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モラトリアム日記① デンマークで学んだ意見が持てる、選択できる社会

はじめまして。
松尾 明子(まつお めいこ)です。

ずっと始めてみたかったnote。

これからのやりたいことにも
繋がりそうな予感もして、
重かった腰を上げ、ようやく筆を執りました。

まつおの紹介

少しだけ、私の紹介を。
今は、前に働いていた会社を辞め、
モラトリアム期間中です。

元々は、某大企業で、
広告プランニングの仕事をしていたのですが、徐々に会社と自分の人生で
大事にしたい価値観のズレを感じるようになり

もっと、いまの環境問題がどうなってるのか、
世界の情勢がどうなっているのか、知りたい。

一度、このやることに
追われる毎日から離れて、立ち止まりたい… 

という気持ちも高まって、思いきって退社。
2カ月半のモラトリアム(おやすみ)
取ることにしました。

デンマークのフォルケホイスコーレ

モラトリアム期間のほとんど(2カ月)は、
デンマークのフォルケホイスコーレという
学校に通っていました。

フォルケホイスコーレは、デンマーク流民主主義の基盤を作る「国民学校」です。デンマーク国内に70前後あるフォルケホイスコーレは、17歳以上であれば誰でも入学することができます。大学に進む前に本当に興味のあることが何なのかを探したい人や、職種を変更し新しいことにチャレンジしたい人がフォルケホイスコーレに入学し、自分が学びたい教科を好きに選択して納得できるまで学びます。人生のどんな場面においても、自分を見つけ出すために人々が向かう場所がフォルケホイスコーレなのです。

引用のとおり、
私も自分の興味関心が、
前職でやっていたことと
ズレていると感じていたので、

将来どうなるかは分からないけど、
今一度、興味に従って、
勉強してみよう!と思い立ち、
フォルケに向かったのでした。

意見が持てる、選択できる社会

フォルケに行って、デンマークに行って、
刺激を受けたこと・学んだことは
たくさんあるのですが、

そのなかでも、特に感動したのは、
年齢も立場も関係なく、
自分の意見を伝えあえる文化と
だれもが個人の価値観に従って、
生き方を選択できる教育システムでした。

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先生は知識や経験があることに対しては、
もちろんリスペクトされているけど、
かといって、ただ授業を教える人ではない。
一緒にコーヒーを飲んで、ケーキを食べて、
普段から思っていることを伝えあう、
聴き合う、同じ人間。

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同級生には、森で働きたい人もいれば、
お医者さんになりたい人も。
どちらが偉いは、ない。
教育のなかで、自分の興味関心を見つけて、
ただただ自分がやりたいから、
その仕事に就く。どんな夢を持っていても、
どんな職業についていても、みんな同じ価値。

自由すぎる、なんて声も聴きましたが、
とてもフラットで、
個人が自分の価値観を尊重した生き方を
選択できる、気持ちの良い社会だと感じ、
ずっとこんな社会で生きたい、
私から、気持ちの良い社会を作っていきたい、
と思うようになりました。

なのでまずは、自分の近くで、
私のモラトリアム経験を伝えて、
こんな生き方の選択肢があるんだ、
と思ってもらう場、

みんなが興味はあれど、
普段知る機会がないものに対して、気軽に
学べる・意見を伝えあえる場を計画中です。

私個人の力は小さくとも、
誰かの人生の選択肢を広げ、
意見を持てる人が増え、
社会を少しでも良くすることに繋がればと、
大きな夢を描いています。

このnoteを通しても、
読んでくださったみなさんの
選択肢を持つきっかけとなっていたら、
とても嬉しいです。

今日は、このあたりで。

引き続き、モラトリアムの日記を続けます。
読んでくださって、ありがとうございます。


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