松尾 明子 / Meiko Matsuo
ちいさな違和感こそ、しあわせへの近道 〜北海道東川町でのワーケーションプログラム体験記 後編〜
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ちいさな違和感こそ、しあわせへの近道 〜北海道東川町でのワーケーションプログラム体験記 後編〜

松尾 明子 / Meiko Matsuo

「このままでいいのかな」

ふとした瞬間に湧いてきた違和感。「忙しい」の一言で、簡単にスルーも放置もできるけど、人生をよりよく変化させるには、自分の気持ち以外の出発点はありません。

ちいさくとも、とても大切な自分の気持ちにたくさん出会えたのが、2021年8月に参加したSchool for life Compathのワーケーションプログラム。このnoteには、プログラム中に浮かび上がってきた、私のちいさな違和感や気持ちを書き残しておきます。

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▼ どんなプログラムだったのか、なんで参加したのかは、前編のnoteにて

違和感にふたをするのは簡単だ

気持ちを紹介する前に、普段の私について、少しだけお話ししておきます。

私は、2019年に会社員を辞めて、普段はフリーランスとして働いています。働き方を変えた背景には、仕事に追われず、暮らしも大切にしようという想いがあったのですが…

「忙しくしない」ということが、本当に難しい

気づけば、無意識に予定を埋めてしまうし、日々なにかしらやることが目の前にある状況。頭の中は、、

「あぁ、あの資料作らないと😂」→ タスク
「会議予定、googleカレンダーいれなくっちゃ!」→ タスク
「あ、やべ。メルカリの返信、忘れてる
😱」→ タスク
「このまま忙しい毎日で、いいんだっけな。。」→ 違和感(気持ち)

とまあ、こんな感じで、タスクでいっぱい。日々違和感はあれど、向き合う時間はなかなか取れていません。

正直、自分の違和感は見なくても、昨日と変わらないような生活はできてしまいます。違和感を見たら見たで、解消するための変化が必要だから、その未来を恐れて、見ないようにしているのかもしれません。

今回参加したワーケーションプログラムには、日々スルーしている違和感に向き合うための環境がありました。物理的にも、精神的にも、日常から離れているからこそ、客観的に自分のことを見つめ直せたり、いつもは気づかない気持ちに気づくことができたと振り返っています。

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仲間たちとたくさん対話し続けられたことも、より多く・深く自分の気持ちに気づくきっかけになりました。

話すことや反応をもらうことで、それまでは見えていなかった奥にあった気持ちに到達したり、仲間からのシェアで、自分の気持ちに化学反応が起きたことも多かったように思います。

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ここには書ききれないほど、たくさんの気持ちに出会ったのですが、そのなかでも印象に残っている、3つの気持ちを紹介していきます。

「このままでいいんだっけ」

平日は普段と変わらず、自由に仕事ができる時間があり、休日はプログラムが組まれていたこの期間。

平日の大半、私はこの図書館窓際のワークスペースで、仕事をしていました。

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*東川町のまんなかにある複合施設「せんとぴゅあ」の図書館。選書も、家具も最高。(写真:アカデミック・リソース・ガイド株式会社(arg)サイトより引用)

ある日、仕事の合間に、同じプログラム参加者のがうちゃんと、ずっと気になっていた田んぼの真ん中にあるコーヒー屋さん yoshinori coffeeさんに行ってみることに。

仕事のきりをつけて、席を立って、ふと後ろを見返すと、ワークスペースにいる全員がパソコンに向かって、ここにはいない誰かと話したり、チャットをする姿がありました。

みなさんの姿は、普段の私。ふと我に帰って、自分の日常って「このままでいいのかな」って、違和感を感じたのです

「本当に私、ずっとパソコンの前にいなきゃいけないんだっけ?ずっと座り続けてるのって、、なんか変。。もっと自然の中にいる時間、増やしたいなぁ」

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*ワークショップ中の1コマ。森のなかでの、楽しそうな私

「こんなに楽しい図書館があるのなら本をたくさん漁ってみるのもいいし、同じ場所にいる仲間との話を楽しんだっていいよね」

もちろん、オンラインで繋がることは、現代を生きる私たちには避けて通れないことであり、ポジティブなことでもあります。ただ、私個人の生活を考えると、ちょっとその時間が長すぎるように感じたのです。

