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「個人ブログだ!サイト作るぞ!」の時代の終焉は近い。

これから事業を拡大していきたい方、個人として案件を獲得したい方、皆さん共通して誤解しがちなことがあります。

それが
「個人ブログで情報発信!サイト作ってSEOやってみるか!」
という考え方です。

個人ブログは全く悪いとは思いません。
むしろ、ライティングのスキルに自信があったり、人の感情を動かすコンテンツを作った経験がある人なら進んで実践するべきです。

しかし問題は「サイト作ってSEOやってみるか!」という考え方です。
この考え方は、言葉を選ばずいえば、選ばれた人間のみが成果の出るやり方なのです。


SEOは法人か古参しか勝てないゲームになっている

多くの人が思い浮かべるSEO。

まずは定義を押さえておきましょう。

SEOとは、「Search Engine Optimization」 の略称であり、検索エンジン最適化を意味します。
WebページをGoogleなどの検索エンジンの検索結果に上位表示させ、流入を増やすために実施する一連の取り組みを「SEO対策」と呼びます。

https://www.willgate.co.jp/promonista/seo-how-to-start-it/から引用

私たちが常日頃から使っている検索エンジン。
その検索画面の1番上に自社のページが表示されているとどうでしょう。

きっと多くの人が訪れてくれますし、そこから問い合わせにつながるかもしれませんよね?

しかしながら、そんなSEOは「法人か、古参しか勝てないゲーム」であり、私たちは上位に表示することはめったにありません。

信頼性という高すぎる壁。

検索エンジンは情報の信頼性を相当に重視します。なぜなら、それが検索エンジン全体の価値につながるからです。

例えば、大好きな恋人のデートがあり、ディナーを予約するとします。

そこで「表参道 ディナー」と調べた際に下記のサイトが出てきました

  • 10年前から運営している10万件のレストラン・カフェを扱っている飲食店予約サイト

  • 昨年から運営を始めた100件のレストラン・カフェをを扱っている飲食店予約サイト

どちらのサイトの方がより良いデートのディナーを予約できそうですか?きっと前者のサイトですよね。

これがまさしく検索エンジンで起きている事です。

昨年から運営を始めた100件のレストラン・カフェをを扱っている飲食店予約サイトを仮に1位にした際に、ユーザーは「いいレストランがないんだけど…まじかよ…」と感じてしまう恐れがあります。

それが続いてしまうと「この検索エンジン、マジで微妙すぎんか?」となってしまう人が増え、どんどんユーザーが離反していってしまうのです。

私たちが実生活で「何を言うかより、誰が言うか」を重視する事と同じく、検索エンジンもその情報の信頼性を注視しています。

これを被リンク評価といった指標や、YMYL領域といった専門的な言葉で示します。

話を戻します。

今、検索エンジン上には281エクサバイトの情報があります。

ちなみにエクサとは10の18乗のことで100京のことを表す補助単位です。

https://www.uneidou.com/1621.php

そしてその中にはもちろん、上場企業のサイトやブログもあれば、海外の超有名企業の日本法人まで数多の「信頼できるサイトたち」が存在しています。

彼らの情報と私たちの情報はどちらの方が信頼できそうですか?

圧倒的に上場企業たちの情報ですよね。

できないわけではない。でも時間も労力もかかる

ただ現在の検索エンジン(特にGoogle)は、この情報の信頼性主義的な考えを以前よりも緩和しています。

なので、やりようによっては上位に表示できるかもしれません。

ロングテールキーワード、スモールキーワードという種類のキーワードを狙って対策し、上位化に成功した例は実際に存在しています。

しかし、最低でも半年~1年はかかります…

お金もなく、時間もない個人や中小企業にとって、半年~1年後に成果が出るかもしれない!という施策に時間と労力を投下するのは非現実的ですよね…

つまり、SEOをやるなら「いったんやってみよう!」というモチベでやってしまうと撃墜されてしまいます。ちゃんと時間を投下できるという覚悟があるなら実践してもよいかと思います。

じゃあやるべきことは?

そこでやるべきことについてお話します

それが「ソーシャルメディアでの発信」を行うことです。

そして今、この話を聞いて「なるほど…やっぱSNSか!」と考えた方へ…ソーシャルメディアとSNSは全くの別物です!

まずは定義を押さえておきましょう。

ソーシャルメディアというのは、いわば新しいメディアのあり方です。メディアと聞くとテレビや雑誌などをイメージする人が多いですが、ソーシャルメディアはインターネットを駆使し、人同士の情報流通を元としたメディアのことで、「万人が参加できる双方向発信のメディア」を意味します。

https://www.geekly.co.jp/column/cat-webgame/1906_006/

SNSとは「Social Networking Service(ソーシャルネットワークサービス)」の略です。登録者同士がコミュニケーションをとれる、Web上の会員制サービスのことを指します。
SNSもソーシャルメディアの一種であり、情報発信ができるツールです。
しかし、あくまでも基本的にはコミュニケーションツールであり、そこに情報発信というメディア要素が加わっているものがSNSだと整理できるでしょう。

https://freelance-start.com/articles/701

つまり、ソーシャルメディアというのは「個人や企業が情報を拡散・共有し合う仕組みの事」をしめしており、SNSはその手段の一つということになります。

ソーシャルメディア=SNSという考え方では、施策の幅を狭めてしまうのです。

ここで最初の「何をすればいいのか?」の回答に戻ります。

回答としては「ソーシャルメディアを使った双方向発信型のチャネルを活用しましょう!」ということになります。

例えば、自分しか知らないであろう情報をnoteで執筆し、Xで拡散したり、動画を作成してXやYoutubeなどで配信する方法が該当します。

これらのはコミュニケーションを生むコンテンツであり、ユーザーからのコメントやエンゲージメント、シェアなどによって拡散される傾向にあります。

SEOが全くシェアやコメントがされないというわけではありません。

しかし、どうしても検索エンジンに最適化させることを目的としてしまい、どのようにユーザーとコミュニケーションをとりたいのかまで考えることが難しくなります。

さらに、ユーザーも知りたいことが分かればよいのでブランドや執筆している人のことは気にも留めてくれません。

確かに検索エンジンを使えば、ニーズが顕在している人へアプローチできますし、効果的ではありますが、ユーザーと双方向のコミュニケーションを生むという意味では適しているとはいいがたいでしょう。

いきなり「SEOやるぞ!」ではなく、

  • まずはnoteで執筆して、Xで拡散させてクリックさせる工夫をする

  • 動画を作ってみて、リールで拡散してみる

  • Xでこまめにツイートして、反応があればコミュニケーションをとる

等々、もっとソーシャルメディアマーケティングは存在します。

まずはそういった双方向型のコミュニケーションを生むことができる施策に投資できるとよいでしょう。

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