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イベントに参加してその場でブログを書き上げてみた!〜地域福祉×PIECESトークイベント編〜

はじめに

トークセッションや講演形式のイベントに参加したけど、話を聴いているだけで眠くなってきて、結局メモもろくに残さず学びもなく終了・・・

そんな経験はありませんか?僕はありまくりです。

11月16日に、とあるイベントに参加したのですが、前々から感じていたその課題を解決するために、とにかくメモを取りまくり、そのメモをそのままnoteに貼り付けて公開するという手法を取ってみることにしました。

イベントの概要

肝心のメモに入る前に、読んでいただく方のために状況の共有です。

このイベントには、認定NPO法人PIECESと、社会福祉法人みねやま福祉会、尼崎ENGAWA化計画プロジェクトという3つの団体から、キーマンとなる方々が登壇しています。

住みたい家を見つけられるサイト「LIFULL HOME'S」を運営している株式会社LIFULLのオフィス2階、LIFULL HUBというイベントスペースで行われました。

テーマとしては「多様なあり方をおもしろがる”場”のデザイン」というもので、お三方がどのように普段の活動で、「場」をデザインしているか、を語り合い、シェアするというものでした。

僕は金曜日の仕事終わり、華金だからといって飲みに行くわけでもなく、さっさと定時退社してこのイベントを聞きに来ました。

ということで、早速下記に、講演を聞きながらメモした内容をそのまま貼ります。さすがに読みにくいかと思いますので、途中で太字にしたり画像を挟むくらいは、あとからやりました笑。

メモ

2018/11/16ピーシーズイベント

「社会課題の今を知るイベント One P's Night 第6回 地域福祉×PIECES」のイベントに来ました。

イベントは19時半にスタート。
最初に会場になっていて主催もしている株式会社LIFULLの紹介。

今回のイベントはOne P'sというLIFULLの社会貢献活動制度で主催されているイベントです。

最初にチェックインがあって、近くにいる人と自己紹介とか、どうして来たのかを話す時間がありました。

次に、登壇者の軽い紹介があって、次にピーシーズの斎さんから団体の紹介が始まりました。

今日のテーマは「あなたには頼れる人が居ますか?」というもの。

PIECES結成のきっかけは、児童精神科医との関わりで、地域の中で子供の精神面、孤独と言った部分を解決したいと思ったこと。
ここでの孤独、孤立という言葉の状況は、頼れる人が居ない、頼れない状態のことを意味する。 

で、もっと正確に言うと、周りで助けようとしている人たち、制度があったとしても、そこにアクセスできなかったり、その手を拒んでしまうような状態のことを、ここでは子供の孤立として定義しますと。

人から大事にされる経験が少なく、人を大事にすることができないから、助けを借りられなくなって、信頼感が下がっていって、差し伸べられた手を拒むようになってしまうのでは、というループを仮説として置いている。

そこで、コミュニティユースワーカーという概念を提唱しています、
特定の信頼できるおとなになったり、信頼できる大人を子供につないであげるというところ。

誰もが尊厳を持って生きられる社会というのを目指して、実際に若くして子供を産んだけど孤立してしまった女性にコミュニティユースワーカーがサポートして、看護師として働き始めるまでに至ったという事例も紹介されました。

ここで司会から紹介があったのですが、会場の端で、グラフィックレコーディングが行われていました。
発表された内容をその場で絵を描きながらメモしていくそうです。壁に掲げられた模造紙に向かって話を聞きながら書いていて、どういう構想を立てているのか気になりました。

あるが ゆうさんという方が書いていました。すごい。

次は、「多様なあり方をおもしろがる場のデザイン」という題目で社会福祉法人のみねやま福祉会という団体の川渕さんから発表が始まりました。
→あ、これそもそもこのイベント自体の題目だった・・・この発表自体はみねやま福祉会の活動紹介でした!

そもそもをたどると、戦後の孤児院からきているそうです。
京丹後市、宮津市(京都府内の北の端っこで海があるエリア)で主に活動しているとのこと。

東京と比較した京丹後のエリアののどかさを対比して、場作りに関心が芽生えたそうです。

場に興味を持った川渕さんはさっそく地域旅館の改修や、地域の活動をアピールする祭り「こまねこまつり」を開催したそう。

障害者向けの施設、保育園などを一つの施設に統合し、名前をMa Rootsというおしゃれな名前に変更するようなこともやったそう。
高齢者の方と生まれたての赤ん坊が同じ場で過ごすような場をデザインすることを通して、どんな場をデザインするのか?という問いに立ち向かってきたということですね。

福祉施設だと気づかない場所を、一言で言うと目指しているとのことでした。

次に尼崎ENGAWA化計画を進めている藤本さんの発表です。

最初に尼崎の紹介。
今、城を作っているそうですw

街を活性化させるために尼崎をテーマにしたカードゲームを作るなど。

ミーツ・ザ・福祉という、障害を持っている人々とそうでない人々を交流させるイベントを開催していると。
昔はチラシ一枚で、内容も書かれていない、タイトルもワードアートみたいな告知でやっていたと。
藤本さんたちが関わって、徐々に内容を良くしていったと。