普段とは違う新鮮な環境で、コーヒーを楽しむ余裕がある自分だったからこそ、普段の私を客観的に外から見ることができ、違和感に気づけた瞬間でした。

「自然のなかって、最高!」

プログラム中、自然のなかにいる時間は、とにかく気持ちがよかったです。

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特に、1日目に着いてすぐ、湖畔の砂浜で、素足になった時の開放感が忘れられません。足の裏から直に感じる、さらさらとした砂浜に触れる気持ちよさ。

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湖に足をつけると、さすが北海道、水がとってもひんやり。水と交じって柔らかくなった砂が、自分の足をやわらかく包みこんでくれました。

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*これは別の日に訪れた川の写真ですが。。この水は氷のように冷たくて、足は全然つけていられなかった…

肩の力がどんどん抜けていく。自然に癒される自分自身に、あらためて人間は自然の一部なんだとも感じました。

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都会で生きていると、人間が中心だと錯覚を起こしてしまうけれど、私たちは一部であり、自然に生かされていることが、ぐっと、腑に落ちた時間でした。

「私が私を生きている…」

プログラム中の私は、終始 自分らしく、エネルギーに溢れていたように感じます。

企画するCompathと、参加したみんなが作り出した安心感から、自分の気持ちを素直に、表現できる心地よさ。

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私の親しみやすさや、人の機微に敏感な性格が、仲間たちの安心感や気づきにも繋がったように感じて、自分を誇らしく思える気持ち。

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自分の心地よさと社会への貢献、どちらも叶えられる場所を見つけたように感じて、なんとも言えない嬉しい気持ちになりました。

前編に詳しく背景を書いているのですが、プログラム参加後には、プログラムを企画する側に回ることも意識して、参加していた今回。自然体の私で、その場に貢献できることを実感し、改めてこれからの、大人の学び舎Compathを作っていく自分を信じられる時間になりました。

プログラム参加後の暮らしの変化

プログラムが終わってから、気づけばすでに約1ヶ月半。

出会った気持ちを出発点に、自分の暮らしに少しずつ変化が起きています

まずは、時間の使い方。パソコンを見続ける時間が減って、自然と戯れる時間が増えました。

以前は、仕事をしていないと不安で、休むことに罪悪感を覚えていました。でも、いまは不安や罪悪感よりも、自然のなかにいることがたのしい。たのしみな休みのために、仕事に集中できる時間も増えたような気がしています。

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*最近は、週1 山登りが習慣になってきました。やめられないですw

Compathの作り手としての活動もスタート。いままでの経験を活かして、ブランディングやPRを担当しています。動き始めたばかりで、わからないことも多いけれど、プログラム中に感じた気持ちが自信になり、提案や相談ができている感覚があります。

”私のちいさな問いから、社会が変わる”

Compathのコンセプトです。振り返ると、いままさに自分が、ちいさな自分の中の問いを起点に、社会への関わり方を変えている、と実感。私たちひとりひとりの中にある問いが持つパワーを感じています

そして、私と同じように、素直な自分の気持ちに出会うことで、暮らしを前向きに変えていく人が増えたら、少しずつ社会もより心地よいものになっていきそうだと希望を抱いた、ワーケーションプログラムでした。

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ここまで読んでくださって、本当にありがとうございます。このnote自体が、読んでいるみなさんにとって、少しでも自分の気持ちに気づく機会になれば、とても嬉しいです。

最後に、プログラムで出会った、自慢の仲間たちを紹介します。集まりにくい世の中にも関わらず、みんなと過ごせた奇跡に感謝です。

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*2021.12.5-12にも、冬のワーケーションプログラムがあるようです◎(直近の説明会は10/13,10/23)


*文章中に使っている、すてきな写真たちはほぼ、東川在住フォトグラファー 清水エリさんに撮っていただいたものです。エリさんinstagram

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松尾 明子 / Meiko Matsuo
ひとりひとりの個性が活かせる社会、を目指して🕊🌿 リクルート卒業後、デンマーク留学。現地の教育に感動し、広告業界から教育の道へ。人生の学校Compath広報 / 生活共同体TSUMUGI / よく山登ってます🏔