DATA Saber挑戦振り返り

ついに、DATA Saberに認定していただきました!

とても困難な道のりでしたが、それ以上に学びが多く充実した3ヶ月間でした。
夜な夜なフィードバックいただいた師匠はじめ、挑戦期間中に交流してくださった皆様、本当にありがとうございました。

挑戦する前と後でかなり見える世界が変わりました。
振り返りとして、率直にDATA Saberに挑戦して学んだことを書いていきたいと思います。

tableauコミュニティ
・多様な視点を学ぶ
(ordeal勉強会•デモ会)
異なるバックグラウンドを持ったapprenticeさんと同じ課題に向き合うことで「こんな表現方法や捉え方があるのか!」と視点が広がりました。
データドリブン文化を広めるためには、IT部門と現場の双方の歩み寄りが必要です。私は業務が現場寄りだったので、IT部門よりの方とディスカッションをすることで、よりIT部門と現場の連携の重要さを理解することができました。
普段業務上関わることのない他部署の方との交流や意見交換はとても勉強になります。

・仲間と学ぶ
(もくもく会、tableauユーザー会)
社外のtableauイベントに過去2回参加しました。全員初対面かつソロで現地へ臨んだこともありましたが、皆さんとっても気さくでやさしく迎えていただき、感動したのを覚えています。皆さんの進捗を聞いたり、相談にのっていただいたりして学びもある一方、社外にも頑張っている仲間がいると実感して、挑戦中のモチベーション向上につながりました。

・組織を越えたつながり
(組織内イベント)
組織内イベントでは、ゲストスピーカーとして全社的な研修の創設に携わられていた方(その方もDATA Saber)に登壇をしていただきました。その方は所属地域も役職も異なる中で、わたしにとって憧れのような存在だったので、お会いすることはないだろうと思っていました。
(そもそも師匠とも出会うまでは同じような状況)
そんな方に、DATA Saberつながりで師匠に取り持っていただきながら、いちtableauユーザー・見習い Saberとして、イベントに快くご協力いただけたこと、お話させていただいたこと、とても貴重な経験となりました。
こうした組織の枠組みを超えて協力し合えるところも、tableauコミュニティの魅力だと思います。

データドリブン文化を広げるために必要なこと
組織内活動やパブリック活動を通じて、人を巻き込むとは何なのかを学びました。
これまでは部署内のSQLのハードスキルが偏っていたこともあり、ほぼ私一人で担当内の依頼を受けていて、まさにレポートファクトリーと化していました。業務的にも時間が切り詰められ、精神的にも周りとの温度差を感じて、悩んでいました。このままではいけない!と、自分なりにSQLの勉強会を開いてみましたが、ごく一部の方には聞いてもらえても、ほとんどの方に興味を持ってもらえず・・。
その後データ活用育成係に任命されたのですが、自分自身、データ活用が組織内に広がっていくイメージができず、頭を抱えていました。
そんな私が、組織でデータドリブンを広げる力を身に着けるべくDATA Saberに挑戦した過程で、学んだことを以下にまとめます。

・導く力
データ活用をすることで、何ができるようになって、どう世界が変わるのか、一貫性のあるビジョン(5W1H)を示すことが重要です。しかし、どんなに立派なビジョンでも、一方的に押し付けては人は動いてくれません。
義務感で押し付けたり消化させてしまうのではなく、内側からわくわくさせることでこそ、人を自発的に動かせることができます。
師匠の言葉を拝借すると「北風と太陽」の太陽のアプローチ(服を北風で吹き飛ばすのではなく、気温を上げて自ら動くように促す)をする。事例共有はその点において有用だと思うので、これからどんどん発信していきたいです。

・対応力
分析の提案に求められるのは「素早さ」「洞察力」「技術力」だと思います。素早く相手のやりたいことを正しく理解し、相手の要望を満たすアウトプットを出す。操作するのは1分まで。1分以上かかるなら諦めて持ち帰る。
試練中、私は「技術力」ばかりに気を取られていましたが、「素早さ」「洞察力」のどれが欠けても本質的な解決手段にはなりえないと実感することが多々ありました。
例えば、どんなに複雑で美しいvizを作っても、問題を解決したい人の目的に沿っていなかったり、回答がなかったりしたらそれはただの絵です。
また、いつまでたってもアウトプットが出てこなければ、タイミング的に不要になってしまったり、もはや時間が経ちすぎてタスクを忘れてしまっている、なんてことも発生します。
データで人の心を動かし、行動を促すためには「素早さ」「洞察力」が不可欠です。
今後はアウトプットを増やしながら上記の力を強化していきたいと思います!

今後の取り組み
今後直近は、public vizを2つ作成することと、社内のデータ活用事例発表会でDATA Saber挑戦中に取り組んだ事例を発表する予定です。

やっとスタートラインに立てた気がします。始まりの始まりです。
まだまだ勉強していく必要があるので、様々なコミュニティに参加して楽しく多角的に学んでいけたらと思っています。
引き続き頑張ります!


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