障害を持っている方に、イベントに連れてきて困っていることはなんですかー?と訊くと、そもそもこういうイベントには来ないから困ること無いよ、と返されたと。
そもそも論の話に気づける、これまでの議論を転覆させるような問いに気がついたそうです。

徐々に作業をその人にやってもらうように巻き込んでいって、今ではもうボランティアの人たちが勝手に企画を立てていくようなイベントに育てていったとのこと。

3,000人以上を動員するようなイベントになっています。 

そういう自由で多様性のあるイベントにしておくと、ある参加者の方が、今まで誰かのものさしで生きてきたけど、自分なりのものさしで生きていこうと思えるイベントだと言ってくれたそうです。 


続いて、ピーシーズの理事の青木さんをモデレーターとして、先程から登壇した3名がトーク・セッションするそうです。

ちょっと最初から藤本さんが関西弁トーク全開でおもろいですw

最初はイベントの題目に沿って、「場をデザインする」にはというところから話が始まりました。


川渕さん、福祉施設Ma Rootでの日常の話を始めます。
毎日おばあさんが同じ話を自分に聞かせるけど、それでいい

藤本さんも、無理に場を作った人が参加する人に貢献しようとするのではなく、単にそのままでいいのだ、と言えるように様々な過ごし方ができるような場を用意すると。

斎さんは、余白というのが大事という表現をします。

余白はどう作るのですか?というモデレーター青木さんの質問に対して、余白は作るんじゃなくて、見つけるもの。と川渕さんが回答する。

藤本さんは余白づくり名人ですよね?という斎さんからの問いかけに対して、藤本さんは自分がリーダーとして振る舞ったり、ビジョンを語ったりせず、抜けーた感じを出すと。
コンセプトとかストーリーをよく語る。
そして、そのストーリーに対する共感次第によって進め方に自由が出てくる。 

問いかけを重視したり、一言目で「面白いですね」と返すと。

なにか起こってもいいし、何も起こらなくてもいいみたいなスタンスを貫く。
そういうのに反対してくる、要は成果主義みたいな人って結構いると思うんだけど、そういう人が居たらどうするんだろう?話に出ていたけど聞き逃してしまった。

そういうゆるゆるした場を作るにあたっては、まず集客では「なんか面白そうだな」と思ってもらうこと。そのためにグラフィカルデザインの力を借りること。
また、運営者を増やすこと。


話が変わって、行政との関わりについて斎さんが語ります。
行政にしかできないこと、民間にしかできないことがあるので、自分たちが全部できますって感じを出すとひかれちゃう。行政にしかできないことをちゃんと認識して、その点においてちゃんと行政を褒める。
これは結構良いことですね、たしかに行政を褒めるという考え方がないということは、逆に言うと行政の人は褒められる機会がないってことだもんね。

質疑応答に入りました。

藤本さんの語る場作りのキーは、ストーリーテリングして、共感を集めて、一人ずつ関係を築いていくということです。なるほどー
共感か。こうしてくれ!って命じるんじゃなくて、共感してもらった上で、面白く場を過ごしていただくような感じかなぁ。

どうやったら共感の輪を広げていけるのか?という質問に対しては、共通の一つの指標、例えば事業会社における売上のようなものを持っているのではないけど、それぞれグラデーションのようにコアな人から遠い人までいる中で、ひとりひとりの目的だったりゴールを引き出してくるというのが大事なのではないか。斎さんは日常会話をメンバーの中と話す中で、日常の中で自分の役割を果たせていないということを聞き出して、自分たちがNPOの活動で子どもたちに場を提供しているのと同じように、メンバーにも場を提供しているというのを感じたとのこと。意識しているという風に話していました。

藤本さんも一人ひとりがどういう風に思っているか、というのは統計で取れるものではなく、行政でどうにかなるものではないので、丁寧なヒアリングで評価基準を変えて動いていくというのを考えている。
無関心層に対しては諦めるしか無い、色々なイベントをやっていく中でどこかにフックしてくれ!と。真面目なイベントもやれば、お寺でカレーを食べるようなイベントをやる。地域という網の目の中で色々なイベントをやっていくことが大事。 

総括

多様なあり方をおもしろがる場作りという抽象的なテーマだったけど、なんかこれからイベント運営とかしていく上で、心の中に引っかかるような言葉をいろいろと伺えたのでよかったイベントだったなあと思った。

メモを取ってみてどうだったか

以上がメモの内容です。初めて読んだ方からするとなんのこっちゃって感じかもしれませんが、僕がその場に参加したというのもあって、こうやってあとから読み直してみてもその時のことを思い出せていいなーと思いました。

イベント後に懇親会があったのですが、登壇者の方々から次々に「めちゃめちゃメモ取っていたよね!!」と言われ、キーボード音が絶対うるさかったやろうなとは思いましたが、目立てたので良かったのかなとも思いました(迷惑でしたらごめんなさい)。

見ての通り文章も凄い雑ですけど、聞きながらメモした割には、我ながらよく書けたのではないかなと思っています。

僕と同じようにイベント参加しっぱなし症候群の方がいれば、同じようにアウトプットすることを前提にめっちゃメモをとるのは面白いかも知れません。

短い時間でしたが、濃いお話、心に残る言葉が散りばめられたいいイベントでした。運営の方々、登壇者の皆さんありがとうございました。

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