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何歳になっても悩みは同じ

 読売新聞を読むと、「人生案内」の欄につい目がいってしまう。昨日11月30日は、「老人ホーム 人間関係で悩む」というタイトルで、有料老人ホームに住む80代の女性が、同じホームに住む90代の女性からプレゼントされたビーズのネックレスを身につけなかったことから、80代の女性が90代の女性から避けられるようになり、人間関係について悩んでいるという相談。

 先日、私と同じ40代の友達からも、会社の人間関係について似たような話を聞いた。2年くらい前、友達の勤め先の会社で、お局様が買ってきた海外旅行のお土産のお菓子を友達が食べなかったことから、友達はお局様から嫌われるようになり、今では挨拶もほとんどしない状態だという。

 海外旅行のお土産のお菓子は、友達の体質に合わないから手をつけなかっただけなのに、「お菓子を食べない人には、配る必要はないわよ」と、部署に頂いたお菓子全てが友達に配られなくなった。他の同僚たちも、お局様には逆らえないので、部署全体で、彼女に「お菓子外し」をしているらしい。

 先日、さらに別の友達からも、小学校3年生の娘さん(Aちゃん)のクラスでの話を聞いた。Aちゃんは、クラスメイトのBくんのことが好きなのだけれど、同じクラスの女の子(Cちゃん)から、「Aちゃんには、BくんではなくてDくんの方が合うって、私が教えてあげたのに、言うことを聞かなくて生意気」と言われて、今大変らしい。私の友達は「私たちの子どもの頃は、好き・嫌いと始めるのは小学校高学年くらいだった気がするけど、今は幼稚園から始まるからね」と苦笑する。

 冒頭に書いた「人生案内」の80代と90代の女性の話には、結局、何歳になっても、同じような構図で人間関係について悩むのね、と驚きのような、諦めのような、妙な納得をした。女性ならではのことなのかな、男性も似たようなことがあるのかな・・・。

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 昨日読み損ねた新聞を、今朝になってめくりながら、あれこれ考えた日曜日の朝でした。結局80代、90代になっても、人生悩みは尽きないようなので、40代は今日もぼちぼち生きていきたいと思います(^_^)