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極彩色で描かれる「美味しい」、杏耶先生のグルメマンガ

昨年に引き続き、今年の自粛期間中にハマっている食べ物がある。

それは「丼物」。

ご飯とおかずを一つの丼鉢に盛ったそれは、ながら食べすることはもちろん、洗い物が少なく済むところが魅力的だ。

「丼物」にハマった理由としては、マンガ家・杏耶先生の『ド丼パ!の影響が大きい。

ご飯の上におかずをのせるだけ

Twitterフォロワー18万人超えのマンガ家・イラストレーター杏耶先生のコミックエッセイ、『ド丼パ!』。

自身も"食べることが大好き"な杏耶先生が、Twitterに掲載していた「丼」レシピの数々が大きな話題を呼び、書籍化されたという話題の一作だ。

料理が苦手な人でも簡単にできるのはもちろん、時にアートさえ感じる「丼」で完結する美味しくて大満足なレシピの数々に私は夢中になった。

現在は、Twitterで一枚絵にして主食系からスイーツ系まで幅広いレシピを発信している。

極彩色で描かれる「美味しい」

杏耶先生の作品には、仕事に忙殺されながらも「自炊」だけは徹底している2人の男女のズボラな美味しいご飯を描いた『いいわけごはんという作品もあり、「丼」だけにとどまらない独自のグルメの世界を展開している。

全ての作品に共通することなのだが、杏耶先生の作品は全てフルカラーなのだ。

そして「食」に関する描写や色使いには並々ならぬ情熱を感じる。ピンと立った炊き立てのお米や、卵や煮物の照り、出来立ての料理から沸き立つ湯気...。

そんな思わず食欲を刺激するような極彩色で描かれる「美味しい」がそこにあるのだ。

まだまだ続く、自粛期間。

食べ過ぎかな...と思う時もあるが、杏耶先生が描く極彩色のグルメたちに導かれて今日も美味しい「丼」を堪能したい。

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