる書き言葉「ユニバーサル日本語」の文章術を書いていく。

前回記事までは、わかりやすい1文の書き方や段落の作り方、表記の方法といった、ごく基礎的なルールを確認した。今回はもうすこし踏み込んで、段落レベルの文章を書くときの構成のコツについて考えてみたい。

以下に紹介するのは、せっかく書いた文章を読者から読み飛ばされないための、技術面における具体的なノウハウである。それでははじめよう。

1.同じ内容を繰り返さない

人間の脳みそは賢いもので、なんらかの重複するデータに触れた場合は、そのインプットをスキップする機能がある。たとえば文章を読む場合でも、自分がすでに理解していると判断したことがらは、しっかり読まずに「流す」わけだ。

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